2021年10月28日

塚越の2021秋まとめ

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どうもどうもこんにちは!塚越です。

今回も元気に秋あわせの纏めといきたいところなんですがその前に一点!
実は夏から秋にかけたこの間、私は体調不良に陥ってしまい、これに伴い一部の作品において参加の見合わせや制作の延期、或いは参加形態の変更等の状況が発生してしまいした。この場を借り、関係各位には謹んでお詫び申し上げます。

現在は回復につとめつつ、概ね通常ペースで作業の方進めております。つきましてはご覧戴く皆々様もどうか、お身体にはくれぐれもご自愛くださいませね。

さて、ではいってみましょう!




■ ゲーム

こちら、母なる星より - 日本一ソフトウェア


■ テーマソング『Cheerful Days』の作編曲及びギター演奏を担当。
 歌唱:ななひら 作詞:植木直敬・らいね

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日本一ソフトウェアさんより10/28発売となる百合アドベンチャーゲームです。歌唱担当のななひらさんは劇中にて、登場キャラクター「阿閉 春海(あづち はるみ)」ちゃんのcvとしてもご活躍されています。また、下段にてご紹介する楽曲『禁断の愛と魔剣 / La prière』歌唱担当のお一人である藍月なくるさんも、登場キャラクター「比企 沙織(ひき さおり」ちゃんのcvをご担当されているんですよ。皆さんご活躍でなんだかすごいですね…!

日本一さん×ななひらさんといえば、一昨年に発売された『じんるいのみなさまへ』のOP曲『PRECIOUS DAYS』があったわけなんですが、今作『Cheerful Days』はその雰囲気を踏襲しつつ、比較的素朴な楽曲として仕上げた『PRECIOUS〜』に対し、より緩急がつき、かつより大きなスケール感の伴う楽曲として纏めています。シンセ系音色の比重もちょっと増えてますね!

なお作詞者は連名となっていますがこちらは、原案となる詞を植木直敬さんが先ず書き起こし、らいねさんはそれを楽曲にマッチする形でリファインする…といったプロセスで制作を行った事によるものです。非常に印象的かつ美しいワードで全編纏められており、私としても実に頭が上がらぬ思いです。





■ 動画 / 配信

禁断の愛と魔剣 / La prière


■ 作詞・作編曲及びギター演奏を担当。

 歌唱:La prière(棗いつき/藍月なくる/nayuta)



La prièreさんことらぷりの、「12ヶ月連続リリース企画」の今月(2021年10月)分がこちら。なお作詞も含め担当しているですが、原案となる物語は棗いつきさんが主に構築してくださっているとの事です。それを元に先ず楽曲を構築した上で、各展開や或いはフレーズにあう言葉をこちらで紡いでいった、という感じですね。

らぷりさんに過去ご提供した楽曲といえば『君よ』があります。この楽曲はお三方全員に、かなりの厚みを伴うコーラステイクの収録を伴うというスパルタ曲なんですが、今回もやはりその意匠を受け継いだ、関係者全員が大変な思いをする楽曲にしっかりと仕上がっています!

さて、今作は上述の物語性を楽曲に落とし込む上で、舞台音楽風の展開性をもたせています。以前もした話になりますが、そもそも私は昔ミュージカル系のお仕事(稽古ピアノ / 作編曲補佐)に従事していた経緯があり、この形は得意なんですよ。ともすればくどくなる余り一般的なリスナーを遠ざけてしまう傾向のある当該ジャンルにおいて、いかにそれを避けつつ良いところを活かすか…このへんが腕の見せ所になります。

極めて表現力及び演技力豊かに歌い上げるお三方に負けぬ様、或いはそれをより際立たせるべく、楽曲性全幅でもって盛り上げていける様なつくりを心掛けました。それだけに、完成時の"燃え尽きた感"はひとしおでしたね…!





■ 同人作品(M3-2021秋頒布)

フユアカリ / 朝木ゆう(Euphony*)
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■ tr.03『雪うさぎ』の作詞・作編曲及びギター演奏を担当。

 歌唱:朝木ゆう

お初です、朝木ゆうさん!実にポップスセンス抜群の歌い手さんです。「Euphony*」というサークルさんとしては、本作は8枚目のCDとなるとの事です。今作は作編曲に加え、作詞も私が担当しています。CD全体のテーマは(アートワークからも判る通り)雪なんですが…ここは先ず、私と雪の切っても切れない関係から説明せざるを得ませんね。

何を隠そう長野在住である私、毎年雪には悩まされるばかりです。数年前の記録的積雪下では近隣の簡易車庫が破壊され、自宅もまた「これ以上降ったら潰れるぞ」という恐怖に怯えながら屋根の雪を降ろしました。それでなくとも私はバイク好きでして、しかし積雪下では乗れず悔しい思いを毎年するわけです。

そんな私が書いたこの『雪うさぎ』は、雪解け期の心情について書き上げたものなんですよ。だからですねぇ…そんな際の情景や心の趣について、きっと活き活きと描かれているはずなんです。是非お聴き戴いて、春先の気持ちを共有できたら、それはとっても嬉しいなって。

さて、前述である朝木ゆうさんの「ポップスセンス」について。今作はこれを活かすべく、部分的にブルーノート調に転ずる旋律を用いています。それが展開される中で自由に、その抜群のセンスを披露して欲しいなと。またコーラスフレーズについても同様の意匠のもとに構築していますが、ゆうさんは部分的にフレーズ末尾をフォールさせる等の表現を用いて、すごく豊かに歌い上げてくださいました。ミキシングの際、「おお」っとちょっとにやけてしまいましたよ。



銀葬ヴァンパイア / 狛茉璃奈
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■ tr.01『銀葬ヴァンパイア』の作曲及びドラムプログラミングを担当。

 歌唱:狛茉璃奈、作詞:つきふみ、編曲:irigino.

狛茉璃奈さんに楽曲をご提供するのはこれが2度目になります。今作はアルバム全体のテーマであるゴシック調の雰囲気に則った、4つ打ちビートを主体にクラシカルな旋律及び和声をアドオンした楽曲として仕上がっています。同人創作における私の"ある一面"として、昨今若干定番化してきた感のある形ですね!

なのですがなんと今作、編曲担当が私ではなくirigino.さんなんですよ。内実これは上述の体調不良によるところに端を発する布陣なのですが(璃奈さん並びにirigino.さん、お忙しい中でのご対応心より感謝します!)、完成音源を拝聴した際、「これはかなり面白いぞ…!」とガチで思いましたね。

私は作曲時のデモ制作に際し、リズム隊だけは完全なものを仕上げるんですよ。よって今回irigino.さんに編曲して戴く上でも、リズム隊のステム素材をお渡しし、それを活かして戴いているんです。これにより、編曲上においても私自身が先ず構築した、「ブレイクやキメ等、リズム隊の存在によって展開が確定する部分」が生まれます。

そしてirigino.さんはそれらを踏襲しつつ、音づくりや細部のフレージングにおいては持ち前のサウンドセンスを前面に推し出したアレンジを行うわけです。よって従来の、主旋律以外ほぼまっさらな状態から行う編曲と異なり、今回のこの形は作曲者×編曲者のハイブリッド感がものすごく強まるんですよね。イントロからしてもうそのニュアンスばっちりで…この感覚、もしかしたら以前より私ないしirigino.さんの楽曲を多く耳にしてきた方には伝わるんじゃないかな?



街角エトランゼ / 後藤ハルキ(A little bit)
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■ tr05.『HEAVEN'S NIGHT - new take -』 
   tr06.『小さな旅人 〜 a little wayfarer 〜』 
   tr09.『Apaixonado -愛の虜-』 
   tr10.『P.I. 〜Interim report〜』
 上記すべての作編曲及びギター演奏を担当。

いずれも作詞、歌唱:後藤ハルキ

おなじみ後藤ハルキさんです。今回はなんとベストアルバムということで、2008年から2017年までの足掛け9年間に及ぶハルキさんがこの一枚に詰まっています。なんか嬉しいですね!

