2024年04月26日

水谷・塚越の2024春参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。長野においても既に桜は大部分散っており、夏に向かってゆくその気運を肌で感じる時分です。今日などは日中最高29℃という事ですが、まだあまり暑いという感じはなく、"快適"の範疇といえるかなと。年中これくらいだったら過ごしやすくていいんですけどね〜。

さてさて、2024年春の参加作品をまとめてゆきましょう!今回は水谷の分も含め一挙にご紹介。
なおNanosizeMirのYouTubeチャンネルにおける月イチ雑談配信(毎月第4金曜)においても、同人即売会等が直近で控えている際、参加作品について語らうという試みをこのところ行っています。

今月の当該配信はまさに本日の21:00から、内容も上記の通り!よければ観にきてくださいね。動画の切り抜きはいまのところ行っていませんが、アーカイブは残すので後日の視聴も可能です!



■水谷個人

愛に行くから恋で来た / 満月と地球儀
春M3 スペースNo. 第一展示場:A-10a

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tr.02『キミツナギ恋予報』の歌唱を担当
作詞:シイザカサユリ、作編曲:ヨッシャ!!E.J.R

以下は水谷からのコメント。

"青春"や"恋"をテーマにした楽曲ということで、歌い方もいつもの水谷よりかわいめを意識してみました!

1番と2番で歌詞に合わせて、「私」の表情変化がわかるような表現を心がけてみたので、フルサイズで聴くときはその点も是非注目してみてくださいヽ(=゚ω゚=)ノ




■塚越個人

Capricious Juliet / 後藤ハルキ(A little bit)
春M3 スペースNo. 第二展示場:う-01a

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tr.01『週末の約束』の作編曲を担当
作詞・歌唱:後藤ハルキ

ハルキさんのシティポップみ深い新作です。ジャケの雰囲気もまさにそんな感じで、毎度ながらイイですねぇ。

んで私の楽曲ですが、あくまでも私的な気分上これはフュージョンなんですよね。なんというんだろう、特に昨今のリバイバルブームとしてのシティポップって、比較的新しめのクラブサウンドの流れを一部汲み、所謂"引き算でのアレンジメント"を積極的に行うイメージがあるんですよね。だから仕上がりもタイトになるし、懐かしさも含みつつ時代に合った仕上がりになる。

対してこの『週末の約束』は、意識的な音の間引きを殆ど行っていないんです。加えこの和声や旋律、やっぱジャンルを自ら形容するのであればフュージョンだよな、ということで。



架幻世界冒険譚 第二幕「一粒の縁」 / 小鳥遊まこ(うたのは)
春M3 スペースNo. 第一展示場:C-19b

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tr.03『一粒の縁』の作編曲を担当
作詞・歌唱:小鳥遊まこ

まこち!今回は珍しくダンスポップな仕上がりになっているんですよ。というのも…

先ず作品全体のテーマは「大正ロマン」でして。そしてそれは勿論、従来通りのロック系トラックでも十分に実現可能な方向性なんですよ(例えば事変っぽい雰囲気とか、思いつきやすいですよね)。ただこの際の別件にて私はジャズトラックの制作に勤しんでおり、かつこのところギターを弾きすぎているというか、そこに比重を置きすぎているなという意識もあって、その両面において気分的な棲み分けをしたくて。

んでダンスポップというのはプログレッシブな音づくりを柔軟に行えるジャンルですから、上記テーマに対してもより直接的なアプローチが出来るわけです。そこでこの曲を聴いて欲しいんですが、どうでしょう、紛うことなき大正ロマンでしょ?そこですよ!


四季彩Bland New Days / Readiness Record
春M3 スペースNo. 第一展示場:A-11ab

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tr.02『Reminiscence』の作編曲を担当
作詞:シイザカサユリ、歌唱:Yuba

前回の纏めにてまず単曲でのリリースを告知した当楽曲、他の四季仲間たる楽曲達と共にめでたくCD頒布となります。

YubaさんのYouTubeチャンネル「ゆばのおうち。」におけるライブストリームのED曲として現在用いられているので、視聴者にとっては既に耳馴染みのある楽曲となっているかもしれないですね!


Proud Echoes / Sennzai
春M3 スペースNo. 第二展示場:あ-13a

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tr.01『白蓮華』の作詞・作編曲を担当
歌唱:Sennzai

せんざいさんです!今回の作品テーマは「アジアンエスニック」ということで、だいぶ様々な楽曲性を許容する反面、実際制作に入ってみたら作風被りが発生しそうな方向性でもありますよね。ご本人もその点には注意を払っていたご様子でしたが、私も私でひと工夫、或いはひと工夫以上を巡らせまして。

という事でガムランサウンド及びガムラン系スケールを踏襲した当楽曲、それにマッチする歌詞イメージとして「仏教的な世界観(ないし死生観)」を綴りました。なおコーラス歌詞は(私的に「Nano語」などと呼んでいる)いつもの造語と、サンスクリット語ベースの造語とのハイブリッド構成になっています。書かなきゃ誰も気づかないからね…!

