2023年04月27日

NanosizeMir・水谷・塚越の2023春参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です。今春といえば私的に楽しみにしていた水星の魔女二期が現在まさに放映中なのですが、制作が忙しく、まだ1話たりとも観れていないんですよ。先日きゅうりくんにこの旨を話したところ、「まだ3話だから大丈夫」との事でひと安心。今夜からM3までの間のどこかでイッキ観しようと考えています。実に楽しみ!

あ、春M3には私も行きます。イベ参加はだいぶ久々なんじゃないでしょうか。NanosizeMirスペース(A-13a)にいます。

さて、という事で今春の参加作品を纏めてゆきます。



■NanosizeMir(M3-2023春 頒布)

盲信サンクチュアリ - NanosizeMir 2nd Single

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歌唱・コーラス:水谷瑠奈(全曲)
作編曲、楽器演奏:塚越雄一朗(全曲)
作詞:らいね(tr.01)、塚越雄一朗(tr.02)
ボイス:Yuba(tr.02)

今回はシングルです!収録されるボーカル楽曲はtr.01「盲信サンクチュアリ」とtr.02「オバケなんていない!」の2曲。それぞれについて書いてゆきます。


・盲信サンクチュアリ

こちら、実は前回『狼の冬』にてお蔵入りした楽曲なんですよ。これに大幅な路線変更と大胆なアレンジを施した結果、歌詞や主旋律は据え置きであるものの、印象としてはほぼ別物として生まれ変わったというのが制作のいきさつです。

フィルタリングやグリッチングを多く用いたシンセサウンドと、加工的な4リズム構成とが格となる、これまでのNanosizeMirを踏まえれば異端的な音づくりで成り立つ楽曲です。前々よりこの路線をやりたいと考えていたんですが、これまではなかなかチャンスに恵まれなかったんですよね。

よい機会なのでここでいっぱつ披露した上で、またNanosizeMirでは今後についても、この路線ないしこれに則る派生的な路線を強化したいと考えています。活きの良いトラックに仕上がってるので是非お手にとり、聴き込んで戴けると嬉しいです!


・オバケなんていない!

NanosizeMirのYouTubeチャンネルの登録者500人記念曲として制作にあたった本楽曲、「MVとして仕上げたい」等のネタが先行し、結局かなりの製作期間を費やしてしまいました。

作詞も私なんですが、この前後でとにかく怪談系のまとめ動画を見漁っており(なおこの傾向は現在も継続中)、それがそのまま歌詞内容に反映された形に。特設サイト上にて私は「オバケ信じない派」とありますが、正確には「オバケ本当は信じたいけど全然おらんやん派」です。オバケどこにいるんです?

曲調としてはEDM的なミキシング手法をほぼそのまま、ラウドロックに取り入れた形ですね。「ぎゃーおばけだー」ボイス要員として声かけたYubaさんはデスボイスなんかもいけそうな感じなので、イントロにてそれを使えばよかったなと今になって思います。次の機会!


・【Music】2nd Single『盲信サンクチュアリ』(XFD) / NanosizeMir【M3-2023春】



・【MV】オバケなんていない! / NanosizeMir






■塚越個人として
 - YouTube及びサブスク

But Varny Bites!! - バーニー・ユィリス

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※リンク先はTuneCoreの楽曲サブスクページ

作編曲及びギター演奏を担当。作詞のお手伝い。
作詞:塚越雄一朗(NanosizeMir)、バーニー・ユィリス、Project:YuiRes

VTuber『バーニー・ユィリス』さんのオリジナル楽曲です!MV公開及びサブスク解禁にあたっての記念配信にてコメントを寄稿したのですが、そちらでも触れた通り、この楽曲について最初にお話を戴いたのって結構前なんですよね。陽の目をみる機会を与えてくださり、本当に有難うございます!

彼女のChにてエロから歌まで様々な分野で手腕を披露されているバーニーさんですが、こと歌唱に関していえば「本格派」この一言が刺さる、紛うことなき逸材です。「But Varny Bites!! 」の主軸となるのはあくまでも電波曲的な手法なんですが、なにせボーカリストがそれだけの方という事で、純粋な歌唱曲としてみても本格的かつテクニカルなものとして仕上がっており、この辺りは本楽曲が、他の電波曲群とは一線を画す部分です。

ちなみに小ネタ、この楽曲の2サビ後のCメロ(Dメロ?)部分はそこオンリーでループが組める様に構成されており、実際彼女の動画内でもBGMとしてそれが用いられていたりするんですよ。ともあれ今後も沢山聴いて戴けるとバーニーさん共々、とても嬉しいです。





■塚越個人として
 - M3-2023春 頒布作品

Labyrinth / 葉月ゆら

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tr.05『薄氷の恋』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:葉月ゆら

ゆらさん、前回の冬作品では荘厳というかシンフォニックな楽曲をお寄せしましたね。今回はそこから一変、ハデなやつです!