ハルキさんのご活動に伴い、私も多くの楽曲をご提供して参りました。何曲書いてきたんだ!?それはもう判らないくらいには。だからハルキさんにとってのベスト版は、ある一面における私にとってのベスト版でもあるんですよ。今回は4曲ご収録戴いていますが、いずれの楽曲にも私的な思い入れってやはりあるんです。感慨深いんだぜ…!

さて、そんな中でも「HEAVEN'S NIGHT - new take -」はそのタイトル通り、今回の為にリファインした音源となります。歌唱収録をはじめ、大部分を1から制作し直しています。旧音源を活かしたのは唯一ピアノ演奏データのみ、だったかな?

それに辺り以前構築したデータを掘り起こしたわけなんですが、上述のピアノ演奏データ、随分細やかに弾いているなあという感じがしました。最近はもう少し大雑把といいますか、伸ばし音を活かす様な弾き方に変わっているんですよ。この辺りはその時々の傾向だったり或いは趣味性だったりで変わる部分なんですが、いずれにせよ私的な変化を見て取れるというのは面白いなと感じましたね。

変化といえばもうひとつ、ハルキさんの歌唱表現力というのがあります。具体的にいうと旧音源と比較して、サビ等のパワー感がかなり増しましたよね。すごいなあ、進化してますね!



SOLLA FELLIS / LORE
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■ tr. 04. 『Diary of Sin』の作編曲及びギター演奏を担当。

 歌唱:Eili、作詞:悠貴

こちらもご提供は初となります。コンポーサー兼ギターリストのNosさん、そしてボーカリストのEiliさんからなる音楽サークル、「LORE」です!今作がファーストアルバムとの事です。なお二人共に米国人という事で、メールでのやり取りにおいてはお互いに時差を感じる様な面があったり等、なかなかに新鮮でしたね。

Eiliさんはソプラノボーカリストという事で、過去に歌われた楽曲においても、その美しいハイトーンボイスを遺憾なく発揮しておられました。なので今回の制作に当たっては先ずそれを活かす事を筆頭に、その上でLOREというサークルらしさであったり、或いは私らしさであったりという様な面をしっかりと織り交ぜてゆく事を目指しました。オルタナティブロック的な曲調の理由がそこにあります!

制作当初、私的に歌詞が英語想定だったんですよ。結果的に悠貴さんによる日本語詞として纏まったわけなんですが、これをEiliさんが歌う事で、通常の日本人ボーカリストが歌うそれとは異なる、ミステリアスな雰囲気に仕上がってきます。これがまた格好良くてですね、思わず水谷に聴かせましたよね。きいてよこれ!って。

水谷といえば、本楽曲は今回ご紹介する中では最も、「NanosizeMir」っぽい雰囲気の強いものになっているんですよ。具体的には『すべての晴れ上がり』とか、その辺りの楽曲ですよね。最近私がロック系の楽曲を制作する際、サビや或いはイントロのリズムパターンに(ドラムスが生系であっても)4つ打ちを用いること結構多いんです。流行りというのもあるし、勢いもでるので。ですが今回のこの曲を切欠に、私の中でオーソドクスな8ビートのリバイバルが訪れるかもしれません。つまり『すべての〜』的曲調はプログレッシブでありつつ、立ち返るべき原点でもある、かも?



Replica Blue. / 咲良ゆの(Amelia)
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■ tr. 02. 『氷花はエフェメラル』の作編曲及びギター演奏を担当。
 歌唱:咲良ゆの、コーラス:月乃、作詞:ららい、ドラムス:nemu、

咲良ゆのさんです!ご提供は2度目になります。クレジット欄をご覧戴くと判る通り、ゆのさんのご提案のもと、今回はドラムスが生なんですよ!同人曲で生ドラな曲って、私的にはだいぶ前に中恵光城さん曲があって以来相当久しぶりなんじゃないかな??

曲調としてはこちらもオルタナティブな雰囲気が強いものの、上段『Diary〜』に対しミドルスローテンポ主体かつ曲中での展開性に富んだ、若干プログレッシブなもの。またピアノがフィーチャーされている点も異なります。今回の企画テーマは「青(碧)」という事で、なんとなく私的にそれを早期するインストという事でピアノを入れたかったんですよ。とはいえ私は鍵盤弾きですし、むしろ入っている事の方が圧倒的に多かったりするわけなんですが。

nemuさんによるドラミングにより楽曲全体的に有機的な"うねり"が加わっており、この辺りは打ち込みでは再現不可な要素なので、ミキシングに際し「やっぱ生はイイな」となりましたね〜。今のドラムスライブラリ(つまり打ち込み用のソフトウェアライブラリ)ってベタ打ちしてもある程度音がランダマイズされる様になっているんですけども、それでもなお無機的な要素ってでちゃうものなんですよ。それがむしろ良いこともあるにはありつつ、やはり生には代え難いなと。またどこかで叩いて戴きたいなあ。

ゆのさんのVoには真っ直ぐでピュアな音色(ねいろ)感があり、今回のこのテーマ性にまさにぴったりですねぇ。そして本楽曲においてはコーラス部分を月乃さんがご担当されているんですが、こちらは比較的テクニカルな風合いが伴い、双方間に絶妙なコントラストがあるなと感じます。



Sweet Temptation / 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)
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■ tr. 02. 『Restart Blooming』の作編曲及びギター演奏を担当。
 作詞・歌唱:セレネ(CV.小鳥遊めぐみ)

こちらもお初ですね!小鳥遊めぐみさんです。今回のこのご企画においては「アイネ」ちゃん並びに「セレネ」ちゃんの二役をお一人で演じ分けているそうで、それらのうち、私の楽曲はセレネちゃんのソロ曲となります。

こちらの楽曲はコーラス部分の多くが英語で綴られているんですが、ミキシングに際しまず驚いた事、めぐみさんは英語の発音がめちゃキレイなんですよね!話せる方なのかな?そこはかとなくネイティブっぽい印象を受けます。

曲調としては「ポップス」という要素をまさに地で行く様な、ポップソング然とした形のものですね。この形って恐らく、古くはステレオタイプなアイドルソングの体裁であったと思うんです。ところが今でいうアイドルソングといえばデジタル要素の強い形を連想し易い気がするので、今回のこの楽曲の様な曲調って、何気にかなりプリミティブですよね。ですがそれ自体の良さというのもまた普遍的もので、時にはデジタル系の楽曲を手掛ける私としても、この辺りの要素を引き出しの中に持っていることを大事にしたいなと改めて思いました。

こういった楽曲におけるエレキギターの音作りって結構難しくてですね、重すぎてもいけないし、軽すぎたらそもそも役割を成さないしという事でその中間の、絶妙なところでバランスをとる必要があるんですよ。今回もやはり如何様にするか悩んだのですが、納品時めぐみさんにギターを褒めて戴いたので私は満足ですw

んでもってそんなめぐみさんのVoは、ビブのかけ方や或いはお声の裏返し方が特徴的で、そしてとても可愛らしくかつあらゆる楽曲性にマッチしそうな表現力・包容力を有すものです。英語がキレイとは前述ですが日本語部分においても発音がはっきりとしており、めぐみさんご本人によって綴られた歌詞がとても聴き取り易いんですよね。しゃがれた声しか出ない私としては実に羨ましい事です。美しい声を保つにはどうすればいいんでしょう??