一聴すると迫力ある楽曲にも思えるでしょうが、私的なイメージとしてはむしろ「素朴なバラード」。塚越サウンド道すがらなりにも非常に私らしい楽曲かなと。


Precious Blood / 葉月ゆら
春M3 スペースNo. 第二展示場:サ-02ab

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tr.06『イヴとリリス』の作編曲を担当
作詞:月棘苑子、歌唱:葉月ゆら

お馴染みゆらさんです!「このところギターを弾きすぎている」と前述しましたが、それでも必要なところでは勿論弾きますとも。こちらも実は「少しエスニック味のあるものを」というご要望のもとに制作しており、とはいえ実はデモ段階ではあまりそういった要素が表層化しておらず。その分をアレンジメントで補った形ですね。

ゆらさんは歯切れのよいVoが持ち味であると兼ねてより書いてきていますが、音づくりにおいてもそれに追従するか、或いは持続的かつ安定的なサウンドでもってレガートにバックアップするか、結構二極的なんですよ。今回は前者!キビキビとね。




今回は以上となります、宜しくです!


posted by 塚越雄一朗 at 16:08| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月24日

塚越の2023冬参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。暖冬なのだろうと高を括っていたら寒波…まあ冬とはそうあるべきものなんですが、とはいえ寒さは堪えますねぇ。

私は長時間の屋内滞在が苦手なタチでして、こんな時期であれ何であれ外には出たいんですよ。雪が舞う中でも率先して外出しようとするのはなかなかに動物的というか衝動的な振る舞いだなあと最近思うのです。そんな自分は案外と、非常にステレオタイプな芸術家ハダなのかも?

さてさて、2023年冬の参加作品をまとめてゆきましょう!




■塚越個人 - 商業

Little Goody Two Shoes / AstralShift & Square Enix

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※リンク先はSteamの「Little Goody Two Shoes」ストアページ

以下の楽曲の製作を担当(トラックナンバー及びタイトルは Official Soundtrack より)
・tr.56 Das Ende - 作詞・作編曲を担当。歌唱:Yumemi Caelestis

・tr.31 Shrine of the Patroness - Church Theme - 作編曲を担当。
tr.41 Ceramic Grove of Wheat - 作編曲を担当。
・tr.42 Bedwed Forest of Berries - 作編曲を担当。
・tr.56 Das Ende - 作詞・作編曲を担当。歌唱:Yumemi Caelestis
・tr.61 Das Ende - OFF Vocal - 同上。
・tr.64 Andenken ~ Memory - 編曲を担当。

製作 - AstralShiftさん、販売 - SquareEnixさんによるアドベンチャーRPGゲームです。本年10月9日に発売となり、おなじみMetacriticサイトのメタスコアで84を記録するなど評判となりました。プレイヤーからの評価も上々であり、私としても実に嬉しい限り。皆さん、プレイしてくれてありがとう!

ファミ通.comさんも当時、レビュー記事を掲載してくださったので載せておきますね。

残念ながら日本語字幕にはまだ未対応なのですが、ゲーム性としては国内のプレイヤーが極めて受け入れやすいものになっているので、是非とも臆さずプレイして欲しいなと思います。対応ハードはPS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)なのですが、PS5版とXbox Series X・S版は国内未発売なので、我々がアクセス可能なのはSteam版のみということになりますね。現在当該サイトではSquareEnixさんのウインターセールが開催されており、本作も対象で-20%の¥1,936です。買いどき!

そして本作における私の担当楽曲は上記の通り。曲数多いので個別には書きませんが、いずれの楽曲もゲームの世界観やプロットをもとに、AstralShiftの主催さんとの幾度にも渡るやり取りの上で成り立っています。

また唯一の作詞担当曲である『Das Ende』は本作のEDテーマです。マルチエンドであり複数の結末が存在する本作の、それらのすべてを総括する楽曲としてのワード選びを心がけました。

最後に英語コメントも添えておきますね。

Hello to all English speakers!

First and foremost, to those who have played "Little Goody Two Shoes," thank you very much for playing! And to those who haven't played yet but are interested, Let's play it!

I'm "Yuichiro Tsukagoshi", a JP's composer worked on the ED theme and several BGMs for this game (you can see the list of the songs I handled above). I composed them carefully to enhance the enjoyment for players and to create a more immersive experience.

The world of "Little Goody Two Shoes" is incredibly unique and captivating. It skillfully blends retro 90's anime styles, cute and nostalgic fairy-tale features, and chilling horror and occult elements.

Creators gathered from various countries worked hard, transcending language barriers, each striving to bring this world to life. The leader of AstralShift, overseeing these efforts, seemed a bit busier than one might worry about... 😄

Nevertheless, overcoming numerous challenges to bring this work to life and having many players enjoy it brings me great happiness. I hope this feeling reaches everyone!




■塚越個人 - 個人(同人)

Reminiscence / Yuba

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※リンク先はBoothの当該曲頒布ページ

作編曲及びギター演奏を担当。
プロデュース・作詞:シイザカサユリ、歌唱:Yuba

秋から冬への移ろいを歌う当楽曲は、季節をテーマとした連続リリース企画の第3曲目にあたります。比較的アップテンポかつナチュラルで哀愁のある曲調をという要望をうけ、ボーカルを担当するYubaさん持ち前の歌唱力と、そしてボーカリストとしての彼女に対する私的なイメージをも踏まえ、この楽曲を構築しました。

またアレンジメントにおいては部分的なグリッチ処理を用いているのですが、先日の雑談配信でもお話した通り、これは作業当時にYubaさんが若干ダウナーな状態に陥っていた事に端を発するものです。つまりこのアレンジはあの時あのタイミングならではの、いわばダウナーバージョンということですね!エモめな旋律も相まって、イイ感じに緩急ついてるなと自負する次第。

というかこの曲ってYoutubeにも上がってたんですね?私全然知りませんでした…云ってくれればいいのにw ということで折角なので動画リンクも貼っておきましょう。どうやらPCにてBooth上に埋め込まれた動画からYoutubeに飛ぼうとするとエラーがでるようなので。




Enchante / 葉月ゆら

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tr.01 『罪に濡れた魔女』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

続きましては3連ゆらさんです!なおここからは冬コミ頒布もある作品なので、ついては彼女の冬コミスペースも記載しておきましょう。

C103 スペースNo: 東館7 a-44ab

さて、この「Enchante」はベストアルバムという名の、「ゆらさんとはこういった雰囲気のボーカリストですよ」という事を改めて紹介するための、いわば名詞的な位置付けの作品となっています(ゆらさん曰く「はじめましてアルバム」とのこと)。

そんな条件にあう楽曲して抜擢された私の楽曲は、2015年冬にリリースされた「罪に溺れた魔女」ですね!とても特徴的なサビ旋律が持ち味の、ダンサブルでアッパーなゴシックトラックです。

現在の私と比較すると音づくりにおいて目指しているところに結構な相違があり、荒削りと思える箇所もありつつ、これはこれでいいな(新鮮だな)と自ら思えますねぇ。というかこのサビ旋律…今書けるかなw ひとふた工夫あって面白いですよね〜これ。



Mell Sweet / 葉月ゆら

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tr.02 『Petite Sorciere -小さな白い魔女-』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

次にこちらは、恒例の白ゴス/黒ゴス同時リリース企画のうちの"白"のほう。彼女に寄せる楽曲としては珍しい、スローテンポかつ6/8拍子基調のパワーバラードトラックです。

特に同人においては派手な楽曲を書く者としてのイメージが定着してきている向きもある様な気がしつつ、私はミドル或いはスローテンポの楽曲もとても得意で、割と喜んで書きます。というか私の(ミュージシャンとしての)出自はプレイヤーですから、アップテンポであれスローであれ、自らが演奏しやすい和声やテンポ感こそが結局のところ至高なんですよね。

そしてバトンを渡す相手であるボーカリストゆらさんですが、長い活動歴を経て尚今、明確な成長ぶりを聴いて取れるなと最近感じています。特にこの楽曲ではそれが明確だなぁと。元々多様な表現力をお持ちですが、それが更に幅広になり、懐が深くなりましたよね。すごいなぁ。


Laura Bitter / 葉月ゆら

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tr.02 『sorciere noire -惑いの黒い魔女-』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

最後にこちらは"黒"のほう!ダンサブルかつ従来の(私がゆらさんに寄せてきた楽曲たちの)系譜にある、正統派な葉月×塚越曲といえるでしょう。

最近はエレキギターパートをより効果的かつ(他種のダンストラックに対し)明確なアドバンテージとなるような使い方を心掛けており、その為のひとつの解として、かなり局所的・限定的に用いる事が増えています。この楽曲もまさにそれで、例えばサビ前半にはそもそもエレキギターパートが存在せず、対してサビ後半はエレキギターのみでウワモノを構成しているんですよ。超極端。

音づくりは"足し算"主体で行うか或いはその逆、"引き算"を常に意識するかでだいぶ変わります。前者には前者の良さが明確に存在し、それが必要である事も実に多いんですが、ことプログラミングとしての興や趣きをストイックに追求するのであれば断然後者だと思えるんですよねぇ。そんな私の、ある種独善的な遊び心がつまった楽曲といえそうです。




今回は以上となります、宜しくです!

冬コミを経ていよいよ2023年も終わりますね。皆さんにとって今年はどんな一年でしたか?それでは良いお年を!


posted by 塚越雄一朗 at 20:09| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年10月28日

水谷・塚越の2023秋参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。秋合わせラッシュを無事終えたことで、しばらくガマンしていたストリートファイター6を、遅まきながらついに始めることができました。やったぜ!

早速先んじている友人らと対戦してみたところ、当然ながら足元にも及ばずボッコボコということで、暫く猛練習です。飛び級が可能なランクマはプラチナ★4からのスタートとなりました。

さてさて、ゲームの話はこの辺にして。今秋の参加作品を纏めてゆきます。

NanosizeMirのYouTubeチャンネルでも参加作品について簡単ではございますが話しましたので、合わせてご覧になってください!




■塚越個人 - 商業


太鼓の達人ドンダフルフェスティバル

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8月3日追加楽曲『ミンナノカキゴオリ』の編曲及びギター演奏を新規に担当。
作詞:祇羽 作曲・歌唱:ボンジュール鈴木

夏に追加された楽曲なんですが、その際はまとめ記事作成を行わなかったので、事後ながら今回に含めました。

特徴的かつ魅力的なウィスパーボイスが持ち味のシンガーソングライター「ボンジュール鈴木」さんをフィーチャーした当楽曲は、軽やかかつタイトな16ビート基調のエレクトロポップスです。渋谷系的なアプローチも要所で意識しつつ、基本的には新しめかつ私らしいアレンジで纏めています。

ウィスパーボイスによる歌唱には格別の透明感があり、テーマである「カキゴオリ」というワード(というかこの曲では"概念")ととてもマッチしていますね。祇羽さん的にこれは狙ってのことだったのでしょうか?であればやるなぁと思います。



Coming Soon...

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近く情報公開できると思います。それ次第更新します!





■水谷個人 - 同人

Maple Leaf BOX II / 霜月はるか(Maple Leaf)

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tr.14『エルダリア〜祈り咲く森〜』のコーラスソプラノパートを(コーラス隊の皆様と共に)担当。
作詞:日山尚 作曲:霜月はるか 編曲:岩垂徳行

以下は水谷からのコメントです。

一般公募で集まった総勢40名以上のコーラス隊の皆さんが参加されている企画で、霜月はるかさんの繊細な歌声が重なり合う壮大な楽曲となっております。

ここまで大人数で行う規模の収録は私自身初めての経験で、準備や当日の練習、本番含めてとても良い経験になりましたし、楽しい思い出となりましたヽ(=゚ω゚=)ノ 秋M3で先行販売、11/20(月)リリースとのことですので、是非チェックしてみてくださいね!





■塚越個人 - 同人

Spooktacular / 葉月ゆら

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tr.03 『ツギハギ男爵と欲張りメイド』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

ゆらさんです!今回のテーマはハロウィンということで、従来とは少し異なる、まるでテーマパークのようにきらびやかな楽曲が目白押しとなっています。

そんな中での私の担当曲『ツギハギ男爵と欲張りメイド』はまさに賑やかし担当という感じで、アップテンポでサイケなダンスビートをベースに、アコーディオンや或いはペット等のウワモノを装飾的に用い、雰囲気を構築しています。制作時は「オッカさんあたりと曲調かぶるかな?」と若干懸念したのですが、心配無用でしたね。うまく棲み分けできたようでよかった!

小気味のよい曲調に、ハキハキとしたゆらさん従来のボーカルが見事にマッチしており、楽曲のキレっぷりはこの上ないものと自負します。また超低域の処理に気を配ったミキシングもばっちりハマっていそうですね。



Cinéma Mélange / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.04 『Rainbow』の作編曲及びギター演を担当。
作詞・歌唱:後藤ハルキ

ラテンやシティポップ、或いはタンゴ…等々、レトロ+アダルティ(ムーディ)+お洒落というサークルテーマに根ざし、ハルキさんのもとではこれまで様々な楽曲ジャンルを構築してきました。ですがこと私+ハルキさんというコンビネーションの原点はこの形!ボーカルジャズです。

積年の活動期間を経て、ハルキさんもどんどん進化してきました。なにかしらの節目が今作に存在するわけではないと(恐らく)思いますが、私的にはこの『Rainbow』を、我々の活動と、その過程での成長を描き留める記念としたいなぁと。

同人音楽における「ジャズ」というジャンルに対する需要はニッチでありつつ、確固として存在していることを私も認識しています。また、ボーカルさんにとってはとてもチャレンジングかつ憧れのある曲調であることでしょう。それを偽りなくしっかり担える者として、私のアイデンティティの一端としこれからも高めてゆきたいですね。



HYPNOSONIC / 棗いつき

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tr.05 『Son macabre』の作詞・作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:棗いつき

いつきさんソロです!本アルバムには「私の音楽で人が●ぬ」という意味深なキャッチが付与されていますが、『Son macabre』はその暗黒面の権化とでもいうべき、とても象徴的で掴みどころのない、カオスなトラックです。

先ず1つ。試聴にて聴くことが可能な楽曲の一端をもって、「ああ、この曲はこういう感じか」と定義してはいけません。ともすればそれは、大きな誤りとなるかもしれないかもです。本楽曲のサビは前半と後半に二分され、それぞれまるで別の様相を有します。ニュートラルな気持ちで、空虚な心もちで以て聴くのがお勧めです。

そして同時頒布となる「レコード風キーホルダー」にはなんと、本楽曲の造語版が収められています。従来版とは異なるアプローチのボーカルワークが冴えるトラックとして仕上がっているので、こちらも是非入手してくださいね。



喫茶マヨナカ / mia(airy bird)

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tr.01 『マヨナカコーヒー』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:mia

お初です、miaさん!素朴でまっすぐなボーカルが魅力的な歌い手さんです。そして作品の一曲目を飾る当楽曲はなんと、ボーカルジャズトラックです。1つの時期にて重複することが極めて少ないジャンルなので、私的に少し驚いています。

最も楽曲を構築するうえでのアプローチは、それぞれ異なります。舞台を彷彿とさせるような雰囲気を狙った前述『Rainbow』に対し、こちら『マヨナカコーヒー』はドライめでシマりのある音づくりに。またサビ部分のドラミングには従来ジャズ系ではあまり用いられない4つ打ちを採用し、よりアッパーかつキャッチーなアレンジメントを行っています。

テーマとなる「コーヒー」は様々に味変できる便利な飲み物ですが、根底にあるコクや苦味こそが最大の魅力ですよね。この楽曲もまさにそんな感じで、様々な装飾を楽しみつつ、筋の通った旋律とボーカルの旨みを見いだして戴けたら願ったり叶ったりですね。



Dear, My Days! / ななひら(Confetto)

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tr.05 『Cheerful Days』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:植木直敬、らいね 歌唱:ななひら

久々のななひらさん曲ですがさて、大変おまたせしました!この『Cheerful Days』は、PS4/Switch向けADV【こちら、母なる星より / 日本一ソフトウェア】のテーマソングであり、そのフルサイズ版です。

少女というミニマルな視点から、はるか空の彼方の宇宙を望む…そんな楽曲テーマを有す当楽曲には、日常を謳歌するような素朴さと、人智を越えた対象に想いを巡らすスケールの大きさ、双方の側面を有しています。それは歌詞原案を創作され、楽曲の監修を行った植木さんによって定義されたものであると同時に、あくまで気さくで人あたりがよい存在ながら、多くのファンを有し、それらをターゲットにご活動を続けているななひらさんご本人のようだなぁ、とも。

ところで今バージョンですが、ゲームMVにて用いられた前半部分についてもすべてボーカル再終録及びリミキシングを行っています。もともと従来のななひらさんボーカルよりもちょっぴり大人っぽく歌われたいたんですが、今回は更にその色合いが濃くなっていますね。「大人なひら(おとななひら)」、楽しみましょう!



NATURA / 小鳥遊まこ(うたのは)

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tr.06 『Futurapax−願−』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:小鳥遊まこ

リリースの度に成長し、私(と水谷)を驚かせてくれるまこさん。普段よりも優しめ(といいつつロックテイストはしっかり残していますが)の雰囲気で纏めた当楽曲においても、やはりそれは同様でした。

彼女のボーカルを称えるに相応しい文言として、「滑らかで美しいレガート」というのが挙げられます。これまでは比較的アグレッシブな楽曲を提供する事が多かったのでその様相は幾分か限定的でしたが、今回に関してはほぼ全編にて見受けられますね。声質や発声法等の成約を受け、レガート表現を苦手とする歌い手さんはなかなか多いものです(私もまさにそれです)。異才を放っているといってよいでしょう。

楽曲ですが前述の通り、今回はED担当という事で、基本的には幾分か優しめのつくりをしています。ですがひとつ伝えておきたい、超重要事項が。私の楽曲(特にNano曲)をプログレっぽいと評する方がいますが、それはあくまでも私がキーボーディストであり鍵盤を核として音づくりを行う事に起因します。よって当の私自身は(プログレを)まるで意識してきませんでした。ですがほぼはじめてといってよいでしょう、この楽曲は例外です。事前にジョジョアニメを一気見してましたから…それの影響です。どんなもんですかね!?




今回は以上となります。よろしくです!

posted by 塚越雄一朗 at 18:26| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月27日

NanosizeMir・水谷・塚越の2023春参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です。今春といえば私的に楽しみにしていた水星の魔女二期が現在まさに放映中なのですが、制作が忙しく、まだ1話たりとも観れていないんですよ。先日きゅうりくんにこの旨を話したところ、「まだ3話だから大丈夫」との事でひと安心。今夜からM3までの間のどこかでイッキ観しようと考えています。実に楽しみ!

あ、春M3には私も行きます。イベ参加はだいぶ久々なんじゃないでしょうか。NanosizeMirスペース(A-13a)にいます。

さて、という事で今春の参加作品を纏めてゆきます。



■NanosizeMir(M3-2023春 頒布)

盲信サンクチュアリ - NanosizeMir 2nd Single

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歌唱・コーラス:水谷瑠奈(全曲)
作編曲、楽器演奏:塚越雄一朗(全曲)
作詞:らいね(tr.01)、塚越雄一朗(tr.02)
ボイス:Yuba(tr.02)

今回はシングルです!収録されるボーカル楽曲はtr.01「盲信サンクチュアリ」とtr.02「オバケなんていない!」の2曲。それぞれについて書いてゆきます。


・盲信サンクチュアリ

こちら、実は前回『狼の冬』にてお蔵入りした楽曲なんですよ。これに大幅な路線変更と大胆なアレンジを施した結果、歌詞や主旋律は据え置きであるものの、印象としてはほぼ別物として生まれ変わったというのが制作のいきさつです。

フィルタリングやグリッチングを多く用いたシンセサウンドと、加工的な4リズム構成とが格となる、これまでのNanosizeMirを踏まえれば異端的な音づくりで成り立つ楽曲です。前々よりこの路線をやりたいと考えていたんですが、これまではなかなかチャンスに恵まれなかったんですよね。

よい機会なのでここでいっぱつ披露した上で、またNanosizeMirでは今後についても、この路線ないしこれに則る派生的な路線を強化したいと考えています。活きの良いトラックに仕上がってるので是非お手にとり、聴き込んで戴けると嬉しいです!


・オバケなんていない!

NanosizeMirのYouTubeチャンネルの登録者500人記念曲として制作にあたった本楽曲、「MVとして仕上げたい」等のネタが先行し、結局かなりの製作期間を費やしてしまいました。

作詞も私なんですが、この前後でとにかく怪談系のまとめ動画を見漁っており(なおこの傾向は現在も継続中)、それがそのまま歌詞内容に反映された形に。特設サイト上にて私は「オバケ信じない派」とありますが、正確には「オバケ本当は信じたいけど全然おらんやん派」です。オバケどこにいるんです?

曲調としてはEDM的なミキシング手法をほぼそのまま、ラウドロックに取り入れた形ですね。「ぎゃーおばけだー」ボイス要員として声かけたYubaさんはデスボイスなんかもいけそうな感じなので、イントロにてそれを使えばよかったなと今になって思います。次の機会!


・【Music】2nd Single『盲信サンクチュアリ』(XFD) / NanosizeMir【M3-2023春】



・【MV】オバケなんていない! / NanosizeMir






■塚越個人として
 - YouTube及びサブスク

But Varny Bites!! - バーニー・ユィリス

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※リンク先はTuneCoreの楽曲サブスクページ

作編曲及びギター演奏を担当。作詞のお手伝い。
作詞:塚越雄一朗(NanosizeMir)、バーニー・ユィリス、Project:YuiRes

VTuber『バーニー・ユィリス』さんのオリジナル楽曲です!MV公開及びサブスク解禁にあたっての記念配信にてコメントを寄稿したのですが、そちらでも触れた通り、この楽曲について最初にお話を戴いたのって結構前なんですよね。陽の目をみる機会を与えてくださり、本当に有難うございます!

彼女のChにてエロから歌まで様々な分野で手腕を披露されているバーニーさんですが、こと歌唱に関していえば「本格派」この一言が刺さる、紛うことなき逸材です。「But Varny Bites!! 」の主軸となるのはあくまでも電波曲的な手法なんですが、なにせボーカリストがそれだけの方という事で、純粋な歌唱曲としてみても本格的かつテクニカルなものとして仕上がっており、この辺りは本楽曲が、他の電波曲群とは一線を画す部分です。

ちなみに小ネタ、この楽曲の2サビ後のCメロ(Dメロ?)部分はそこオンリーでループが組める様に構成されており、実際彼女の動画内でもBGMとしてそれが用いられていたりするんですよ。ともあれ今後も沢山聴いて戴けるとバーニーさん共々、とても嬉しいです。





■塚越個人として
 - M3-2023春 頒布作品

Labyrinth / 葉月ゆら

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tr.05『薄氷の恋』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:葉月ゆら

ゆらさん、前回の冬作品では荘厳というかシンフォニックな楽曲をお寄せしましたね。今回はそこから一変、ハデなやつです!

クラブ音楽界隈ではしばしば、過去の著名な既成曲をモチーフとする手法がとられますよね。まさにこの楽曲もそんな潮流に則ったもので、デステクノ系の音づくりや表現法を屋台骨として成り立っています。元々は結構な勢いで擦られてきた形ではあるんですが、今なりの、或いは私なりの要素も多く加えていますし、聴く方によってはむしろ新鮮かもしれませんね。

そしてそこにゆらさんの、キレのあるボーカルが加わるわけなんですが、今回はこれも非常にうまくハマったなあと感じています。総じて格好いいと自負できる仕上がりになっており、割とメランコリックな印象の強い今作全体の中で、イイ感じのアクセントになっていそうな気がします。



Lady Diamond / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.01『レディ・ダイヤモンド』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:後藤ハルキ

毎度ながら、作品名や或いは楽曲タイトルからしてレトロな香りがすごいですよね!「レディ・ダイヤモンド」かぁ…いいなあ。ルパン三世やらキャッツアイやらを彷彿とさせる感じですよね。

ビッグバンドジャズトラックです!このところハルキさんのもとでもシティポップっぽい雰囲気とか多かったんで、今回のこの形はある意味で原点回帰的といえましょうかね。ただハルキさん自身の歌唱力は今なお成長を続けていますし、私も私で及ばずながらサウンドを磨いてきているので、やはり総じて、より高い次元での擦り合せが出来るようになってきてるなと思います。

なんせ今回ハルキさんは制作時のやり取りにて、「やりきった!」と仰ってましたからね。サビ等におけるベンドやフォールを用いた表現等、要求値の高い旋律への順応性、すごいなって思います。やっぱハルキジャズ、いいですね。



Pale Memento / 花摘藍(Miniature fleur)

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tr.01『Pale Memento』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:花摘藍

00年代系の楽曲、絶対どこかでやりたいと今回考えてたんです。ここになりました!藍さんのピュアなボーカルには絶対合うというのと、おなじみゴシック系というテーマの範疇においても、そこから逸脱せず、うまく表現できるなと考えたからです。

というのも私、「定期的にSuperSaw音色を使わないけない症候群」を発症しており、当該音色の全盛はとうに去った現在においても、これがまだ収まっていないんですよ。折角なのでネオ00'sとでもいえるような音づくりも今後模索してゆきたいですがこの楽曲はあくまでもその手前、馴染みあるトランスポップとして仕上げています。

そしてその中核を成すのは音色云々ではなく、やはり旋律なんですよね。この楽曲でいえばサビ末尾部分等々、かつてよくみられた形をまだ懐にしっかり残しているので。適宜出してゆきたいなと。



透澄オプスキュリテ / BΣretta Crossrain

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tr.04『ビスクの心臓』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:BΣretta Crossrain

お初です、BΣrettaさん!ゴシック系の個人勢VTuber(Vsinger)さんですね。過去私が関わったボーカルさんでいえば浮森かや子さんあたりに通じるものがある、とても特徴的かつ繊細、そして耽美な歌声の持ち主です。

そんなBΣrettaさんにお寄せする本楽曲は、おそらく今回随一の、私的なステレオタイプのゴシックトラックになると思います。所謂「つかゴシック」ってやつですかね。そもそも今回、他の楽曲においてストリングスアレンジを殆ど行っていないという稀っぷりでして。結果的にそうなったまでなんですが、私的にもこれは意外。旋律的及び和声的な趣が(恐らく)ある、切ないながらもプログレッシブなトラックになっています。

なおタイトルから判る通りドール(ビスクドール)がテーマとなるわけですが、となるとやっぱホラー要素ちょっと入れたいと思いませんか。入れました!イントロの和声や音づくりでちょっとゾゾッときたらばまさに狙い通りです。



MechaNical×NEVERLAND / 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)

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tr.03『CorD=Boundary』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:小鳥遊めぐみ

ドリーミンな印象のジャケットイラスト&tr.01とは対照的な、リアリスティックな楽曲を今回私は担当しています。理想と現実、その対比を描いた本作におけるダークサイドトラックが「CorD=Boundary」というわけです。

曲調はタイトなヘヴィロックであり、エフェクティブなピアノトーンや或いはシンセを用いた、些かに退廃味の伴う近未来感をアドオンしています。また部分的にブルガリアンっぽい響きのコーラスを伴わせたりとプログレッシブな要素もあるものの、基本的にはイントロで定義したリズム感や編成でそのまま押し切るタイプのつくりを心がけており、それにより楽曲全体にて一貫したテーマ性を与えています。

そして今回のめぐみさんはですね、声の張り上げや部分的シャウト等々、ロック然とした歌唱が様になっており格好いいんですよ!これにより楽曲全体の勢いやパワーが引き立っているので、私的にもこれは、本楽曲における主たる推し部分ですね。



33th_DISCERE−Veritas liberabit vos− / 小鳥遊まこ(うたのは)

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tr.01『愛と学−Amor magister est optimus−』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:小鳥遊まこ

今回はゴシックなテイストでゆきたいという事で、当初私は上々段「透澄オプスキュリテ」の紹介文で述べた様な曲調を意図しデモを書いたんですよ。ところが制作の最中にお話を進める過程でやはりロック色を強めようと思い至り、かくしてこの、まるで地震の様なサビのリズムパターンを土台とするトラックが生まれたというわけです。

という事でこちらもヘビィロックですが、ただラウド系、メタル系の要素が強いですね。ドラミングではまさにツーバス系を想定していますし、ギターバッキングについても16分のブリッジミュートなんかを今回最も多様したのがこの楽曲です。

まこさんの歌唱にいてひとつ面白いのが、作品上の味付けという部分もあるかとは思いますが、テクニカルなメインボーカル×可愛らしいボイスのコーラスという構図なんですよね。本楽曲でもそれが全体に渡り繰り広げられる形でして、絶妙な個性を演出しています。こういうのって机上にて思い至る事はあるにせよ、実際やってみると結構難しい部分出てくると思うんですよ。まこさんはそのへんのバランスの取り方が巧みというか、まあそもそも根本たる歌唱力がやはり高いのでしょう!



Golden Night / 朝木ゆう(Euphony*)

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※リンク先はYouTubeの当該作品XFD動画

tr.02『乙☆BONE!サマー!!彡』の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱・作詞:朝木ゆう

前回の『NanosizeMir・水谷・塚越の2022冬参加作品まとめ』にてMVとして先行公開されたこの「乙☆BONE!サマー!!彡」、ついにCDに収録されます。めでたい!楽曲についてのお話は前回書いたので、今回は恐縮ながら省略しますね。

しかし格好いいですね、このジャケット。シティポップみの強いtr.01と相まって、オシャレな印象でとてもイイと思います。また描かれている車が軽だというところもリアリスティックで、現代社会を活きるOL感でてますね。





■水谷・塚越共通
 - M3-2023春 頒布作品

Caramel♡Bitter Decoration / Readiness Record(シイザカサユリ

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■水谷

tr.01『Caramel♡Bitter Decoration』の歌唱を、Yubaさんとのデュエットとして担当。

■塚越

同楽曲の作編曲及びギター演奏を担当。

歌唱:水谷瑠奈&Yuba、作詞:シイザカサユリ


■塚越

NanosizeMirの「オバケなんてない!」にて絶叫を披露してくださったYubaさんですが、そもそも歌がめっちゃ上手いんですよ。るなちに勝るとも劣らないまでも歌唱力、まじであります。これお世辞じゃないですよ、多分聴けばわかります

そしてそんな二人のデュエットをというお話を、サークル主であり本楽曲の作詞担当でもあるシイザカさんから戴いたんですが。テーマについて伺う上で「魔法少女」というワードが出まして、何を隠そう私はまどマギシリーズの大ファンなので、それを連想し若干影のある楽曲を書いたんですよw ですが楽曲の雰囲気としてはkawaiiものがベターという判断のもと、装飾的なアレンジを行う形で若干の方向転換を図り完成したのがこの楽曲です。

で、不思議な事に音楽って昔から、例えば明るいイメージのものを表現する際に、(マイナーコードの頻発等)明るくない表現を用いるのがベターとなる場合がしばしばあるんですよね。この楽曲にもまさにそういった側面が見られる気がしており、うまく纏まったもんだなと自負します。なので、要所にて複雑なコード等々用いていますが、雑感としてはkawaii。これでいいわけです。

■水谷

仲良しのYubaちゃん(5歳)と一緒に魔法少女になったよヽ(=゚ω゚=)ノ レガートやスタッカートを意識して全体的にメリハリをつけて、ちょっぴりお姉さんな雰囲気を意識して歌うように心がけました!



Flap my mind / Angelicca(Coma)

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■水谷

tr.02『君の愛したこの世界を』、tr.04『泣きっ面にスコール(新曲)』、
tr.06『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』、tr.07『光の彼方へ』、
tr.09『Recommence』、tr.10『Gratitude』の歌唱を担当。

■塚越

tr.06『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』のピアノ演奏を担当。


■塚越

今回再収録となる『Take 2(水谷瑠奈Ver.)』ですが、当ブログでご紹介したのは2021年の春ですから、制作は実に2年前のことでしたね。

これまで、Comaさんにはコード進行のアドバイスとか随分してきたんですよね。その甲斐あってか、或いはご本人の成長の賜物か、かなりいい感じに楽曲がブラッシュアップされてきたなと感じます。過程で相当はまったらしきぼざろの効果もまたでかかったんだろうな…w

■水谷

今回新たにAngelicca歌唱担当した曲は、なんと失恋ソング! 個人的に失恋といえばバラードというイメージが強いですが、本楽曲は王道ロック基調ということで、悲しさを込めつつもどこか吹っ切るような、力強さを重視した歌唱を目指しました。




今回は以上となります。それでは皆様、よきゴールデンウィークを!またM3にいらっしゃる方は現地で会いましょう。

posted by 塚越雄一朗 at 22:05| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年12月28日

NanosizeMir・水谷・塚越の2022冬参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です。だいぶ寒くなってきましたね。長野は既に雪に覆われており、冬やなぁって感じです。

そしてこの冬あわせはとにかく『狼の冬』制作が大変でしたね…!当然ながらNanosizeMirの音屋は私のみなので、一人で音まわりをすべてこなす為には、時間はどれだけあっても足りないという感じ。なんとか乗り切り今に至ります。過程ではまた様々な発見もあったのでその辺りは次に活かしたいと考えつつ、ひとまずは今できる精一杯を詰め込みました。

さて、ということで2023冬纏め、いってみましょう!今回は上述の通りNanosizeMirの新作と、更には水谷分も含めます。
なお毎度の話になりますが、冬コミ等のイベントにおける頒布日やスペースNo.等は各特設サイトを御覧くださいませね。すべて纏めてゆくと大変なので!





■NanosizeMir

狼の冬 - NanosizeMir 5th Album

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歌唱・コーラス:水谷瑠奈(全曲)、塚越雄一朗(tr.03、tr.07)
作編曲、楽器演奏:塚越雄一朗(全曲)
作詞:塚越雄一朗(tr.02、tr.03、tr.07)、らいね(tr.04、tr.05、tr.06)
ジャケットイラスト:Yano

以下、各楽曲をご紹介。

・tr.01 『オープニング』

短曲ではあるんですけども、過去NanosizeMirってオープニング曲に結構凝ってきた経緯があり、今回もその例に漏れず、(良い意味での)拘りをもって制作しています。

・tr.02 『さんぽ道』

アルバムの最初を飾る楽曲としては(私的に)異例の、パワーバラードトラックです。Voの歌唱力が問われる1曲ですが、るなちがしっかりと歌いこなしてくれました。

・tr.03 『蒼い障壁 - Sprint Version - 』

過去にマキシシングルとして頒布した楽曲のリアレンジとなります。私を含んだツインボーカルトラックとして生まれ変わり、伴ってはアレンジもよりアグレッシブになりました。

・tr.04 『私の愛しのアルコイリス』

ジャンル的に「これ」とは形容し難い、今作中最も独創的な楽曲になると考えます。派手なパーカッションを主軸としたビート感が特徴です。

・tr.05 『柩とグルニエ

NanosizeMir初のゴシックトラックかつ、主軸となるビートは3/4のワルツという、ラウドな音作りながらにも、こちらも非常に個性的な楽曲です。

・tr.06 『創世、連綿たり』

ラウドめな音づくり中心に構成されている今作において異彩を放つ、ピアノバラードトラックです。抑揚をもって歌い上げるるなちのVoにも是非注目してくださいね。

・tr.07 『狼の冬』

滅びへと向かう絶望を歌う、今作の表題曲です。過去「青空の記憶」等の楽曲で定義してきた変則5/8〜6/8ビートを基調とした、NanosizeMirらしさのある楽曲といえます。

・tr.08 『エンディング』

ピアノ一本のエンディングトラックです。オーソドクスなピアノソロ的演奏法を基調としつつ、部分的に弾き崩したりと工夫しました。


■XFD試聴



■「狼の冬」Short ver.






■水谷瑠奈

シーランと、誰もいない海-TALENT3 / キネティックノベル

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tr.05『サザン 〜君の名を船に刻んで〜 』の歌唱を担当。
作詞:新島夕 作編曲:天休ひさし

ビジュアルアーツさん企画、キネティックノベルのコンセプトアルバム『シーランと、誰もいない海-TALENT3-』の、Tr.14「サザン〜君の名を船に刻んで〜」のボーカルを水谷が担当しましたヽ(=゚ω゚=)ノ

裏話として、最初はいつもの歌唱(Philosophyzっぽい感じ)でレコーディング時に歌っていて、すごく野太い声のシーランちゃんでしたw 天休さんやプロデューサーの竹下さんから、CD全体のコンセプトやヒロインのイメージをディレクションいただき、当初の歌い方とは方向性をガラッと変えて、シーラン本人が歌っているように努めました。少女っぽさを感じていただけたら嬉しいな!

そんな「サザン〜君の名を船に刻んで〜」、YouTubeでフル試聴できちゃいます。是非、下の動画リンクからチェックしてみてくださいね。






■ 塚越雄一朗


乙☆BONE!サマー!!彡 / 朝木ゆう



作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:朝木ゆう

ゆうさん!なんと今回は電波曲となっています。ですが所謂ロリっとしたあの感じではなく、楽曲テーマは『社畜』なんですよ。可愛らしくアッパーな楽曲とは裏腹に、面白おかしくも辛辣な内容が綴られており、ミキシングの最中私も笑ってしまいました…w やはりゆうさん自身のご経験がもと、なんですかねぇ。メインパートは勿論合いの手の各ワードにもひと工夫みられ、「こういう当てはめ方もあるのか!」と感心してしまいました。

音づくり面については、(電波としては)オーソドクスな4つ打ちビートを基調に、とてもタイトに纏めています。企画段階より上述のテーマを伺っていたので、それに伴うワードを多々入れ込める様、特には旋律面において工夫しました。Bメロにおいていったんマイナー調になったりするのもそれによるところですね!

なおこちらの楽曲は、来春頒布予定の新作CDに収録予定との事です。



Achroite / 葉月ゆら

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tr.06『黄昏の禁忌』の作編曲を担当。
作詞、歌唱:葉月ゆら

お馴染みゆらさん!今冬はこちらもまたお馴染み「黒」「白」企画なのですが、私はNanosizeMir新譜制作の為、今回は白のみの参加とさせて戴きました。

(歌唱曲としては)ラストトラックとなる今楽曲は根本的に、ポップスとしては制作していないんですよ。なので特にはサビフレーズや或いはサビ全体のサイズ、小節割等、歌唱曲としては少し特殊な纏り方をしているかと考えます。また特にB後半からサビにかけては"閉じた和声"を多用しており、その辺りも相まってゴシック的な美しさ、または退廃味がよく出ているかなと。決して目立つ楽曲ではないと思いますが、是非とも聴き込んでみて欲しいですね。きっとイイ味がでます!





今回は以上となります。よろしくです!
そして皆様良いお年を!


posted by 塚越雄一朗 at 19:11| Comment(0) | 参加作品まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする