どうもこんにちは、塚越です!
あくまでも私的にではありますが、この夏〜秋は刺さるアニメがすごく多いんですよ。
音楽に限らず、何か創作物を観賞するというのは本当に良い刺激になります。すべてのアニメスタッフにありがとうと云いたい!
さて、2022年秋の参加参加作品を纏めてゆきましょう。
今回はいずれも私個人となります。
■ 商業
KiRA☆KiRA / YURiKA
tr.05『Key to my next gate』の編曲を担当。
作詞:霜月はるか 作編曲:折戸伸治 歌唱:YURiKA
過去には恋愛アドベンチャーゲーム「Summer Pockets / Key」等にて制作を共にした、実力派かつ自他ともに認める鍵っ子であるYURiKAさんのファーストアルバムです!多岐にわたり意欲的にご活動されていますが、フルアルバムのリリースはなんとこれが初なのですね。発売は11月11日なので少し早いですが、おめでとうございます!
さて『Key to my next gate』ですが、折戸さん作曲ということで布陣からしてKey曲を強く意識したものになっています。曲調も然り、氏が得意とする切なさを帯びたメロディラインに、ミドルテンポの4つ打ちを基調とした心地よいリズム感…。私自身はVA社員ではありませんが、過去のKey曲の一端を担った身として、「中の人」としての心持ちと共に編曲を行いました。
Merkmal / Rita
(アルバム情報は左サイドバーの「New Album」をクリック)
tr.06 『Amal』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:Rita
Ritaさんのご活動20周年記念アルバムです。こちらもおめでとうございます!20年間には本当に様々な事があったとお察ししますが、その上で、現在もなおご健勝でいらっしゃること、そしてご活動を続けていらっしゃることを及ばずながら本当に喜ばしく思います。
発売はまだ少し先という事で、現在はトラックリスト等の情報がでているのみ。よって本項に記載するのはいささか時期尚早かとも考えましたが、事前の告知は大事という事で纏めさせて戴きました。続報を待ちましょう!
太鼓の達人ドンダフルフェスティバル(Nintendo Switch)
/ バンダイナムコエンターテインメント
追加楽曲『リトルホワイトウィッチ』及びギター演奏を担当。
作詞:祇羽 歌唱:愛原佳織
初太鼓曲です!10月13日のアップデートにて追加された楽曲となり、つまり既に遊ぶことができます。(難易度設定にもよりますが)比較的高難度めの譜面として仕上がっている様で、また曲調そのものも「Djent」という楽曲ジャンルを模した箇所が多く、実にトリッキーなリズムパターンを擁します。
作詞担当の祇羽さん、そして歌唱担当の愛原佳織さんことかおりん共に、制作を共にするのは本当に久しぶりでして。かおりんについては前回となると桃箱さんとのユニット「ちぃむdmp☆」以来ですし、祇羽さんは更に前、氏が代表を務める会社「StudioGIW」制作のゲームへの楽曲提供にまで遡ります。時を経て、またご一緒できる機会に恵まれた事を嬉しく思います。
■ M3-2022秋M3あわせ
『 隣りにいるのは、アナタがいい 』
/ 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)
tr.03『Reverberation』 - 作編曲、ギター演奏を担当。
tr.04『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』- 作編曲、コーラス、ギター演奏を担当。
両曲共に作詞、歌唱:小鳥遊めぐみ
めぐみさんです!今回はなんと2曲をお寄せしています。先ず『Reverberation』はエネルギッシュなロックナンバーとなっています。過去に「philosophyz -■(memorial)-」を制作したあたりからか、こういったアップテンポでラウドなロック編成に対し、あまり混ぜものをしない(ウワモノの挿入を控える)事がちょっとしたマイブームになっているんですよね。本楽曲もまさにそんな、今現在における私の趣向に素直な直球楽曲として仕上げています。
そして『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』はミドルテンポのシャッフルビート基調の、あたたかな楽曲となっています。こういう感じ、ジャンルとしてはなんと形容したらいいんでしょう。昔からある体裁ですし、何かしら呼び名もあるのかなあ。ところで本楽曲はカホンによるビートが主軸になっているんですが、これには手持ちのMEINL製カホンをもとに収録/作成した、自前のサンプルセットを用いました。今回新規につくったんですよ!私パーカス割と叩けるんで生とどちらにするか迷ったんですが、サンプルセット作成は後の役にも立つかなと。
おまえら、こ〜ゆ〜のがスキなんだろ?
/ 鈴咲のの(EtoilesFleur)
(リンクはBOOTHの通販ページ)
tr.01『絶対幼女☆ののちゃんです!』の作詞、作編曲、ギター演奏、及びオタクを担当。
歌唱:鈴咲のの
オタク:ギュラ、きんじ、でん、凸、雪音、雪だるま、及び私
お初です、ののさん!VTuberとしてのご活動も準備中との事、今後も楽しみですね!私も応援しにゆこうと考えています。
タイトルからしてそれ以外を想像するのが難しいであろう通りの電波曲である今作では、「ののちゃん」による表現多彩なメイン歌唱と、そしてそれを取り巻くオタク達による熱演によって成り立ちます。クレジットに表記した通りなかなかに沢山のオタクが参加して下さって、その一端である私としても実に嬉しい限りです。仲間がいるって最高ですよ!ここはひとつオタ芸でも披露したいところですがそれはまたいつかの機会に。という事で皆様、今回はありがとうございました!
Prismtone / Sennzai(Seardrop)
tr.05『Sacrificing Dolls』の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:Sennzai
今回も素晴らしい歌唱力を披露してくださるSennzaiさん。私の担当曲は、彼女に寄せる形としては恐らく初となる、ゴシック調をモチーフとしたものとなります。
といっても本楽曲で主軸としているのはバロックその他クラシック系の和声というより、部分的にスパニッシュだったり、或いはモードだったり、また或いはオーソドクスなJポップ等のミクスチャなんですよね。この辺りがかえってSennzaiさんのイメージによく合うんじゃないかなと。歌詞については奴隷や拷問をテーマとしたかなりダークなものなんですが、是非ともそんな中から、特有の美しさを見出して戴けたら嬉しいです。
頒布に先立ち、当該曲のMVが公開されておりますので貼っておきますね。是非ご鑑賞ください!
ハートビート・フィルム / 鈴湯
tr.02『Glow of dream』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:鈴湯
こちらもお初ですね、鈴湯さん!過去には「殻ノ少女2(仮)ボーカリストオーディション」に合格され、以降ボーカリストとしてのご活動を意欲的に続けてこられた実力派です。Key作品の制作を通じ以前より面識はあったのですが、本件はるなちの紹介によりお話が纏まったんですよ。るなちさん、ありがとう!
表題曲『ハートビート・フィルム』の作編曲は竹下智博さんという事で、これまたちょっとKey味のある布陣なんですよね。そんな中での私の担当曲『Glow of dream』は若干のブラックコンテンポラリー感を有す、ロマンチックなバラードトラックとなっています。なんでも鈴湯さんはご自身のライブにおいて洋楽のカバーを歌唱される事もあるそうで、そんな彼女に歌って戴いてこそ映える楽曲に仕上がったかなと自負します。
自転黙示録−RotationApocalypse−
/ うたのは(小鳥遊まこ)
tr.13『Rotation Apocalypse』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:小鳥遊まこ
お馴染みまこさんです!今回もやはりロックテイストの極めて強い楽曲をお寄せしました。歌唱力の上達が本当に目覚ましいまこさん、ラウドな本楽曲においても持ち味を十二分に発揮していますね。
思えば私はこういった活動の初期より、彼女への楽曲提供を継続的に行ってきているんです。とすれば最早、サークル「うたのは」の作品の大部分は私の作品といっても過言ではないでしょう。とすれば一端の参加者としての立場に留まらず、作品全体に一定の責任をもつべきだなと今回思い至りました。という事で皆さん、是非お手にとってくださいね!全13曲、素晴らしい仕上がりになっています。
Petal Letter
/ 霜月はるか&日山尚(しちごさん。)
× 中恵光城(ABSOLUTE CASTAWAY)
tr.03『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:日山尚 歌唱:中恵光城
かつてリリースされた、サークル「しちごさん。(霜月はるか&日山尚)」と「ABSOLUTE CASTAWAY(中恵光城)」との合同企画シリーズ「Another Flower」。私も何曲かをお寄せしてきた本企画の新たな展開とひとつとしてリリースされる本作は、これまでのオリジナル楽曲のボーカルチェンジ版+新曲という構成になっています。
私の担当曲『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』は2013年にリリースされた「Another Flower II」におけるtr.02『妖花ト夢現(歌唱:霜月はるか)』を、中恵光城さんが歌唱したverとなります。彼女の豊かな歌唱力が遺憾なく発揮されており、また楽曲も(アレンジこそ同様ですが)新たなミキシングが成され、これらの両面において当時と今双方を感じ取る事が出来る仕上がりになっていますね。
ちょっと裏話、2013年当時の楽曲データは32bit環境で構築されている為、現環境で呼び出す事ができず、ミキシング前状態のデータをお渡しできなかったんですよ。ところが当時ライブ用にと書き出したステムデータが存在していた様で、それをもとに今回の音源を構築して戴きました。その節はご迷惑をおかけしました!
先程まこさんの項で述べた旨、ハルキさんの作品においてもいえると考えます。シティポップや或いはジャズ系楽曲等を持ち味に昭和レトロ的雰囲気を長く構築してきたその道筋においては、ハルキさんのボーカリストとしての成長と共に、私自身の成長をも感じ取る事がきっとできるでしょう。
もともとジャズ系等が得意な私にとり、ハルキさんが提示する世界観は非常にマッチしているんですよね。これは本当に喜ばしく、ぶっちゃけ奇跡的だと思っています。ですが時にはそれらから離れた形もありだろう!という事で、今回のこの『Live in the Moment』は、80'sガールズポップをモチーフに、エッセンスとしてピアノ伴奏等におけるジャズ味を加えたものとして仕上げました。若い世代にどう受け取られるかは未知数ですが、こういった形を引き出しにもつ者として、少し披露してみたいなと今回考えまして。
おいも大好き紗智さん!いずれおいもソングも書きたいなと思いつつ、今回の作品のテーマは「色(もしくは無色)」です。
世には様々な色が存在しますが、ある面においてはそれらすべてを内包し、そしてまたある面においてはそれらによる干渉を受ける手前の無垢として、無色(白)という概念があります。私の担当曲『Code:Void』はまさにその無色について綴ったものなんですよ。そしてそんな歌詞内容と共に繰り広げられる楽曲もやはり、とても純粋なガールズポップとなっています。昨今流行りのあらゆる楽曲ジャンルへと枝分かれする前の、ポップスとしてのあるべき形。自然な形。それを目指しました。
Mythe et Jouer / V.A.(Y.U.I.S)
こちらはですね、tr.06『クロイツバサ』において作家としても参加されているHARU/FiAさん主導の、ゴシック系(の得意な)作家×ゴシック系VTuberというコンピレーション企画なんです。クラウドファンディングによりはじまった本企画、無事に制作過程を終え、新作としてこの様に告知できる運びとなりました。先ずは参加者一同、そしてご協力くださったファンの皆様、本当に有難うございます!
そしてグーテンモルゲン!という事で、私の担当楽曲『帰天』においてボーカルを担当されるのはVTuberの皇黄リリエさん。イラストやLive2Dアニメーション制作までもを一手に担うものすごく多才な方なんですけども、(日頃の配信にて披露しておられる様に)歌唱力も類稀なものをお持ちです。すごいですよねぇ〜。
そして楽曲です。「帰天」とはカトリックにおいて「死」を意味する語句ですが、本楽曲においてはそれを拡大解釈したものとして用いています(具体的には人ならざる者への転生を指します)。そんなファンタジックな世界観をベースに、悲壮感と透明感双方が伴う、リリエさんらしさのある楽曲として構築しました。彼女の歌唱表現も相まって、展開豊かではありつつとても馴染みやすい仕上がりになっていると思います。
今回は以上となります。そしてこの秋あわせの日程消化を期に、
NanosizeMir新作に向けて本腰を入れてゆきます!