今回は以上となります。それでは宜しくです!
posted by 塚越雄一朗 at 21:18| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月19日

塚越(と碓氷)の2020冬まとめ

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どうも、塚越です!
最近運動不足が気になりまして、今日は近場でリングフィットアドベンチャーが(定価で)手に入らないか探してきたんですよ。結果としては先ず2店舗あるGEOは全滅、中古ショップには一部置かれていたもののプレミア価格…という感じでした。やはり今尚品薄なんですね。

で帰宅した矢先、Amazonに入荷されている(無論転売ではなくAamazon公式に)のを見つけ、即ぽちったと。もしかして運よかったのかな?いずれにせよこれで運動不足を解消したい!

ということで冬まとめ、いってみましょう。今回はビジュアルアーツさんの『冬フェス2020 in エアコミケ2』あわせの作品onlyなのでリンク等の管理がしやすい!


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オンラインイベント『ビジュアルアーツ冬フェス2020 in エアコミケ2』/ ビジュアルアーツ

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先立ってはまずお詫びから。
早期に纏めようと考えていたのですが、気がついたら今は12/19という事で、『冬フェス2020 in エアコミケ2』におけるグッズ販売前日となってしまいました…申し訳ない!

ビジュアルアーツ社によるオンラインイベントです。イベント要項やスケジュール、注意事項等はすべて上記サイト(画像リンクより)上に判りやすく纏められておりますので、参加される方は是非ともよく御覧くださいませね。


さて、本イベントにおいて私は2作品における計3曲(碓氷さん名義含)の制作を担当しております。以下に書いてゆきます!



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■塚越雄一朗として

Keyセット2020 / Key

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同封のアレンジCD『Brass&Wind Arrange Album 'Blow'』における、tr.01「one's future」、及びtr.07「夏の砂時計」のアレンジを担当。

tr.01「one's future」- 作詞:魁 作曲:清水準一 歌:鈴田美夜子
tr.07「夏の砂時計」- 作詞:魁 作曲:水月 陵 歌:水谷瑠奈(NanosizeMir)


今回のアレンジCDにおける企画テーマは「ブラス&ウインドアレンジ」!という事で私が担当した上記2曲においてもブラスがぱぱっと華やかに鳴っています。

「one's future」はご存知わふーことクド(cv: 鈴田美夜子)が狂おしいほどの可愛らしさで歌唱する、作品『クドわふたー』OP曲です。実はこの楽曲に限らず、今回は全体的に「原曲をとってもx2大事にする」アレンジを心掛けました。当時作品をプレイしたりすることで培った思い出が鮮明に蘇ってくるような…そんな楽曲に仕上げる事を目標としています。

「夏の砂時計」は作品『Summer Pockets REFLECTION BLUE』に収録された、るなちこと水谷瑠奈歌唱のバラード曲です。作曲の水月さんによる特徴的かつ風合いのある和声感はそのままに、ブラスやジャズ的リズム感をアドオンしてゆく様な形で纏めています。伸びやかに歌うるなちの歌唱を最大限に活かすべく、1つ1つの音を丁寧に入れ込みました。



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■碓氷悠一朗として

月の彼方で逢いましょう & SweetSummerRainbow ビジュアルファンブック / tone work's

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同封のアレンジCD『Sparkling tone』における、tr.03「Nostalgic Treasure -Passing Shower Version-」のアレンジを担当。

作詞:白矢たつき Vocal:Luna



こちらの企画テーマは80'sを想起させる「CityPop」!ですが曲調やテンポ感的にファンク / ソウル色をだすのが難しい「Nostalgic Treasure」は、80'sロック的なニュアンスを基調とした、言わば「CityRock」といった雰囲気で仕上げています。

ローをブーストしたヘビィなスネアサウンドや、決して16ビートではない、あくまでも8分のノリでタテを揃えてゆく純然たる8ビート…80'sロックサウンドは、基本的な体裁こそ現在と共通するものの、細部のディティールは現在とまるで異なるアプローチで構築されているんですよね。私は80's直撃世代ではないのですが、こういった企画を期に、目を向けてみるのもまた面白いなと改めて思いました。格好良く仕上がっていると思います!


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今回は以上となります。よろしくです!



ところで以前よりTwitterでちょろっとお話していたNanosizeMirのwebラジオ、名付けて『NanosizeMirのラジオもどき(仮)』の第一回目がつい先程YouTubeにUPされましたよ!アシスタントとして、友人であるきゅうりくんことspikinさんにもご助力いただきました。是非きいてねっ。



私は今回安いチャット用マイクで録ったんですが、なんかオフマイク気味のポジションになっているせいかところどころ声が曇りがちですね。次回マイクかえます&気をつけます!


posted by 塚越雄一朗 at 20:15| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月30日

塚越の2020夏まとめ


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どうも、塚越です!
コロナの煽りを受け、あらゆるイベントが中止・延期になりました。夏コミは勿論のこと、KeyさんとこのKSL2020もやはり。直近ではアニサマ2020延期が公式にアナウンスされましたね。

去る25日に緊急事態宣言は解除されたものの、今尚テレワークを継続している企業があったり、各お店の営業時間が短縮されたままであったり、或いはいまだ社会全体に自粛ムードが漂っていたりと、コロナに伴う異常事態が収束するまでには至らない…といった今時分です。

そんな最中で発表・公開が先延ばしになってしまった楽曲も複数ありつつ、今回こうして無事「夏まとめ」記事をUP出来る事が有難いなあと感じます。ではいってみましょうか!


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■商業作品(全年齢)


Summer Pockets REFLECTION BLUE / Key
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テーマソング「アスタロア」編曲及びギター演奏を担当。

作詞:魁 作曲:折戸伸治 歌唱:鈴木このみ

2018年6月19日に発売となったADV「Summer Pockets」の系譜である新作、『Summer Pockets REFLECTION BLUE』のテーマソングです。既に各楽曲配信サイトにてフルverが販売されています!


■OPムービー(「アスタロア」Short Ver.)


'00年代感といいましょうか、どことなく懐かしさの漂う本楽曲のサウンドイメージは折戸さんにより、ラフの段階から既に打ち出されていました。これを受け私は、そのイメージを強く推し進め、かつOPとして相応しいだけのアグレッシブさや、或いは本作らしい"夏"感を与えるべくアレンジを行いました。

鈴木このみさんの歌唱は(周知の通り)力強い中にも繊細さが伴うもので、大幅な抑揚を有す本楽曲に、更に大きなうねりを齎しています。畳み掛ける様に歌い上げるサビ旋律などまさに、押し寄せる波さながらに…!

そして何を隠そう本作のいちファンである私自身、楽曲中で紡がれている言葉のひとつひとつが実に気になるところです(なお今回は編曲者という立場上、物語に関わるプロット等は一切受け取っていません)。つきましては発売予定日である6/29を新鮮な気持ちで迎える為、この記事のUPをもちまして私は、本楽曲の制作陣である旨をいったん忘れておこうと考えます。よし、忘れたぞ!!!

なお本作においては水谷も挿入歌等の歌唱担当として参加していますが、その旨については後日、きっと水谷本人が書いてくれるかと。期待しましょう!



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■商業作品(成人向、碓氷悠一朗として)

月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow
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挿入歌「Nostalgic Treasure」、
及びイメージソング「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん 佐倉雨音ver.」
双方の作編曲及びギター演奏を担当。

「Nostalgic Treasure」
作詞:白矢たつき 歌唱:Luna
「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん 佐倉雨音ver.」
作詞:白矢たつき 歌唱:佐倉雨音(CV.くすはらゆい)


昨年6/28に発売され好評を博した「月の彼方で逢いましょう(略称:つきかな)」のアフターストーリー版である本作、作中の登場人物である佐倉雨音ちゃんにスポットをあて、物語が展開されます。また、同時発売となったCD『月の彼方で逢いましょう SweetSummerRainbow Vocal & VoiceDrama Collection』内にて、両楽曲のフルverが収録されています。

「Nostalgic Treasure」はテンポ速めのポップロックナンバーであり、疾走感の伴うビートや、ダウンチューニングベースで重めのギターバッキング等にのせ、Lunaが雨音ちゃんの心情を歌い上げます。ともすればしっとりした雰囲気で組み立てるのもアリなナンバーでしたが、前作の雨音ルートED曲であった「After Rain」における曲調等も反映し、この形に。

■「Nostalgic Treasure」Short Ver.


「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん 佐倉雨音ver.」は旧作においてLunaが歌唱したオリジナルバージョンの形そのままに、雨音ちゃんのcvであるくすはらゆいさんのボーカルを新録したものです。よって今回の私の担当はミキシングのみということですね。電波曲である本楽曲はメイン以外にも「ハモリ」「合いの手」「コーラス」「セリフ」といった多くのパートが存在しますが、今回はすべてくすはらさんがご担当されています!

■「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん 佐倉雨音ver.」Short Ver.




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■同人作品


Ambivalen¢e / Sennzai
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tr.01「生誕アンビバレンス」の作編曲、ギター演奏を担当。

作詞:結崎有理 歌唱:Sennzai&Sennzai

Sennzaiさんといえばその類まれなる歌唱力に定評のある歌い手さんですが、なんと本アルバムにおいては一人二役、つまり二通りの声色を見事に演じ切っています。私が担当する「生誕アンビバレンス」は、『本来のSennzaiさん』と『幼いSennzaiさん』によるデュエット曲という事で、制作当初よりどの様な仕上がりになるのか、私自身とても楽しみにしていました。

『幼いSennzaiさん』は、俗にいうロリボイス的なニュアンスとは一線を画す、例えるならばボーイソプラノ(=変声期前の少年が歌うソプラノ)的な雰囲気があるなと感じます。よって非常に純粋といいますか無垢な印象を有しており、そしてその印象は本楽曲の歌詞における、自らを諭す様な言葉の数々と実にうまく調和し、とても深遠な物語性を思わせるものへと昇華しているなあと。

定かな記憶ではありませんが、女性が声楽的な発生法を駆使し続けた場合に、そういった(変声期前の少年の様な)声帯へと変容するケースがあると昔聞いた覚えがあります。いや、まじであやふやな記憶なので鵜呑みにしないでくださいねw Sennzaiさんがどういった経緯でその歌唱力を得るに至ったのか私は存じ上げませんが、二色の声をミキシングしている最中にふとそんな話を思い出しました。

楽曲のほうは(恐らく)非常に私らしいイントロフレーズから始まり、緩急をつけたヒラウタ部分を経て4つ打ちビート主体のサビへと繋がってゆく、展開性に富んだ形になっています。恐らく1,2年くらい前の私であればこういったテイストの楽曲はエレクトロな音づくりを主体に纏めたものと思いますが、このところはなんだかその辺りの趣向が若干薄れたというか、気分的に少しアコーティック寄りなんですよ。本楽曲のドラムスはリズムボックス系のキックやハットと生ドラムシミュとのハイブリッドなんですが、そういった部分がここ最近のマイブームだったりします。


Secret Rose Garden / 葉月ゆら
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tr.02「Werewolf」の作編曲、ギター演奏を担当。

作詞・歌唱:葉月ゆら

おなじみ葉月さんです!今回も「ゴシック」というテーマのもと、あらゆるベクトルの楽曲が目白押しとなっています。そんな中にあり、メタル系の曲調で攻めた今回の担当曲「Werewolf」は、OPを経て1曲目という立ち位置にありながら随分異彩を放っていたなと、今改めてクロスフェードデモを聴いていて思いましたね。

「メタル」と一口にいってもメロディックなものからハードコアやデスまでそれはもう色々ありますが、私個人としては概ねすべて好きだったりします。とはいえ私は学生時代をパンク系(メロコア系)バンドマン(なおドラマー)として過ごしたので、ミュージシャンとしてメタルに深々と染まった経緯というのはないに等しいのですが。

本楽曲は北欧メタル的な雰囲気をモチーフとしており、それにあたり拍子も3/4(もしくは6/8)基調ということで、字面上では若干特殊なリズムで構成されているという事になります。ですがその特殊感が全然ない…!?それというのも恐らく、スラッシュビートの懐の深さというか、むしろ1拍内にキックとスネアアタック双方が収まり切ってしまう圧縮感によるところなのかなあと。この辺りはちょっと新たな発見でしたね。

「北欧」ベースの楽曲を提示した事で葉月さんは歌詞内容を入念に精査されていたご様子でした。結果として編み出された「Werewolf(=狼男)」というイメージと、それを擁す物語性とは楽曲にとてもマッチしており、正直頭が上がらないですね…葉月さんは本当にすごいと思います。歌唱においてはサビ末尾のフレーズの歌い上げ方などになんだかめっちゃメタルっぽさがあり大好きですw


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今回は以上となります。それではよろしくです!
posted by 塚越雄一朗 at 22:47| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月27日

塚越の2020春まとめ

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どうも、塚越です!
作業とアイスボーンPC版とを往復しているうちに、世間はコロナやら或いはコロナやらで大変なことになっていますね。困ったものです。

そんな最中ではありますが、2020春の参加作品纏め、いってみましょうか!


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■M3-2020春(3/1)作品



Cherry Melody / 葉月ゆら

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tr.06「鉱石メロディ」のゲスト歌唱、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:葉月ゆら&塚越雄一朗(NanosizeMir) 作詞:葉月ゆら

今回のゆらさんアルバムはゴシック要素から少し離れ、バラエティ豊かなポップソングを集めたものとなっています。そんな中での私の楽曲は、ゆらさんのもとでは実に初となるボーカルジャズトラックです。かつ、なんとデュエットソングでもあります!久々に歌ってきましたよ。

当記事を上げるにあたり事前にゆらさんブログを拝見致しましたので、そちらへのリンクを貼っておきますね。


本楽曲の主旋律のリズム感はなかなかトリッキーで難しめなんですが、ゆらさんの順能力は本当に素晴らしいです。今回はゆらさんが先録りで、それにあわせる形で私のVoを収録するという形をとっているのですが、上述の通り優秀なゆらさんに対し私はなにかとルーズに歌いがちなもので、自らのタイミング音痴を痛感することに…。ですがゆらさんVoの特徴の一つであるスタッカートめなフレージングは私のそれとも案外と相性が良いというか、オクターブ下であったり或いは下ハモであったりする私のVoを上手く引っ張ってくれる形になっており、その辺りは総じて、本楽曲特有の歯切れ良さから成るグルーヴ感の、主たる構築材料になっているかと考えます。

音作りについて、本来こういったアレンジメントであればウワモノとして用いるインストはやはりブラスが最適解なんでしょうが、今回はあえてのストリングスアレンジとなっています。で、いざやってみるとこれが悪くない…!なんでしょう、ディズニー曲的な風合いがでて、またそれがこの曲には良く合っているなと自負する次第。

ジャズ系の楽曲は比較的得意ではありつつ、そもそもやる機会が少ない事から(主にはアレンジ上の観点において)手探りになる事が多いというのが常です。しかし様々な面において、先につながる発見が多い楽曲でした。ちなみに余談、水谷は本楽曲をえらく気に入った様ですw よって次のアルバム曲あたりでNanosizeMir初のジャズトラックが収録される可能性がでてきましたよ。



黄昏町ビルディング / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.02「Party up!」の作編曲、ギター演奏を担当。
作詞&歌唱:後藤ハルキ

今回の私の担当はディスコティックなトラックとなっています。といってもそこはハルキさん、EDMやトランスとかっていうんではなく、所謂ファンク/ソウル系の雰囲気を有すものとして、アダルティに、かつお洒落に纏めています。EW&F的な、そんな感じです!

打ち込みブラスって案外、いやむしろ案外以上に難しいんですよ。無論音源によりけり&楽曲にもよりけりではあるんですが、普通に鳴らすのみではなかなか有機的には聴こえてこないことが多くて。なんですが特にこの楽曲の場合、オケのトップを飾るブラスに格好がついていないと話になりません!なので音づくりにせよ、或いはフレーズそのものにせよ…あらゆる観点から、ブラスをブラス然とさせる為の工夫をしています。聴いて戴く上では、そんな部分にもちょっぴりお耳を傾けて戴けると嬉しいですね。

さてさて。ハルキさんのもとでは比較的アコースティックな質感の楽曲を制作する事が多いですから、ボーカルの処理などについてもやはり自然派というか、ハルキ自身の持ち味を充分に活かす為のミキシングを従来は心がける事が多いんですよ。ですが今回は楽曲性上、ダブリングしたり、ところによりケロケロボイスにしたりとちょっと"遊んで"みました。細かな話になりますが、挿しているリバーブなんかも少し違うんですよ。従来のハルキさんテイストから逸脱するとまではいきませんが、いつもとはちょっぴり異なる雰囲気をお楽しみ戴ければと!



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■DL販売作品



Elis' Dogma / 棗いつき

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tr.06「Checkmate」の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:棗いつき

メインを歌って戴くのは初となる棗いつきさん、今回は『チェス』をモチーフとした作品との事。私の担当楽曲は「キング」がテーマです!

今回は作詞も担当するという事で内容について悩んだのですが、お話戴いた際の「Checkmateというタイトル」「既に勝敗が決した上での清々しさ」といったファクターと、更には『キング』という存在とその存在感等を踏まえ、この内容で書き上げてみました。ゆきすぎた表現についてある程度は自重しつつ、しかし王を王たらしめるに足る言葉を紡いでゆく…本楽曲の作詞作業はそんな雰囲気で進めましたね。

楽曲は速めの4つ打ちビートをベースに展開してゆきます。ですが「ハデ」とか「カッコいい」というよりは、作品の幕引きに相応しい壮大さや雄大さであったり、或いは美しさであったりといったものを重要視しており、総じてエンディング曲然としたものになっているのではと自負します。またその性質上展開性に富んでおり、5:30弱という(比較的)長尺の中で様々な局面を有します。多分ですが割と”私っぽい”感じに纏まっているのではないかと。

いつきさんのVoは安定感抜群でしたね…!メイン歌唱におけるストレートかつ美しく、そしてある側面においては可愛らしいともいえるボーカルワークは聴く者の琴線に強く訴えかけるものであり、一方でコーラスワークにおける力強い表現は、楽曲に一層のスケール感を齎してくれました。…念の為述べておきますけど、これ一切のお世辞成分含みませんからね?w ガチでうまいんですよ。すごいと思います。

なお本作品はもともと春M3-2020あわせで制作されたものなんですが、いつきさんは当該イベントへの参加を見合わせ、作品をダウンロード販売する予定である事をTwitterで述べておられます。そのツイート貼っておきますね!




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■同人以外



Always Bee Happy! / クイーンハニー

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表題曲「Always Bee Happy!」の作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:クイーンハニー 作詞:らいね
バイオリン演奏:Yurine コーラスサポート:水谷瑠奈(NanosizeMir)
レコーディング協力:Nasoundra Palace Studio
ディレクター:田中

クイーンハニーさんというとっても頑張り屋さんなVTuberがおりまして、本楽曲は彼女主体で行った『3Dの体でオリジナルソングMVを作りたい!プロジェクト』というクラウドファンディング企画によって生まれるものです。私は作編曲担当として参加しています。

まだ上記クレジット情報がプロジェクトページ上で公開されたのみですので、現段階で私から多くを語る事はできません。ですが先立っては一言、ハニーさんは本当に頑張り屋さんですね!なにかを成そうとする意欲であったり、或いは一曲のかける情熱であったり…私的にも色々と刺激になりました。

本件についてはまた追って告知します。続報を待て!

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今回は以上となります。
実は他にも告知できなくもない事柄が(水谷も含め)あるのですが、まだちょっと時期尚早かなという事で今回は控えておきましょう。

しかしコロナウィルスに纏わる騒動の着地点が見えない昨今、イベ関連についても各々様々な動きがみられますね。つきましては皆様、お身体にはくれぐれもご自愛くださいませ。私も気をつける!
posted by 塚越雄一朗 at 23:09| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月26日

塚越の2019冬まとめ

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やあどうも、塚越です。
今回は冬コミあわせの参加作品を中心に、更には10月末の秋M3からこれまでの間に手掛けた複数件も含め一挙にまとめていきます。とその前に!


冬コミ(C97)4日目(12/31)、スペースNo.『西J-21a』「ビューティーカルテット」スペースにてナノ旧作すこし置いて貰ってます!
委託作品はこちら。


いずれも持ち込みは少数となりますので、予めご容赦くださいませね。
増税したが価格据え置きだぜ!いまのところはな!



よし、それではいきましょう。

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■冬コミ作品以外



No more sweet / liqueurprime(もちこまめ×鳴紗)

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tr.03「きゃっきゃうふふなパジャマパーティー」の作詞・作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:もちこまめ&鳴紗


当アルバムはネット音楽イベント『APOLLO10』あわせのものでした。今後はこういった機会も増えるのかもしれませんね〜。なお現在は上記リンクよりいつでもDL購入することができます。

歌詞内容は、おおまかに説明すると「夜にひっそりとパジャマパーティーをはじめる2人だったが、次第にわちゃわちゃと盛り上がってしまい…」というもの。この流れに沿い、楽曲も前半はスイングジャズ調、後半は8ビートのロックポップ調という二面的展開でどんどん盛り上がってゆきます。総じてミュージカル曲のようなつくりとなっており、(かねてより述べてきた通り)その辺りはまさに私の得意どころというか、腕のみせどころというか。ともあれはりきって制作した楽曲でしたね!

お二人のボーカルは、もちこまめさん=はって歌うタイプ、鳴紗さん=ブレーシーなタイプということである種対照的でありながらも、実に息がピッタリ。ユニゾン部分のリンク度なども抜群で、正直私のもとでの歌処理がらくちんでしたw 息が合うって素敵!



Sprouting Dreams / MEM project

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tr.07「Fairy Land」の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:丘野塔也 歌唱:
天宮もなか(天野聡美) 朝比奈ひな(音羽里奏)
月岡みかん(大石歩佳) 柏崎こぐま(優音)

アルバムリリース(11/29)の旨は前回の記事でお伝えした通りですが、その際楽曲の紹介は控えましたので、今回また改めてご紹介。公式アカウントにて歌詞つき動画がアップロードされていますので、こちらにも貼っておきますね!



楽曲は多少の電波味を帯びつつもそれに傾倒しない、メロディックなダンスポップです。いやこの場合、ひとこと「アイドルポップ」でOKかもしれませんね。Aメロ部分はラップ(?)調になっていたり、節々に寸劇パートが存在していたりと、なかなかに豊かな展開性を有します。私的なお気に入りポイントはサビ部分における4人の「おっかけ」フレーズ!サビにおいても『4人ちゃんといるんだよ』というアピールをしつつ、量感を伴って盛り上げる為にはどうすればよいかと考えた末に導き出したのがこれでしたね。

丘野さんによる言葉の紡ぎ方がすごく特徴的(ex.胸元にミルクの匂い抱き 夢と恋に活きている etc...)かつ言葉の響きがよく、これはすごいなあ、いい味でてるなあと思いながら制作にあたっていた記憶があります。実際、本件では作家兼ディレクターとして尽力してくださった旧VA竹下氏宛にラインで、「歌詞めっちゃいい(のでご本人に伝えてください)」などと述べたログが残っています。



PRECIOUS DAYS / ななひら(ADV『じんるいのみなさまへ / 日本一ソフトウェア)』テーマソング)

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表題曲「PRECIOUS DAYS」の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:植木直敬、らいね 歌唱:ななひら

本楽曲も以前一度告知しましたね!この度フルサイズ版がめでたく各楽曲配信サイトよりリリースされましたので、もういちどご紹介。

やさしいタッチのダンスポップ調である本楽曲においてとても重要な点がひとつ。それは『素のななひら歌唱がしっかり(しっとり)聴けちゃう』ということなんです。ななひらさんといえば電波系楽曲を数多く担当されていらっしゃいますが、こんな歌唱もできるんだぞと、そしてそれがまたとても素敵なんだぞと。そんなところをアピールすることに一役買えたら、それはとっても嬉しいなって。

ちなみにフルサイズ版作成にあたり、(ゲーム内にも収録された)ショートサイズ版に対しちょっとミキシングアプローチをかえています。大まかにいえばショートサイズ版はラウドネス優先、フルサイズ版は分離感や聴きやすさ優先といったところでしょうか。この楽曲の制作前後に私は、以前自ら『星ノ唄ミックス』と称していた、だいぶ特殊なミキシング手法の焼き直しといいますかブラッシュアップについて試行錯誤しだしており。そんな側面が本フルサイズ版にも含まれています。


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■冬コミ作品



Gemini Syndrome / La prière(棗いつき×藍月なくる×nayuta)

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tr.03「君よ」の作詞・作編曲及びギター演奏を担当。
メイン歌唱:藍月なくる コーラス:棗いつき/nayuta

棗いつきさん、nayutaさん、藍月なくるさんというお三方による、めっちゃ豪華な合同企画となっています。上述の通り私の楽曲においてはメイン歌唱をなくるさんが担当されており、これは実に初のことです。ありがたや!しかしご縁というのは実に不思議なものでなんと今回、なくるさん関連は2曲あるんですよ(もう一曲については下段でご紹介)。

楽曲はゴシックな風合いを有すダンスポップ調…いや、ポップと云い切ってしまうと語弊がありそうな、とにかくにもシリアスなものです。例えばコーラスまわり等、部分的にアカデミックな作曲手法をかじりつつ、全体的には私個人の感性を頼りに、創作的な(といいますか個性的な)展開を有す楽曲として纏め上げています。前述の通り4つ打ちダンスビートが基調ですが、ストリングス隊や或いはコーラスの比重が高いことも相まって、どちらかといえばシンフォニックな側面の強い楽曲といいそうです。

メイン歌詞は本作品のテーマである「ふたご座神話」の一部をもとにしたもので、こちらもシリアスさをだす為に全編古語調で纏めています。対してコーラス歌詞はすべて造語であり、この造語の紡ぎ方はNanosizeMirで培った手法がベースとなります。総じて私らしい楽曲だなあと自ら思いますね。



Stellalude / Risa Yuzuki

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tr.03「夢みるMilky Way」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌詞:Risa Yuzuki 歌唱:Risa Yuzuki & 藍月なくる

Risa Yuzuki(柚木梨沙)さんこと「ゆずりさ」さんによる1stアルバムとなります。お初です、ゆずりささん!かつ私の担当曲は(上段で述べた通り)藍月なくるさんとのデュットとなっているのですが、実はこの楽曲、当初はゆずりささんのソロ曲だったんですよ。作詞過程においてデュエット曲として再編されたという経緯があります。

楽曲は明るくポップでかつキュートなアニソン・キャラソン調。企画当初に「ピチカート音色を効果的に用いた音づくりを」という発案があり、これこそ本楽曲が生まれる原動力であったと云えそうです。ウワモノとしてストリングスをフィーチャーし、ピチカートセクションとレガートセクションとを頻繁に切り替えつつ楽曲に展開性をもたせるという意匠のもと、本楽曲のアレンジは成り立っています。

アルバム収録曲は実にバリエーション豊かで、その中でゆずりささんの様々な側面が聴いてとれます。底知れぬ可能性をお持ちですよね。もし次があったら、ちょっと難しめの曲を書いてみたいなぁなどと考えてみたり。とはいえこの曲も簡単ではないですけど…!なくるさんもまた本当に上手くかつ印象的というか感傷に訴えかける感じの声色の持ち主で、そんな素晴らしい歌い手さんのもとで楽曲を書くことができるのは幸せだなあと感じます。



Tødestrieb / Seardrop(Sennzai)

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tr.06「VICTIM」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌詞:Sennzai 歌唱:Sennzai

今回のSennzaiさんのアルバムテーマは「侵蝕」とのこと。私的にこのお話を最初に伺った際、咄嗟に思い浮かべたのは『バイオハザード』だったんですよね(あまりご存知ない方:ウィルスに侵され人がゾンビ化するといった体のホラーゲームシリーズです)。ただ結果的にはそれを想起させるというのとはまた少し異なる形の楽曲として仕上がったんですが、それはあくまでもこの世界線での話で、もしかしたらすごくホラーっぽい曲を書いていた世界線もまたあるかもしれません。いや、話が収拾つかなくなりそうなのでこのへんで自重しますね。

さてさて、そんな(?)私の担当楽曲は、ストリングス刻みをフィーチャーしたシンフォニックかつ重い雰囲気のものです。この冬はコーラスの存在感や或いは処理にひと工夫入れているものが多いんですが、この「VICTIM」はその筆頭といいますか、もうコーラスありきって感じの楽曲構成になっていますね。サビ頭なんてコーラスフレーズこそがメインですし。

この楽曲におけるSennzaiさんによるボーカルは表現豊かかつ所々おどろおどろしいと云えそうな程に鬼気迫るものです。余談ですが歌処理時にボイチャ経由でSennzaiさんのお声を聴いたるなちの第一声は「ビブすげえ!」でした。ビブすげえ!そんな彼女(Sennzaiさんのほう)のテイクに負けぬ様、楽曲もだいぶ個性的なものになっているのではと考えます。


Fluorite / 葉月ゆら

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tr.02「雪の森の孤毒姫 〜Fluoriteの祈り〜」の作編曲を担当。
歌詞:葉月ゆら 歌唱:葉月ゆら

今回のゆらさん作品は、この「Fluorite」と、下段にてご紹介する「Tanzanite」とで対になっています。所謂『白・黒』ってやつですね(なおこちらは白)。2枚組とかではなく、それぞれ独立した作品として頒布されますので予めご注意!

さて、こちらにおける私の担当曲はトランスポップです!といっても平常私がよくやる「トランス調のビートやシンセにエレキギターなどを絡めポップスとして仕上げたもの」とは一線を画す、どちらかといえば純然としたトランスに近い音づくりで今回纏めています。比較的ダンス系楽曲の少ないこの冬における異端枠ともいえそうですね。ご企画にあわせた美しい旋律を書く事を命題とし、それに対し邪魔にならない、上手くフォローしてけるようなアレンジメントを心掛けた末のこの形でした。

これまでの「白・黒」作品同様、楽曲の一部を双方で共有する形になっているのですが、今回の2曲間における共有どころは主に『白の間奏フレーズ=黒のサビフレーズ」です!…などと書ききってしまうと少しネタバレ感もでてきますが、それでもなお双方を聴いた上で恐らく気付きを得られる様な捻り方になっているので、2枚共手にとって戴く場合は是非その辺りにも注目して戴けると嬉しいです。


Tanzanite / 葉月ゆら

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tr.02毒祓いの羊 〜Tanzaniteの生贄〜」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌詞:葉月ゆら 歌唱:葉月ゆら

そしてこちらが『黒』たる作品「Tanzanite」です!

比較的重めのロック系楽曲として纏めています。Aメロの大部分をルートCのオンコードで引っ張るんですが、このCのパワーコードは6弦開放で鳴らしているのでつまりドロップCチューニングってやつですか。うちのメインギター(シェクターのヘルレイザーエクストリーム)は元々そういう重めの音づくりに対応する個体ではあるんですが、ここまで下げるとなると流石に普通の弦だとヤバイので、この楽曲の為にヘビーゲージ(太い弦)に張り替えましたよ。なお年末までの間にもう1,2曲程ヘビーロック案件が控えているので、それが終わるまでこいつはこのままにしておきましょう。

メインフレーズ含め、サビにおけるビート感といいますか音符割について結構悩んだんですよね。現状の形は幾つか試行錯誤した中でも比較的不安定めなもので、それもまた面白かろうとチョイスしつつ、最終的にはうまくねじ伏せて安定的に聴かせる為にドラムスだけは4つ打ち気味に鳴らすという落とし所になっています。この楽曲に関してはAメロのビート感などもまた極めて不安定なもので、ある意味それこそが(音づくり上の)テーマというか個性といってもいいかもしれないですね。いずれにせよ普段あまりやらない事を試みた、(私的に)挑戦的な楽曲となっています。



美獣−bijou− / ビューティーカルテット

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・tr.07「つかもうぜ!ゴールデンボール〜やさしくね〜」の
 作編曲及びギター演奏を担当
歌詞:L&C.B 歌唱:ビューティーカルテット with Sexy Voicy Guy達

・tr.01「美獣・萬carat*〜ビューティーカルテットのテーマ〜」の
 アオリみたいなやつを「MC.Tsukagoshi」として担当
歌詞:L&C.B 歌唱:ビューティーカルテット feat. MC Tsukagoshi

・更にるなちこと水谷瑠奈の(自称)クローン(??)
 『トゥルービューティー』がtr.04「TT・トゥルー」の
 リード歌唱、及びtr.01、tr.06、tr.07の歌唱を担当。
tr.04:作編曲:ねぎとろ 歌:トゥルー・ビューティー
tr.06:作編曲:七誌 歌:ビューティーカルテット


最後にこちらの作品です!これはですねぇ…なんなのこれ…なにをどう説明したらいいんだよ!誰か教えてくれw えええっと、まあようはあれですね、平たくいっちゃえば下世話なやつですね。うん。あとブログの横幅せますぎんよ〜。今後広げておこう…。

えーと、ひとまず私の担当曲について書きましょうか。タイトル「つかもうぜ!ゴールデンボール〜やさしくね〜」から恐らく連想して戴けるであろう楽曲の、パロディなのか、或いはそうでもないのかというギリギリのラインを攻めました。そのつもりです!しかし雰囲気だすの結構大変でしたよ。ドラムス(特にスネア)の感じなどは云わずもがな、シンセ音色などについても、普段まったく使わないFMシンセなどを引っ張りだしてみたり、そこでまた操作やら扱いが全然わからん…となっていたり。

で、すべてのボーカルテイクが我が手元に届き、やっと完成した!という段階で既に今月半ばという事で、この時点で本来(プレス納期的に)アウトよりのアウトなんですが、しかしアルバム全体でみればまだ部分的に作業が残っていたりして、最終的には歌唱担当の一人でもあるうんちゃらビューティーさん(もう誰がどれなのかわかってない)がプレス業者に泣きつき、〆を伸ばしてもらってなんとかいけた…!みたいな。いやぁ、完成してよかったよ!とにかく面白いんで是非きいてくださいね!

最後にるなちのクローンだかなんだからしき『トゥルービューティー』さんからコメント預かっています。

みんな✌︎('ω')✌︎きいてね

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今回は以上となります。それでは皆様よろしゅう!そしてどうかよいお年を!!
posted by 塚越雄一朗 at 21:24| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月11日

台風ワルプルギス

ブログではお久しぶりです、るなちだよ(=゚ω゚=)
地級史上最大級だとか、ワルプルギスだとかで世間を騒がせてるものすごい台風がやってくるようですが、皆さん安全対策等大丈夫そうですか?
塚越は作業を一時中断し、避難準備を終えて先程旅立った模様。
私の住んでいる千葉はなにやら直撃コースの予感なので、おうちが壊れないことを願いつつ引きこもって過ごそうと思います。
なにごともありませんようにー。

さて、お知らせというほどのお知らせではないのですが、10/27(日)に開催される秋M3、NanosizeMirは不参加となります。
塚越はいつもどおり他サークルさんに曲提供行っていますので、情報が出揃い次第改めてツイッターやブログでお知らせしますのでチェックしてみてくださいね〜。

あ、過去のCDは下記通販サイトでいつでも購入できますので、ぜひご利用ください。

CDpic_small2.jpg
2019春M3で頒布した「オール電波」も買えますよ。

あと、近いうちにBOOTHでも頒布できたらな〜とぼんやり考えているところなので、準備整ったらまた改めてお知らせしたいなと思います。
それではまた〜ヽ(=゚ω゚=)ノ
posted by 水谷瑠奈 at 17:40| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

塚越個人の夏あわせ作品及び近況まとめ

やあどうも、塚越です。
今回は春からこれまでの間に世に放たれた数曲と、夏あわせの1曲についてまとめます!

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■碓氷悠一朗として

月の彼方で逢いましょう Vocal Collection / tone work's
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tr.04「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」、
及びtr.05「After Rain」それぞれ作編曲及びギター演奏を担当。
tr:04 / 歌唱:Luna 作詞:白矢たつき
tr:05 / 歌唱:Luna 作詞:白矢たつき

tone work'sさんより6/28に発売された恋愛ADV「月の彼方で逢いましょう」に寄せた、『佐倉雨音』ちゃんルートの2曲です。前者は挿入歌でありイメージソングとして、後者は同ルートのED曲として本編中では使用されています。商業曲はこちらでまとめていないケースも多いんですけども、この2曲はなにせ前回ミニボーカルコレクションの旨に触れているので、であれば本チャンのこちらをまとめないわけにはいかんやろ!と。

「でんじゃらすきゅーとはっかー〜」は電波曲です。『電波と一口にいえど云々』とは都度書いてきた事ですが、この楽曲の音楽性(といいますか電波性?)は、私的な電波的引き出し上ではもっともオーソドクスなものなんですよ。これが俺の電波だ!みたいな。とはいえ本作に収められた(後述の「After Rain」含む)他の楽曲を踏まえた場合、この楽曲は驚くべき異質なものになりますw 最初「なんだこの曲」と驚かれたトンワファンの方、さぞ多い事でしょう…!

「After Rain」はポップロックです。着手当初はもう幾分かオルタナっぽい方向性を考えていたんですが、最終的にはそこまで尖らせない形に纏まりました。この楽曲と上述の「でんじゃらす〜」はフレーズの一部(或いは一部以上)を共有しているのですけど、アレンジ違いでこれだけ印象が異なってくるというのは音楽の面白い点のひとつですよね。



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■塚越雄一朗として

未来(狛茉璃奈バージョン)/ sazanamikazuya
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tr.11「未来(狛茉璃奈バージョン)」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:狛茉璃奈 作詞:漣和夜

こちらは「100%同一の歌詞のもと、異なる作家及び歌い手に、異なる曲調で楽曲を制作してもらおう」というweb企画です(なのでwebページ上にてフルサイズ聴けちゃいます!)。私は狛茉璃奈様とのタッグで参加しました。

曲調はレトロなトランスポップです。このへんのビート感に重めの歪みのエレキを噛ませるのってなんか個人的にカタルシスを感じるんですよね…!もっともクラブ音楽的な側面でいえばそのテの手法は邪道ですから、あくまでもポップスとしての話ですが。なお、より詳細なコメントについては上記ページ下段に付記されておりますので、そちらもぜひ御覧ください。


St.silver / 月詠あると
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tr.01「St.silver」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:月詠あると

月詠あると様の1stソロシングルです。7/7よりBoothにて販売されています。最初にお声掛け戴いてデモをお出ししたのがあれは…何年前になるんだろう?そこから様々な事情を経て製作期間が間延びしつつやっと完成まで漕ぎ着けたという、非常に潜伏期間の長かった楽曲なのですよ。

アッパーめでかつストリングスアレンジがフィーチャーされたゴシックロックです。この辺りの曲調、私は「ゴシックっぽくあること」というのを基本的には意識せずつくっているんですよ。にも関わらずゴシック調としてちゃんと認識されているあたり、やっぱり適正があるのかもしれませんね。そして月詠あるとさんはテクニシャンですね!ともすれば可愛らしいお声をお持ちでありながら、アグレッシブな歌唱表現と豊かな声量によって楽曲をとことん盛り上げて下さいます。スバラシイ!


Fairy Ring / 葉月ゆら
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tr.02「imprecatio」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:葉月ゆら 作詞:海兎

今回唯一の夏コミ案件は葉月ゆらさんです。正直なかなかにぶっとんだ曲調である上に企画趣旨を曲解して制作に当たったものでデモお出しした段階では「これ大丈夫かな」と思っていたんですが、なんだかんだ上手く纏まったものだなと。ゆらさん及び海兎さんの両名に感謝!

なんと形容すればいいですかねこれは。いうなればハデめのデステクノなんですよ。それもガバとかそういう方面にハデなやつ。このテイストを選んだ理由には企画当初提示された「呪い」というキーワードがあり、それを受けて「聴けばそのまま呪われるような、いうなれば呪いのビデオ的な楽曲にしよう」と思い至りまして。ともあれこの曲、これまでゆらさんにご提供した楽曲の中でもぶっとび度は最高だと思います。

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今回は以上となります。
皆様、熱中症にはくれぐれもご注意を!
posted by 塚越雄一朗 at 23:16| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

7/2開催「Mystical Night」ライブレポ

るなちだよ(=゚ω゚=)
先日はMintJamさん主催ライブ「Mystical Night」に行ってきました☆ミ
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出演アーティストは、MintJamさん、Ritaさん、NanosizeMirの3組!
それぞれのアーティストがワンマン級の持ち時間で、たっぷり4時間のライブイベントでした。

NanosizeMirとしては、結成から10年経ってようやくワシらのライブを行ったという感じで、「○年待ってました」という方が結構いらっしゃいました。おまたせしましたよー。
そしてライブ写真をたくさんもらったので、ぺたぺた貼っちゃうよ。
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Vo:水谷瑠奈、Key・Cho:塚越雄一朗
Gt:折倉俊則、Ba:染川裕紀、Dr:持田泰孝

<画像はクリックしたら大きくなるよ(=゚ω゚=)>
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NanosizeMir枠ラストは、MintJamのa2cさんをお迎えしてRewrite主題歌「Philosophyz」を演奏しました!a2cさんとは、Rewrite発売イベント以来なので6年ぶりの共演です。
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たくさんの準備期間を経て行ったライブはあっという間に終わってしまった印象です。
会場に遊びに来てくださった皆さんは楽しんでくれたかな??
私はめちゃくちゃ楽しかった(=゚ω゚=)ヴォォオオオオイ♪

以下、塚越からいつもの追記のひとことふたことみこと。続きを読む
posted by 水谷瑠奈 at 04:41| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

KSL Live World 2016とTVアニメRewrite

こんばんわ、るなちだよ(=゚ω゚=)

4/30のKSL Live World 2016が無事終了しました!
お越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました〜。

keyさんのライブは実にビジュアルアーツ大感謝祭ぶり。
あのときはRewriteのゲームが発売して間もなくのライブでしたね。
そして今回、Rewriteはもちろん、私も塚越も実はCharlotteの劇中バンド「How-Low-Hello」の楽曲製作をお手伝いしていたこともあり、両作品アニメ記念のライブに参加することが出来て本当に嬉しかったです。
皆さん楽しんでいただけましたか??

楽屋で撮った写真とか、いっぱいのせちゃうよー。
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そしてそして、TVアニメRewriteの楽曲情報が公開されましたねヽ(=゚ω゚=)ノ
OP「Philosophyz」の歌唱を私が、ED「ささやかなはじまり」の曲・歌をNanosizeMirがそれぞれ担当することが決定しましたー、ふぉーー!

TVアニメRewrite公式サイト

実はアニメ用に各曲リファインしていまして、KSLライブではOPの「Philosophyz」を、アニメバージョンでお届けしました。一味違う雰囲気、伝わったかな?
ED「ささやかなはじまり」は7月からの放送で、どんなアレンジになったか是非チェックしてみてくださいね!
posted by 水谷瑠奈 at 20:08| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月19日

M3-2016春におけるNanosizeMir(ピコミール)/塚越個人の情報まとめ

こんばんは!塚越です。
春合わせの制作も一通り済ませほっと一息といった昨今、すっかり暖かくなった外気と共に乱舞する花粉に悩まされております。

さて、それでは4/24に開催されますM3-2016春におけるNanosizeMirとしての頒布情報、及び私個人での参加作品を以下に纏めてゆきます。
なお今回は仲良しサークル『Rocketeer Tracks』のたえかわアキさんが当日我々のスペースでお手伝いをしてくれる予定でして、伴っては該当サークルの作品も少数頒布します。スタイリッシュなトラック満載でめっちゃイイんでそちらもマストバイですよ!


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■NanosizeMir(ピコミール)としての頒布作品
              (か-07b - NanosizeMirスペース)


・SUPER SONIC GIRL / ピコミール - 1,000円

NanosizeMirのデジタルサイド、「ピコミール」としての新作です!2ndアルバムとなります。今回は割とアッパーで可愛めの雰囲気を主体に、ノリノリかつアゲアゲかつハイテンションに全曲纏め上げてみました。

また当作品に合わせたグッズとして、今回モタ様にお願いしたイラストを用いたマグネットをワンセット(ミールくんver&ガールちゃんver)100円にて同時頒布します。以下はサンプル。
goods.png
かわいい!ミールくんをまさかモタさんに描いて戴ける日が来ようとは…実に感無量。


・その他NanosizeMirとしての旧作複数

BREAKS!(ピコミール1stミニアルバム)- 500円
星ノ唄(NanosizeMir 2ndアルバム)- 1,000円
始まりを告げる少女(NanosizeMir 3rdアルバム)- 1,000円
ShiroKumaCollection(5周年企画CD)- 1,000円
※上記にない作品は手持ちがない為現在頒布不可です。ご了承ください。

なお新作をはじめとした上記作品はすべて、『SUPER SONIC GIRL / ピコミール』特設サイト上にて取り置き予約を受付中です(4/23迄)。確実にゲッツしたい方は是非ご利用くださいませね!


■「Rocketeer Tracks」の頒布作品(委託)

Rocketeer Archives vol.2(Rocketeer Tracks) - 800円
オイシイコスモ(aki taekawa) - 1200円

ちなみに『オイシイコスモ』には私もトラックメイカーとして参加しておったりするのですよ。tr01「夢見るボタン」の作編曲担当です!

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■塚越個人の参加作品


tr02の作編曲を担当。


tr01の作編曲を担当。


tr02の作詞及び作編曲を担当。


tr03の作編曲を担当。

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今回は以上となります。いずれも頑張った!
それでは皆様よろしゅう。
M3当日お越しの方は、スペースでお会いしましょう!
posted by 塚越雄一朗 at 21:51| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする