どうもこんにちは!塚越です。今夏は猛暑と大雨とが相次ぐ、非常にピーキーなものになっていますね。いずれにせよもう少し穏やかであって欲しいと願うばかりです。
さて、それでは2022夏の参加作品を纏めてゆきましょう!
といっても今回掲載できるのは1作品のみなので、そのぶんしっかり書きますね。
■ コミックマーケット100あわせ
(2022/08/13〜08/14、東京ビッグサイト)
Lost Eden / 葉月ゆら
tr.06『The Other Side - Evil Succubus -』の作編曲、歌唱、ギター演奏を担当。
作詞:海兎&葉月ゆら
歌唱:葉月ゆら&塚越雄一朗(NanosizeMir)
お馴染み葉月ゆらさんの新作です!今回はゴシック系に傾倒しきっているという感じはなく、意外性たっぷりのtr.01にはじまり、個性豊かな方向性の楽曲が目白押しなんですよね。とても楽しい作品に仕上がっていそうです!
そんな中での私の担当楽曲『The Other Side - Evil Succubus -』はなんと、ゆらさんと(ボーカリストとしての)私とのデュエット曲になっています。共に歌うのは今回が初というわけではないんですが、前回となると2020春頒布の『Cherry Melody』に収められた楽曲「鉱石メロディ」まで遡る形になるので、かなり久しぶりですね。
年始くらいに、「今年は歌もちょっと頑張りたい」という様な事をTwitterで書いた覚えがあるんですよ(うろ覚えですが)。やっとこの夏、その発言についてひとつ、形を示せたかなと。ご提案そのものはゆらさんから戴いたのですが、実に素晴らしい機会となりました。ゆらさん、有難うございます!
楽曲中では歌唱のほか、部分的にシャウトしたり、或いはラップしたりもしています。収録にあたり日を分けたりは今回しなかったので、収録直後にはだいぶ声が枯れましたよね…るなちとのモンハン配信♯1内で少しお話した通り。とはいえ役割の主たるはやはり歌唱そのものだと考えますので、最初に収録して戴いたゆらさんの素敵テイクを参考に、歌唱表現、とめはね、或いはビブのタイミングや波の大きさ等々…2人のマッチングという点に気を配りながら頑張りました。
ビブといえば最近私は、オーソドクスなものと、所謂「ちりめん」等と呼ばれる、波の極めて細かいものの2つを使い分ける様にしているんです。ここだけの話、後者は以前とある遊戯機系の歌唱依頼をこなした際、リファレンスとされる歌手の歌クセを真似る様な形で、場当たり的に身に付けたんですよ。以後それをより自然なものとして身に付けようと結構練習しまして、ここにきてやっと少し、表にだせるだけのものになってきたという自負があり。
さてさて、作編曲面についても少しお話しますね。平たくいってしまえばラウドロック、オルタナティブロック系の楽曲となります。同人界隈って(とくにここ数年は)デジタル系楽曲の比重が高い分ロック系は押され気味かなって思うので、いちギターリストでもある手前、ロック要員としてもここはちょっと張り切りどころですね。
なので今回は例えばストリングスアレンジであったり、或いは部分的なシンセ音の行使等、「ロック」というイメージに対し混ざりっ気にあたるものは殆ど用いていません。"できる"からこそ"やらない"という選択肢にも妙味が生まれる…ここはアレンジャーとしての私の強みであると自負しますので、今後に至り意識し続けてゆきたいところです。
なおギター演奏にあたり用いた個体はSCHECTERの"Hellraiser Extreme C-1"です。あまりこの辺りの話をしてきていないと思うんですが、私は歪み系のギターrecに際し、今は基本的にこれを使っていますね。EMGのアクティブピックアップはサスティンも豊かですし、ローノイズで処理も楽なんです。車でいったらオートマのSUVみたいなものです!