クラブ音楽界隈ではしばしば、過去の著名な既成曲をモチーフとする手法がとられますよね。まさにこの楽曲もそんな潮流に則ったもので、デステクノ系の音づくりや表現法を屋台骨として成り立っています。元々は結構な勢いで擦られてきた形ではあるんですが、今なりの、或いは私なりの要素も多く加えていますし、聴く方によってはむしろ新鮮かもしれませんね。

そしてそこにゆらさんの、キレのあるボーカルが加わるわけなんですが、今回はこれも非常にうまくハマったなあと感じています。総じて格好いいと自負できる仕上がりになっており、割とメランコリックな印象の強い今作全体の中で、イイ感じのアクセントになっていそうな気がします。



Lady Diamond / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.01『レディ・ダイヤモンド』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:後藤ハルキ

毎度ながら、作品名や或いは楽曲タイトルからしてレトロな香りがすごいですよね!「レディ・ダイヤモンド」かぁ…いいなあ。ルパン三世やらキャッツアイやらを彷彿とさせる感じですよね。

ビッグバンドジャズトラックです!このところハルキさんのもとでもシティポップっぽい雰囲気とか多かったんで、今回のこの形はある意味で原点回帰的といえましょうかね。ただハルキさん自身の歌唱力は今なお成長を続けていますし、私も私で及ばずながらサウンドを磨いてきているので、やはり総じて、より高い次元での擦り合せが出来るようになってきてるなと思います。

なんせ今回ハルキさんは制作時のやり取りにて、「やりきった!」と仰ってましたからね。サビ等におけるベンドやフォールを用いた表現等、要求値の高い旋律への順応性、すごいなって思います。やっぱハルキジャズ、いいですね。



Pale Memento / 花摘藍(Miniature fleur)

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tr.01『Pale Memento』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:花摘藍

00年代系の楽曲、絶対どこかでやりたいと今回考えてたんです。ここになりました!藍さんのピュアなボーカルには絶対合うというのと、おなじみゴシック系というテーマの範疇においても、そこから逸脱せず、うまく表現できるなと考えたからです。

というのも私、「定期的にSuperSaw音色を使わないけない症候群」を発症しており、当該音色の全盛はとうに去った現在においても、これがまだ収まっていないんですよ。折角なのでネオ00'sとでもいえるような音づくりも今後模索してゆきたいですがこの楽曲はあくまでもその手前、馴染みあるトランスポップとして仕上げています。

そしてその中核を成すのは音色云々ではなく、やはり旋律なんですよね。この楽曲でいえばサビ末尾部分等々、かつてよくみられた形をまだ懐にしっかり残しているので。適宜出してゆきたいなと。



透澄オプスキュリテ / BΣretta Crossrain

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tr.04『ビスクの心臓』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:BΣretta Crossrain

お初です、BΣrettaさん!ゴシック系の個人勢VTuber(Vsinger)さんですね。過去私が関わったボーカルさんでいえば浮森かや子さんあたりに通じるものがある、とても特徴的かつ繊細、そして耽美な歌声の持ち主です。

そんなBΣrettaさんにお寄せする本楽曲は、おそらく今回随一の、私的なステレオタイプのゴシックトラックになると思います。所謂「つかゴシック」ってやつですかね。そもそも今回、他の楽曲においてストリングスアレンジを殆ど行っていないという稀っぷりでして。結果的にそうなったまでなんですが、私的にもこれは意外。旋律的及び和声的な趣が(恐らく)ある、切ないながらもプログレッシブなトラックになっています。

なおタイトルから判る通りドール(ビスクドール)がテーマとなるわけですが、となるとやっぱホラー要素ちょっと入れたいと思いませんか。入れました!イントロの和声や音づくりでちょっとゾゾッときたらばまさに狙い通りです。



MechaNical×NEVERLAND / 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)

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tr.03『CorD=Boundary』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:小鳥遊めぐみ

ドリーミンな印象のジャケットイラスト&tr.01とは対照的な、リアリスティックな楽曲を今回私は担当しています。理想と現実、その対比を描いた本作におけるダークサイドトラックが「CorD=Boundary」というわけです。

曲調はタイトなヘヴィロックであり、エフェクティブなピアノトーンや或いはシンセを用いた、些かに退廃味の伴う近未来感をアドオンしています。また部分的にブルガリアンっぽい響きのコーラスを伴わせたりとプログレッシブな要素もあるものの、基本的にはイントロで定義したリズム感や編成でそのまま押し切るタイプのつくりを心がけており、それにより楽曲全体にて一貫したテーマ性を与えています。

そして今回のめぐみさんはですね、声の張り上げや部分的シャウト等々、ロック然とした歌唱が様になっており格好いいんですよ!これにより楽曲全体の勢いやパワーが引き立っているので、私的にもこれは、本楽曲における主たる推し部分ですね。



33th_DISCERE−Veritas liberabit vos− / 小鳥遊まこ(うたのは)

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tr.01『愛と学−Amor magister est optimus−』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:小鳥遊まこ

今回はゴシックなテイストでゆきたいという事で、当初私は上々段「透澄オプスキュリテ」の紹介文で述べた様な曲調を意図しデモを書いたんですよ。ところが制作の最中にお話を進める過程でやはりロック色を強めようと思い至り、かくしてこの、まるで地震の様なサビのリズムパターンを土台とするトラックが生まれたというわけです。

という事でこちらもヘビィロックですが、ただラウド系、メタル系の要素が強いですね。ドラミングではまさにツーバス系を想定していますし、ギターバッキングについても16分のブリッジミュートなんかを今回最も多様したのがこの楽曲です。

まこさんの歌唱にいてひとつ面白いのが、作品上の味付けという部分もあるかとは思いますが、テクニカルなメインボーカル×可愛らしいボイスのコーラスという構図なんですよね。本楽曲でもそれが全体に渡り繰り広げられる形でして、絶妙な個性を演出しています。こういうのって机上にて思い至る事はあるにせよ、実際やってみると結構難しい部分出てくると思うんですよ。まこさんはそのへんのバランスの取り方が巧みというか、まあそもそも根本たる歌唱力がやはり高いのでしょう!



Golden Night / 朝木ゆう(Euphony*)

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※リンク先はYouTubeの当該作品XFD動画

tr.02『乙☆BONE!サマー!!彡』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:朝木ゆう

前回の『NanosizeMir・水谷・塚越の2022冬参加作品まとめ』にてMVとして先行公開されたこの「乙☆BONE!サマー!!彡」、ついにCDに収録されます。めでたい!楽曲についてのお話は前回書いたので、今回は恐縮ながら省略しますね。

しかし格好いいですね、このジャケット。シティポップみの強いtr.01と相まって、オシャレな印象でとてもイイと思います。また描かれている車が軽だというところもリアリスティックで、現代社会を活きるOL感でてますね。





■水谷・塚越共通
 - M3-2023春 頒布作品

Caramel♡Bitter Decoration / Readiness Record(シイザカサユリ

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■水谷

tr.01『Caramel♡Bitter Decoration』の歌唱を、Yubaさんとのデュエットとして担当。

■塚越

同楽曲の作編曲及びギター演奏を担当。

歌唱:水谷瑠奈&Yuba、作詞:シイザカサユリ


■塚越

NanosizeMirの「オバケなんてない!」にて絶叫を披露してくださったYubaさんですが、そもそも歌がめっちゃ上手いんですよ。るなちに勝るとも劣らないまでも歌唱力、まじであります。これお世辞じゃないですよ、多分聴けばわかります

そしてそんな二人のデュエットをというお話を、サークル主であり本楽曲の作詞担当でもあるシイザカさんから戴いたんですが。テーマについて伺う上で「魔法少女」というワードが出まして、何を隠そう私はまどマギシリーズの大ファンなので、それを連想し若干影のある楽曲を書いたんですよw ですが楽曲の雰囲気としてはkawaiiものがベターという判断のもと、装飾的なアレンジを行う形で若干の方向転換を図り完成したのがこの楽曲です。

で、不思議な事に音楽って昔から、例えば明るいイメージのものを表現する際に、(マイナーコードの頻発等)明るくない表現を用いるのがベターとなる場合がしばしばあるんですよね。この楽曲にもまさにそういった側面が見られる気がしており、うまく纏まったもんだなと自負します。なので、要所にて複雑なコード等々用いていますが、雑感としてはkawaii。これでいいわけです。

■水谷

仲良しのYubaちゃん(5歳)と一緒に魔法少女になったよヽ(=゚ω゚=)ノ レガートやスタッカートを意識して全体的にメリハリをつけて、ちょっぴりお姉さんな雰囲気を意識して歌うように心がけました!



Flap my mind / Angelicca(Coma)

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■水谷

tr.02『君の愛したこの世界を』、tr.04『泣きっ面にスコール(新曲)』、
tr.06『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』、tr.07『光の彼方へ』、
tr.09『Recommence』、tr.10『Gratitude』の歌唱を担当。

■塚越

tr.06『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』のピアノ演奏を担当。


■塚越

今回再収録となる『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』ですが、当ブログでご紹介したのは2021年の春ですから、制作は実に2年前のことでしたね。

これまで、Comaさんにはコード進行のアドバイスとか随分してきたんですよね。その甲斐あってか、或いはご本人の成長の賜物か、かなりいい感じに楽曲がブラッシュアップされてきたなと感じます。過程で相当はまったらしきぼざろの効果もまたでかかったんだろうな…w

■水谷

今回新たにAngelicca歌唱担当した曲は、なんと失恋ソング! 個人的に失恋といえばバラードというイメージが強いですが、本楽曲は王道ロック基調ということで、悲しさを込めつつもどこか吹っ切るような、力強さを重視した歌唱を目指しました。




今回は以上となります。それでは皆様、よきゴールデンウィークを!またM3にいらっしゃる方は現地で会いましょう。



posted by 塚越雄一朗 at 22:05| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月28日

NanosizeMir・水谷・塚越の2022冬参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です。だいぶ寒くなってきましたね。長野は既に雪に覆われており、冬やなぁって感じです。

そしてこの冬あわせはとにかく『狼の冬』制作が大変でしたね…!当然ながらNanosizeMirの音屋は私のみなので、一人で音まわりをすべてこなす為には、時間はどれだけあっても足りないという感じ。なんとか乗り切り今に至ります。過程ではまた様々な発見もあったのでその辺りは次に活かしたいと考えつつ、ひとまずは今できる精一杯を詰め込みました。

さて、ということで2023冬纏め、いってみましょう!今回は上述の通りNanosizeMirの新作と、更には水谷分も含めます。
なお毎度の話になりますが、冬コミ等のイベントにおける頒布日やスペースNo.等は各特設サイトを御覧くださいませね。すべて纏めてゆくと大変なので!





■NanosizeMir

狼の冬 - NanosizeMir 5th Album

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歌唱・コーラス:水谷瑠奈(全曲)、塚越雄一朗(tr.03、tr.07)
作編曲、楽器演奏:塚越雄一朗(全曲)
作詞:塚越雄一朗(tr.02、tr.03、tr.07)、らいね(tr.04、tr.05、tr.06)
ジャケットイラスト:Yano

以下、各楽曲をご紹介。

・tr.01 『オープニング』

短曲ではあるんですけども、過去NanosizeMirってオープニング曲に結構凝ってきた経緯があり、今回もその例に漏れず、(良い意味での)拘りをもって制作しています。

・tr.02 『さんぽ道』

アルバムの最初を飾る楽曲としては(私的に)異例の、パワーバラードトラックです。Voの歌唱力が問われる1曲ですが、るなちがしっかりと歌いこなしてくれました。

・tr.03 『蒼い障壁 - Sprint Version - 』

過去にマキシシングルとして頒布した楽曲のリアレンジとなります。私を含んだツインボーカルトラックとして生まれ変わり、伴ってはアレンジもよりアグレッシブになりました。

・tr.04 『私の愛しのアルコイリス』

ジャンル的に「これ」とは形容し難い、今作中最も独創的な楽曲になると考えます。派手なパーカッションを主軸としたビート感が特徴です。

・tr.05 『柩とグルニエ

NanosizeMir初のゴシックトラックかつ、主軸となるビートは3/4のワルツという、ラウドな音作りながらにも、こちらも非常に個性的な楽曲です。

・tr.06 『創世、連綿たり』

ラウドめな音づくり中心に構成されている今作において異彩を放つ、ピアノバラードトラックです。抑揚をもって歌い上げるるなちのVoにも是非注目してくださいね。

・tr.07 『狼の冬』

滅びへと向かう絶望を歌う、今作の表題曲です。過去「青空の記憶」等の楽曲で定義してきた変則5/8〜6/8ビートを基調とした、NanosizeMirらしさのある楽曲といえます。

・tr.08 『エンディング』

ピアノ一本のエンディングトラックです。オーソドクスなピアノソロ的演奏法を基調としつつ、部分的に弾き崩したりと工夫しました。


■XFD試聴



■「狼の冬」Short ver.






■水谷瑠奈

シーランと、誰もいない海-TALENT3 / キネティックノベル

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tr.05『サザン 〜君の名を船に刻んで〜 』の歌唱を担当。
作詞:新島夕 作編曲:天休ひさし

ビジュアルアーツさん企画、キネティックノベルのコンセプトアルバム『シーランと、誰もいない海-TALENT3-』の、Tr.14「サザン〜君の名を船に刻んで〜」のボーカルを水谷が担当しましたヽ(=゚ω゚=)ノ

裏話として、最初はいつもの歌唱(Philosophyzっぽい感じ)でレコーディング時に歌っていて、すごく野太い声のシーランちゃんでしたw 天休さんやプロデューサーの竹下さんから、CD全体のコンセプトやヒロインのイメージをディレクションいただき、当初の歌い方とは方向性をガラッと変えて、シーラン本人が歌っているように努めました。少女っぽさを感じていただけたら嬉しいな!

そんな「サザン〜君の名を船に刻んで〜」、YouTubeでフル試聴できちゃいます。是非、下の動画リンクからチェックしてみてくださいね。






■ 塚越雄一朗


乙☆BONE!サマー!!彡 / 朝木ゆう



作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:朝木ゆう

ゆうさん!なんと今回は電波曲となっています。ですが所謂ロリっとしたあの感じではなく、楽曲テーマは『社畜』なんですよ。可愛らしくアッパーな楽曲とは裏腹に、面白おかしくも辛辣な内容が綴られており、ミキシングの最中私も笑ってしまいました…w やはりゆうさん自身のご経験がもと、なんですかねぇ。メインパートは勿論合いの手の各ワードにもひと工夫みられ、「こういう当てはめ方もあるのか!」と感心してしまいました。

音づくり面については、(電波としては)オーソドクスな4つ打ちビートを基調に、とてもタイトに纏めています。企画段階より上述のテーマを伺っていたので、それに伴うワードを多々入れ込める様、特には旋律面において工夫しました。Bメロにおいていったんマイナー調になったりするのもそれによるところですね!

なおこちらの楽曲は、来春頒布予定の新作CDに収録予定との事です。



Achroite / 葉月ゆら

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tr.06『黄昏の禁忌』の作編曲を担当。
作詞、歌唱:葉月ゆら

お馴染みゆらさん!今冬はこちらもまたお馴染み「黒」「白」企画なのですが、私はNanosizeMir新譜制作の為、今回は白のみの参加とさせて戴きました。

(歌唱曲としては)ラストトラックとなる今楽曲は根本的に、ポップスとしては制作していないんですよ。なので特にはサビフレーズや或いはサビ全体のサイズ、小節割等、歌唱曲としては少し特殊な纏り方をしているかと考えます。また特にB後半からサビにかけては"閉じた和声"を多用しており、その辺りも相まってゴシック的な美しさ、または退廃味がよく出ているかなと。決して目立つ楽曲ではないと思いますが、是非とも聴き込んでみて欲しいですね。きっとイイ味がでます!





今回は以上となります。よろしくです!
そして皆様良いお年を!


posted by 塚越雄一朗 at 19:11| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月17日

2023年1月1日より、既存CD価格変更のお知らせ

こんばんは、るなちだよ(=゚ω゚=)
今日は、NanosizeMirが過去に制作してきたたくさんのCDの価格変更のお知らせです!
昨今の情勢等踏まえ、いずれも値上げという形を取らせていただくことになりました。

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★2023年1月1日より★
・アルバム 1,600円(税込)→2,200円(税込)
・ミニアルバム・シングル 850円(税込)→1,100円(税込)
※2022年現在在庫がある全てのCDが対象です。
※デジタル配信は配信期間の関係上、順次変更となります。

通販サイトはこちら

2022年12月末までにご購入いただければ、変更前の価格でお求めいただけますので、もし「CD欲しいよ!」という方いらっしゃいましたら今のうちに是非!
年末には、コミックマーケットでNanosizeMir新譜を予定していますので、また別の記事で紹介していこうと思います。楽しみに待っててねヽ(=゚ω゚=)ノ
posted by 水谷瑠奈 at 19:58| Comment(0) | NanosizeMir情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月27日

塚越の2022秋参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です!

あくまでも私的にではありますが、この夏〜秋は刺さるアニメがすごく多いんですよ。
音楽に限らず、何か創作物を観賞するというのは本当に良い刺激になります。すべてのアニメスタッフにありがとうと云いたい!

さて、2022年秋の参加参加作品を纏めてゆきましょう。
今回はいずれも私個人となります。




■ 商業



KiRA☆KiRA / YURiKA

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tr.05『Key to my next gate』の編曲を担当。
作詞:霜月はるか 作編曲:折戸伸治 歌唱:YURiKA


過去には恋愛アドベンチャーゲーム「Summer Pockets / Key」等にて制作を共にした、実力派かつ自他ともに認める鍵っ子であるYURiKAさんのファーストアルバムです!多岐にわたり意欲的にご活動されていますが、フルアルバムのリリースはなんとこれが初なのですね。発売は11月11日なので少し早いですが、おめでとうございます!

さて『Key to my next gate』ですが、折戸さん作曲ということで布陣からしてKey曲を強く意識したものになっています。曲調も然り、氏が得意とする切なさを帯びたメロディラインに、ミドルテンポの4つ打ちを基調とした心地よいリズム感…。私自身はVA社員ではありませんが、過去のKey曲の一端を担った身として、「中の人」としての心持ちと共に編曲を行いました。




Merkmal / Rita

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(アルバム情報は左サイドバーの「New Album」をクリック)

tr.06 『Amal』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:Rita 


Ritaさんのご活動20周年記念アルバムです。こちらもおめでとうございます!20年間には本当に様々な事があったとお察ししますが、その上で、現在もなおご健勝でいらっしゃること、そしてご活動を続けていらっしゃることを及ばずながら本当に喜ばしく思います。

発売はまだ少し先という事で、現在はトラックリスト等の情報がでているのみ。よって本項に記載するのはいささか時期尚早かとも考えましたが、事前の告知は大事という事で纏めさせて戴きました。続報を待ちましょう!




太鼓の達人ドンダフルフェスティバル(Nintendo Switch)
/ バンダイナムコエンターテインメント

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追加楽曲『リトルホワイトウィッチ』及びギター演奏を担当。
作詞:祇羽 歌唱:愛原佳織 


初太鼓曲です!10月13日のアップデートにて追加された楽曲となり、つまり既に遊ぶことができます。(難易度設定にもよりますが)比較的高難度めの譜面として仕上がっている様で、また曲調そのものも「Djent」という楽曲ジャンルを模した箇所が多く、実にトリッキーなリズムパターンを擁します。

作詞担当の祇羽さん、そして歌唱担当の愛原佳織さんことかおりん共に、制作を共にするのは本当に久しぶりでして。かおりんについては前回となると桃箱さんとのユニット「ちぃむdmp☆」以来ですし、祇羽さんは更に前、氏が代表を務める会社「StudioGIW」制作のゲームへの楽曲提供にまで遡ります。時を経て、またご一緒できる機会に恵まれた事を嬉しく思います。






■ M3-2022秋M3あわせ



『 隣りにいるのは、アナタがいい 』
/ 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)

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tr.03『Reverberation』 - 作編曲、ギター演奏を担当。
tr.04『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』- 作編曲、コーラス、ギター演奏を担当。
両曲共に作詞、歌唱:小鳥遊めぐみ


めぐみさんです!今回はなんと2曲をお寄せしています。先ず『Reverberation』はエネルギッシュなロックナンバーとなっています。過去に「philosophyz -■(memorial)-」を制作したあたりからか、こういったアップテンポでラウドなロック編成に対し、あまり混ぜものをしない(ウワモノの挿入を控える)事がちょっとしたマイブームになっているんですよね。本楽曲もまさにそんな、今現在における私の趣向に素直な直球楽曲として仕上げています。

そして『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』はミドルテンポのシャッフルビート基調の、あたたかな楽曲となっています。こういう感じ、ジャンルとしてはなんと形容したらいいんでしょう。昔からある体裁ですし、何かしら呼び名もあるのかなあ。ところで本楽曲はカホンによるビートが主軸になっているんですが、これには手持ちのMEINL製カホンをもとに収録/作成した、自前のサンプルセットを用いました。今回新規につくったんですよ!私パーカス割と叩けるんで生とどちらにするか迷ったんですが、サンプルセット作成は後の役にも立つかなと。




おまえら、こ〜ゆ〜のがスキなんだろ?
/ 鈴咲のの(EtoilesFleur)

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(リンクはBOOTHの通販ページ)

tr.01『絶対幼女☆ののちゃんです!』の作詞、作編曲、ギター演奏、及びオタクを担当。
歌唱:鈴咲のの
オタク:ギュラ、きんじ、でん、凸、雪音、雪だるま、及び私


お初です、ののさん!VTuberとしてのご活動も準備中との事、今後も楽しみですね!私も応援しにゆこうと考えています。

タイトルからしてそれ以外を想像するのが難しいであろう通りの電波曲である今作では、「ののちゃん」による表現多彩なメイン歌唱と、そしてそれを取り巻くオタク達による熱演によって成り立ちます。クレジットに表記した通りなかなかに沢山のオタクが参加して下さって、その一端である私としても実に嬉しい限りです。仲間がいるって最高ですよ!ここはひとつオタ芸でも披露したいところですがそれはまたいつかの機会に。という事で皆様、今回はありがとうございました!




Prismtone / Sennzai(Seardrop)

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tr.05『Sacrificing Dolls』の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:Sennzai


今回も素晴らしい歌唱力を披露してくださるSennzaiさん。私の担当曲は、彼女に寄せる形としては恐らく初となる、ゴシック調をモチーフとしたものとなります。

といっても本楽曲で主軸としているのはバロックその他クラシック系の和声というより、部分的にスパニッシュだったり、或いはモードだったり、また或いはオーソドクスなJポップ等のミクスチャなんですよね。この辺りがかえってSennzaiさんのイメージによく合うんじゃないかなと。歌詞については奴隷や拷問をテーマとしたかなりダークなものなんですが、是非ともそんな中から、特有の美しさを見出して戴けたら嬉しいです。

頒布に先立ち、当該曲のMVが公開されておりますので貼っておきますね。是非ご鑑賞ください!






ハートビート・フィルム / 鈴湯

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tr.02『Glow of dream』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:鈴湯

こちらもお初ですね、鈴湯さん!過去には「殻ノ少女2(仮)ボーカリストオーディション」に合格され、以降ボーカリストとしてのご活動を意欲的に続けてこられた実力派です。Key作品の制作を通じ以前より面識はあったのですが、本件はるなちの紹介によりお話が纏まったんですよ。るなちさん、ありがとう!

表題曲『ハートビート・フィルム』の作編曲は竹下智博さんという事で、これまたちょっとKey味のある布陣なんですよね。そんな中での私の担当曲『Glow of dream』は若干のブラックコンテンポラリー感を有す、ロマンチックなバラードトラックとなっています。なんでも鈴湯さんはご自身のライブにおいて洋楽のカバーを歌唱される事もあるそうで、そんな彼女に歌って戴いてこそ映える楽曲に仕上がったかなと自負します。




自転黙示録−RotationApocalypse−
/ うたのは(小鳥遊まこ)

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tr.13『Rotation Apocalypse』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:小鳥遊まこ


お馴染みまこさんです!今回もやはりロックテイストの極めて強い楽曲をお寄せしました。歌唱力の上達が本当に目覚ましいまこさん、ラウドな本楽曲においても持ち味を十二分に発揮していますね。

思えば私はこういった活動の初期より、彼女への楽曲提供を継続的に行ってきているんです。とすれば最早、サークル「うたのは」の作品の大部分は私の作品といっても過言ではないでしょう。とすれば一端の参加者としての立場に留まらず、作品全体に一定の責任をもつべきだなと今回思い至りました。という事で皆さん、是非お手にとってくださいね!全13曲、素晴らしい仕上がりになっています。



Petal Letter
/ 霜月はるか&日山尚(しちごさん。)
× 中恵光城(ABSOLUTE CASTAWAY)

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tr.03『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:日山尚 歌唱:中恵光城

かつてリリースされた、サークル「しちごさん。(霜月はるか&日山尚)」「ABSOLUTE CASTAWAY(中恵光城)」との合同企画シリーズAnother Flower」。私も何曲かをお寄せしてきた本企画の新たな展開とひとつとしてリリースされる本作は、これまでのオリジナル楽曲のボーカルチェンジ版+新曲という構成になっています。

私の担当曲『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』は2013年にリリースされた「Another Flower II」におけるtr.02『妖花ト夢現(歌唱:霜月はるか)』を、中恵光城さんが歌唱したverとなります。彼女の豊かな歌唱力が遺憾なく発揮されており、また楽曲も(アレンジこそ同様ですが)新たなミキシングが成され、これらの両面において当時と今双方を感じ取る事が出来る仕上がりになっていますね。

ちょっと裏話、2013年当時の楽曲データは32bit環境で構築されている為、現環境で呼び出す事ができず、ミキシング前状態のデータをお渡しできなかったんですよ。ところが当時ライブ用にと書き出したステムデータが存在していた様で、それをもとに今回の音源を構築して戴きました。その節はご迷惑をおかけしました!




喫茶リトルノ / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.03『Live in the Moment』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:後藤ハルキ

先程まこさんの項で述べた旨、ハルキさんの作品においてもいえると考えます。シティポップや或いはジャズ系楽曲等を持ち味に昭和レトロ的雰囲気を長く構築してきたその道筋においては、ハルキさんのボーカリストとしての成長と共に、私自身の成長をも感じ取る事がきっとできるでしょう。

もともとジャズ系等が得意な私にとり、ハルキさんが提示する世界観は非常にマッチしているんですよね。これは本当に喜ばしく、ぶっちゃけ奇跡的だと思っています。ですが時にはそれらから離れた形もありだろう!という事で、今回のこの『Live in the Moment』は、80'sガールズポップをモチーフに、エッセンスとしてピアノ伴奏等におけるジャズ味を加えたものとして仕上げました。若い世代にどう受け取られるかは未知数ですが、こういった形を引き出しにもつ者として、少し披露してみたいなと今回考えまして。




ノーカラーヒロイン / 紗智(ハッカドロップ。)

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tr.05『Code:Void』の作詞、作編曲、ギター演奏、コーラスを担当。
歌唱:紗智

おいも大好き紗智さん!いずれおいもソングも書きたいなと思いつつ、今回の作品のテーマは「色(もしくは無色)」です。

世には様々な色が存在しますが、ある面においてはそれらすべてを内包し、そしてまたある面においてはそれらによる干渉を受ける手前の無垢として、無色(白)という概念があります。私の担当曲『Code:Void』はまさにその無色について綴ったものなんですよ。そしてそんな歌詞内容と共に繰り広げられる楽曲もやはり、とても純粋なガールズポップとなっています。昨今流行りのあらゆる楽曲ジャンルへと枝分かれする前の、ポップスとしてのあるべき形。自然な形。それを目指しました。




Mythe et Jouer / V.A.(Y.U.I.S)

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(リンクはTwitterにおける、HARU/FiAさんの本作品告知ポスト)


tr.07『帰天』の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:皇黄リリエ

こちらはですね、tr.06『クロイツバサ』において作家としても参加されているHARU/FiAさん主導の、ゴシック系(の得意な)作家×ゴシック系VTuberというコンピレーション企画なんです。クラウドファンディングによりはじまった本企画、無事に制作過程を終え、新作としてこの様に告知できる運びとなりました。先ずは参加者一同、そしてご協力くださったファンの皆様、本当に有難うございます!

そしてグーテンモルゲン!という事で、私の担当楽曲『帰天』においてボーカルを担当されるのはVTuberの皇黄リリエさん。イラストやLive2Dアニメーション制作までもを一手に担うものすごく多才な方なんですけども、(日頃の配信にて披露しておられる様に)歌唱力も類稀なものをお持ちです。すごいですよねぇ〜。

そして楽曲です。「帰天」とはカトリックにおいて「死」を意味する語句ですが、本楽曲においてはそれを拡大解釈したものとして用いています(具体的には人ならざる者への転生を指します)。そんなファンタジックな世界観をベースに、悲壮感と透明感双方が伴う、リリエさんらしさのある楽曲として構築しました。彼女の歌唱表現も相まって、展開豊かではありつつとても馴染みやすい仕上がりになっていると思います。






今回は以上となります。そしてこの秋あわせの日程消化を期に、
NanosizeMir新作に向けて本腰を入れてゆきます!

posted by 塚越雄一朗 at 22:46| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月07日

塚越の2022夏参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。今夏は猛暑と大雨とが相次ぐ、非常にピーキーなものになっていますね。いずれにせよもう少し穏やかであって欲しいと願うばかりです。

さて、それでは2022夏の参加作品を纏めてゆきましょう!
といっても今回掲載できるのは1作品のみなので、そのぶんしっかり書きますね。


■ コミックマーケット100あわせ
 (2022/08/13〜08/14、東京ビッグサイト)

Lost Eden / 葉月ゆら

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tr.06『The Other Side - Evil Succubus -作編曲、歌唱、ギター演奏を担当。

 作詞:海兎&葉月ゆら
 歌唱:葉月ゆら&塚越雄一朗(NanosizeMir)




お馴染み葉月ゆらさんの新作です!今回はゴシック系に傾倒しきっているという感じはなく、意外性たっぷりのtr.01にはじまり、個性豊かな方向性の楽曲が目白押しなんですよね。とても楽しい作品に仕上がっていそうです!

そんな中での私の担当楽曲『The Other Side - Evil Succubus -』はなんと、ゆらさんと(ボーカリストとしての)私とのデュエット曲になっています。共に歌うのは今回が初というわけではないんですが、前回となると2020春頒布の『Cherry Melody』に収められた楽曲「鉱石メロディ」まで遡る形になるので、かなり久しぶりですね。

年始くらいに、「今年は歌もちょっと頑張りたい」という様な事をTwitterで書いた覚えがあるんですよ(うろ覚えですが)。やっとこの夏、その発言についてひとつ、形を示せたかなと。ご提案そのものはゆらさんから戴いたのですが、実に素晴らしい機会となりました。ゆらさん、有難うございます!

楽曲中では歌唱のほか、部分的にシャウトしたり、或いはラップしたりもしています。収録にあたり日を分けたりは今回しなかったので、収録直後にはだいぶ声が枯れましたよね…るなちとのモンハン配信♯1内で少しお話した通り。とはいえ役割の主たるはやはり歌唱そのものだと考えますので、最初に収録して戴いたゆらさんの素敵テイクを参考に、歌唱表現、とめはね、或いはビブのタイミングや波の大きさ等々…2人のマッチングという点に気を配りながら頑張りました。

ビブといえば最近私は、オーソドクスなものと、所謂「ちりめん」等と呼ばれる、波の極めて細かいものの2つを使い分ける様にしているんです。ここだけの話、後者は以前とある遊戯機系の歌唱依頼をこなした際、リファレンスとされる歌手の歌クセを真似る様な形で、場当たり的に身に付けたんですよ。以後それをより自然なものとして身に付けようと結構練習しまして、ここにきてやっと少し、表にだせるだけのものになってきたという自負があり。



さてさて、作編曲面についても少しお話しますね。平たくいってしまえばラウドロック、オルタナティブロック系の楽曲となります。同人界隈って(とくにここ数年は)デジタル系楽曲の比重が高い分ロック系は押され気味かなって思うので、いちギターリストでもある手前、ロック要員としてもここはちょっと張り切りどころですね。

なので今回は例えばストリングスアレンジであったり、或いは部分的なシンセ音の行使等、「ロック」というイメージに対し混ざりっ気にあたるものは殆ど用いていません。"できる"からこそ"やらない"という選択肢にも妙味が生まれる…ここはアレンジャーとしての私の強みであると自負しますので、今後に至り意識し続けてゆきたいところです。

なおギター演奏にあたり用いた個体はSCHECTERの"Hellraiser Extreme C-1"です。あまりこの辺りの話をしてきていないと思うんですが、私は歪み系のギターrecに際し、今は基本的にこれを使っていますね。EMGのアクティブピックアップはサスティンも豊かですし、ローノイズで処理も楽なんです。車でいったらオートマのSUVみたいなものです!




今回は以上となります。宜しくです!
あとそうそう、最近我々NanosizeMirはYouTubeチャンネルをはじめたんですよ。

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現在のコンテンツはラジオ&ゲーム配信、及び過去リリースした作品のサブスク配信などです。
今後はさらに楽曲公開などをはじめ、様々なことに挑戦してゆきたいと考えています。
お暇な際にでも是非、みにきてくださいね。
各動画へのチャンネル登録や高評価、コメント等戴けるとるなち共々とても喜びます!

posted by 塚越雄一朗 at 18:25| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする