どうも、塚越です。
M3あわせ等はひととおり済んだものの、現在も様々な音作業が進行中であり、あまりのんびりもしていられません。という事で今回は前置きナシでいってみましょう、春あわせの参加作品纏め!
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■NanosizeMir(ピコミール)としての作品
オール電波 / ピコミール by NanosizeMir
8曲入、イベント価格\1,000、2019春M3スペースNo.J-22b
ゲスト歌唱:ななひら(tr.02) 小紺ココ(tr.07)
作詞:ちな(tr.01、tr.02) らいね(tr.03、tr.05、tr.08) 小紺ココ(tr.07)
イラスト:モタ
ピコミール3枚目のアルバムとなる本作、テーマはタイトル通り「すべて電波」です!これまでピコミールとしては各作品それぞれに電波曲を収めてきましたけども、今回は『電波だけのアルバムをつくりたい』というるなちのアイディアを受け、じゃあやってみようという事でこの
形に。
ゲストボーカルとしてtr.02にはななひらさん、tr.07には小紺ココさんをお迎えしました。いうまでもなくお二人共、電波界における大々々先輩!にも関わらず快くお請けくださって本当に有り難い限り。並びに、前作に引き続きイラストをご担当戴いたモタさん、各曲にて作詞担当してくださったちなさん、らいねさん。それぞれに心より感謝申し上げます。どうもありがとう!
電波曲と一言にいってもその体裁は多岐に渡りますよね。ダンスホール映えする極めてアゲアゲのトラックであったり、或いは脳も溶ける程にまったく意味のわからないワードの羅列された謎曲であったり。そしてそれらを許容して尚底知れない可能性を感じさせるまでの懐の深さ。電波って奥深いなと、またとてもプログレッシブだなと思います。
じゃあ私が捻りだせる電波ってどんなものでしょう…これまたなんとも形容し難く色々あるんですよ。その色々を節操なく、ががっと詰め込んでみました。「オール電波」という名のもとの超ごった煮アルバム、お届けです!
以下、るなちから一言コメントを預かっています。
るなち:るなちかわいいよるなち(=゚ω゚=)
また、3曲の作詞を担当されたらいねさんからも。
らいね:すごい!このCD……かわいいしか詰まってないぞ!
なるほど〜…。
自分でいっちゃうあたりがなんともるなちですねぇ…!
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■水谷瑠奈の参加作品
Summer Pockets キャラクターソング『Sing!』/ Key
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
tr.04「Splash Shooter」(原曲:振り返らなくてもヤツはいる)の歌唱を担当
作詞:山本メーコ 作編曲:Nasuno、KaN
「振り返らなくてもヤツはいる」は、サマポケ本編中でかなり流れる機会の多かった楽曲ですよね。判り易そうなところだと『島モン』。あれがこの度、ウタモノとしてリファインされました。実に攻め攻めでアグレッシブな音づくりが成されており、めっちゃカッコイイですよ!!
また本アルバム内には、本編にてるなちが歌唱担当、私が編曲担当した「羽のゆりかご」のRemixも収録されます。そちらも楽しみ!
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■塚越雄一朗(及び碓氷悠一朗)の参加作品
Summer Pockets キャラクターソング『Sing!』/ Key
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
tr.08「Lasting Moment(Return of the 00's Remix)」のRemixを担当
原曲歌唱:鈴木このみ 原曲作詞:新島夕 原曲作編曲:どんまる
『Lasting Moment』はサマポケにおける通常ED曲でしたよね。ALKA及びPockes以外の全ルートにて流れる楽曲の為、こちらも聴く機会の多かった楽曲です。原曲はどんまるさんお得意の、キャッチーな中にも一捻りある旋律と、ライトなギターポップを基調とした小気味のよいビート感が印象的でした。今回のリミックスでは'00年回帰と称し(歌詞中でMD云々とある通り、作品の舞台となる年代がまさにその辺りなので)、当時一世を風靡したUpliftingTrance風味で纏めてみました。サイズ7分強に及ぶロングレンジトラックです!
余談ですがついさっきちょうど、鈴木このみさん歌唱の楽曲「Redo」を聴いていました。いわずとしれたリゼロのOP曲ですよね。このみさんカッコイイ!
つきかなミニボーカルコレクション/ tone work's
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
tr.03「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:Luna 作詞:白矢たつき
tone work'sさんより本年6/28発売予定の恋愛ADV「月の彼方で逢いましょう」にて私(成人向け作品につき碓氷悠一朗名義)が担当する2曲のうちの1曲です。どんな曲か!?タイトルの雰囲気からある程度連想できるんじゃないですかね、というかしてみてくださいw なお本作は数量限定の無料配布物となりますので、欲しい!という方はやんわりお急ぎくださいね。
別名義の作品について本ブログで纏めるかちょっと迷ったんですが、とはいえここで纏めないと他に纏めるところもないですからねぇ。情報には出典ありきという事で掲載させて戴こうかなと。
Vocis Helix / Senzzai&Alico
tr.04「憧憬のミラージュ」の作編曲及びギター演奏を担当。
メイン歌唱:Sennzai コーラス歌唱:Alico 作詞:久遠ゆん
本作はSennzaiさんとAlicoさんの合同企画となっています。楽曲によりデュエットであったり、或いはメインとコーラスとで分担していたりする中、私の楽曲におけるお二人の役割は上述の通り。4つ打ちビートとキャッチーめなメインフレーズを基調としつつ、シンフォニックな音づくりと重厚な和声感を成すコーラスとが相まって、ファンタジー作品のテーマソング的趣きのある楽曲として仕上げています。
お二人の歌唱力はもはや私などが軽々しく語るのもおこがましいといった域にあり、そんなお二人が歌い上げるとなればなんというかやはり、楽曲全体的が高貴に纏まるというか、格調高くというか?そんな雰囲気がでますねぇ。流石やわぁ。
あとそうそう、歌詞がめっちゃエモいんですよ。この「憧憬のミラージュ」というタイトルからしてもうエモさが滲み出てると思いませんか。私はすごくそう思う!
トリップ×フロリック / ななひら(Confetto)
tr.08「God morgen vår!」の作編曲を担当。
歌唱:ななひら 作詞:らいね
「なんちゃって世界旅行」というテーマのもと、あらゆる国のトラディショナルな曲調をベースに、バラエティ豊かに構成されたアルバムとなっています。なっているんですがここがまたななひらさん及び界隈の作家陣の面白いところで、トラディショナルといいつつもやっぱりハジけており、ぶっとんでおり、なんだかんだ電波なんですよねw
私の楽曲はラストトラックという事で、中でも比較的穏やかめなもの。ケルティック音楽がベースとなっています。基本6/8に所々で5/8を経由するという、まさにNanosizeMir本家辺りでよくやるビート感なんですが、この楽曲は音づくりの大部分にデジタル音色を用いているので、結果的に風変わりな、独特の世界観を構築できているかなと。
そしてその世界観を演出に欠かせないのがらいねさんによる歌詞ですね!合いの手(掛け声)の大部分がノルウェー語という、とても面白い試みが成されています。ウィットに富んだらいねさんのアイディアには助けられっぱなしですよ、まじで!
Mirage Dolls / 葉月ゆら
tr.02「Doll Cage」の作編曲を担当。
歌唱、作詞:葉月ゆら
今回の主役は「球体関節人形」ということで、おぉほんとだ、ジャケ絵がまさにそれやなぁ。『ゴシック』というテーマを成す上で、やはり人形というのは欠かせないファクターですよね。
私の楽曲は、ヒラウタ部分を3連ベースのEDM調に、対してサビ部分をイーブンベースのトランス(+ミサ)調に構成しています。この3連系とイーブンとの切り替わりというのが、いうなれば本楽曲の個性ですね。思えば3連系の楽曲って久しく書いてなかったなと。ジャズ系の楽曲でスィングするというのはありましたけど、完全な3連とスィング(シャッフル)は似て非なるものですからね〜。
そして上述の通りサビ部分はミサも基調ということで、メインのバックにて、ゆらさんが多重コーラスを担当されています。トップ1旋律+下に3旋律いうことで合計4パートですか。これ(葉月さんに多重コーラスをお任せするというのも)また初の試みだったんですが、流石は葉月さん、とても美しく纏めてくださいました。葉月神さま!
R-REMAKE / 小鳥遊まこ(うたのは)
tr.01「Remake」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:小鳥遊まこ
お馴染み、小鳥遊まこさんです。寄稿はこれが何曲目になりますでしょうか、これもうわからんねw 私の中で「まこさんに寄せる楽曲はロック系を中心にしよう」というのがあり(時々そうでないこともありますが)、その中でまさにこういった、ロック+ストリングスという編成のアニソンOP的趣きを持つ楽曲が生まれてくるのってかなり自然だと思うのですよ。
思うのですが、過去曲を省みた場合案外とそれが少ないなと。恐らくこれは、「ベースはロック系」というマイルールの中で、毎度何かしら変化をつけようと試行錯誤してきた足跡の現れなんじゃないかなあと思うのです。つまり何が云いたいかというと、計??作目たる本楽曲こそまさに、私+まこさんというコンビネーションにおける王道なんだぜ!という。
とはいえ個性的な面も幾つかあって。特記すべきはまこさんの、コーラスの歌い方がとても「可愛いめ」なんですね。何故この表現に至ったかは伺っておりませんが、これが楽曲全体にちょっとクセになるような、面白い効果をもたらしています。是非注目してみてくださいね。
CODE MARIA / 後藤ハルキ(A little bit)
tr.01「デンジャラス・ラヴ」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:後藤ハルキ
このジャケイラストや或いは「すべてを、奪ってみせる」というキャッチから漂うレトロなスタイリッシュ感、たまらないものがあると思いませんか。加え楽曲タイトルも「デンジャラス・ラヴ」ですからね。いいなぁw
ハルキさんといえばジャズ系の楽曲が多いですけど、今回の私の担当は(ビッグバンドっぽいニュアンスもありつつ)ジャズかといえばそうではない、どちらかといえばロック寄りのアッパーなトラックとなります。というかこのハードボイルドなテイストなり音運びなりコード進行なり?割と昔からあるやつだと思うんですけどなんか呼び名ってないんですかね?あるなら知りたいなぁ、今に至りちょいちょいと需要もありますし。
何を歌ってもアダルティな魅力に染まってしまうボーカリスト後藤ハルキさんですけど(笑)、今回はその向きがまた極端に強いですね。もはや歌詞中にて歌われる主人公「怪盗マリア」とはハルキさん自身なんじゃないかと思えてしまう。つまりそう、このジャケイラストの女性=ハルキさん、という。
Replicaritas / 上園千紗
tr.03「Roservi」の作編曲を担当。
歌唱、作詞:上園千紗
上園千紗さん、お初です!非常に卓越した歌唱力の持ち主でして、本作全体において、メイン歌唱は勿論のことコーラスワークに至ってもその持ち味を遺憾なく発揮されており、それが本作全体の(楽曲における)テーマである「シンフォニックさ」の演出に一役も二役も買っています。いや、それ以上かな…むしろ支配的といった方が適切かもしれません。それくらい上手な方です。
私の楽曲も、もはやポップスという枠からもすっかり脱していそうな、振り切ってシンフォニックなものです。こういうのもまた久々ですねぇ…実にナノの旧作以来かと。元々アカデミックなものは得意なのでこういった引き出しは常に持っているつもりなんですが、ただ打ち込みを行う上では音色的なテンプレートがない分ある程度手探りにはなりますね。がんばったぜ!
サビにおけるマイナーからマイナーへと一時転調してゆく和声進行、昔から好きです。なんというか退廃味がでるんですよ。退廃…よくないですか。私の中の厨ニイズムが超疼きます。私個人的としては別段、ファッションとしても或いは自サークルの楽曲性としてもゴシックっぽさ一切ないですけど、音楽的には案外向いてるかもなと最近思えてます、ゴシック。クラシック好きですし。
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今回は以上となります。それでは諸々宜しくです!