2023年12月24日

塚越の2023冬参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。暖冬なのだろうと高を括っていたら寒波…まあ冬とはそうあるべきものなんですが、とはいえ寒さは堪えますねぇ。

私は長時間の屋内滞在が苦手なタチでして、こんな時期であれ何であれ外には出たいんですよ。雪が舞う中でも率先して外出しようとするのはなかなかに動物的というか衝動的な振る舞いだなあと最近思うのです。そんな自分は案外と、非常にステレオタイプな芸術家ハダなのかも?

さてさて、2023年冬の参加作品をまとめてゆきましょう!




■塚越個人 - 商業

Little Goody Two Shoes / AstralShift & Square Enix

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※リンク先はSteamの「Little Goody Two Shoes」ストアページ

以下の楽曲の製作を担当(トラックナンバー及びタイトルは Official Soundtrack より)
・tr.56 Das Ende - 作詞・作編曲を担当。歌唱:Yumemi Caelestis

・tr.31 Shrine of the Patroness - Church Theme - 作編曲を担当。
tr.41 Ceramic Grove of Wheat - 作編曲を担当。
・tr.42 Bedwed Forest of Berries - 作編曲を担当。
・tr.56 Das Ende - 作詞・作編曲を担当。歌唱:Yumemi Caelestis
・tr.61 Das Ende - OFF Vocal - 同上。
・tr.64 Andenken ~ Memory - 編曲を担当。

製作 - AstralShiftさん、販売 - SquareEnixさんによるアドベンチャーRPGゲームです。本年10月9日に発売となり、おなじみMetacriticサイトのメタスコアで84を記録するなど評判となりました。プレイヤーからの評価も上々であり、私としても実に嬉しい限り。皆さん、プレイしてくれてありがとう!

ファミ通.comさんも当時、レビュー記事を掲載してくださったので載せておきますね。

残念ながら日本語字幕にはまだ未対応なのですが、ゲーム性としては国内のプレイヤーが極めて受け入れやすいものになっているので、是非とも臆さずプレイして欲しいなと思います。対応ハードはPS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam)なのですが、PS5版とXbox Series X・S版は国内未発売なので、我々がアクセス可能なのはSteam版のみということになりますね。現在当該サイトではSquareEnixさんのウインターセールが開催されており、本作も対象で-20%の¥1,936です。買いどき!

そして本作における私の担当楽曲は上記の通り。曲数多いので個別には書きませんが、いずれの楽曲もゲームの世界観やプロットをもとに、AstralShiftの主催さんとの幾度にも渡るやり取りの上で成り立っています。

また唯一の作詞担当曲である『Das Ende』は本作のEDテーマです。マルチエンドであり複数の結末が存在する本作の、それらのすべてを総括する楽曲としてのワード選びを心がけました。

最後に英語コメントも添えておきますね。

Hello to all English speakers!

First and foremost, to those who have played "Little Goody Two Shoes," thank you very much for playing! And to those who haven't played yet but are interested, Let's play it!

I'm "Yuichiro Tsukagoshi", a JP's composer worked on the ED theme and several BGMs for this game (you can see the list of the songs I handled above). I composed them carefully to enhance the enjoyment for players and to create a more immersive experience.

The world of "Little Goody Two Shoes" is incredibly unique and captivating. It skillfully blends retro 90's anime styles, cute and nostalgic fairy-tale features, and chilling horror and occult elements.

Creators gathered from various countries worked hard, transcending language barriers, each striving to bring this world to life. The leader of AstralShift, overseeing these efforts, seemed a bit busier than one might worry about... 😄

Nevertheless, overcoming numerous challenges to bring this work to life and having many players enjoy it brings me great happiness. I hope this feeling reaches everyone!




■塚越個人 - 個人(同人)

Reminiscence / Yuba

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※リンク先はBoothの当該曲頒布ページ

作編曲及びギター演奏を担当。
プロデュース・作詞:シイザカサユリ、歌唱:Yuba

秋から冬への移ろいを歌う当楽曲は、季節をテーマとした連続リリース企画の第3曲目にあたります。比較的アップテンポかつナチュラルで哀愁のある曲調をという要望をうけ、ボーカルを担当するYubaさん持ち前の歌唱力と、そしてボーカリストとしての彼女に対する私的なイメージをも踏まえ、この楽曲を構築しました。

またアレンジメントにおいては部分的なグリッチ処理を用いているのですが、先日の雑談配信でもお話した通り、これは作業当時にYubaさんが若干ダウナーな状態に陥っていた事に端を発するものです。つまりこのアレンジはあの時あのタイミングならではの、いわばダウナーバージョンということですね!エモめな旋律も相まって、イイ感じに緩急ついてるなと自負する次第。

というかこの曲ってYoutubeにも上がってたんですね?私全然知りませんでした…云ってくれればいいのにw ということで折角なので動画リンクも貼っておきましょう。どうやらPCにてBooth上に埋め込まれた動画からYoutubeに飛ぼうとするとエラーがでるようなので。




Enchante / 葉月ゆら

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tr.01 『罪に濡れた魔女』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

続きましては3連ゆらさんです!なおここからは冬コミ頒布もある作品なので、ついては彼女の冬コミスペースも記載しておきましょう。

C103 スペースNo: 東館7 a-44ab

さて、この「Enchante」はベストアルバムという名の、「ゆらさんとはこういった雰囲気のボーカリストですよ」という事を改めて紹介するための、いわば名詞的な位置付けの作品となっています(ゆらさん曰く「はじめましてアルバム」とのこと)。

そんな条件にあう楽曲して抜擢された私の楽曲は、2015年冬にリリースされた「罪に溺れた魔女」ですね!とても特徴的なサビ旋律が持ち味の、ダンサブルでアッパーなゴシックトラックです。

現在の私と比較すると音づくりにおいて目指しているところに結構な相違があり、荒削りと思える箇所もありつつ、これはこれでいいな(新鮮だな)と自ら思えますねぇ。というかこのサビ旋律…今書けるかなw ひとふた工夫あって面白いですよね〜これ。



Mell Sweet / 葉月ゆら

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tr.02 『Petite Sorciere -小さな白い魔女-』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

次にこちらは、恒例の白ゴス/黒ゴス同時リリース企画のうちの"白"のほう。彼女に寄せる楽曲としては珍しい、スローテンポかつ6/8拍子基調のパワーバラードトラックです。

特に同人においては派手な楽曲を書く者としてのイメージが定着してきている向きもある様な気がしつつ、私はミドル或いはスローテンポの楽曲もとても得意で、割と喜んで書きます。というか私の(ミュージシャンとしての)出自はプレイヤーですから、アップテンポであれスローであれ、自らが演奏しやすい和声やテンポ感こそが結局のところ至高なんですよね。

そしてバトンを渡す相手であるボーカリストゆらさんですが、長い活動歴を経て尚今、明確な成長ぶりを聴いて取れるなと最近感じています。特にこの楽曲ではそれが明確だなぁと。元々多様な表現力をお持ちですが、それが更に幅広になり、懐が深くなりましたよね。すごいなぁ。


Laura Bitter / 葉月ゆら

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tr.02 『sorciere noire -惑いの黒い魔女-』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞・歌唱:葉月ゆら

最後にこちらは"黒"のほう!ダンサブルかつ従来の(私がゆらさんに寄せてきた楽曲たちの)系譜にある、正統派な葉月×塚越曲といえるでしょう。

最近はエレキギターパートをより効果的かつ(他種のダンストラックに対し)明確なアドバンテージとなるような使い方を心掛けており、その為のひとつの解として、かなり局所的・限定的に用いる事が増えています。この楽曲もまさにそれで、例えばサビ前半にはそもそもエレキギターパートが存在せず、対してサビ後半はエレキギターのみでウワモノを構成しているんですよ。超極端。

音づくりは"足し算"主体で行うか或いはその逆、"引き算"を常に意識するかでだいぶ変わります。前者には前者の良さが明確に存在し、それが必要である事も実に多いんですが、ことプログラミングとしての興や趣きをストイックに追求するのであれば断然後者だと思えるんですよねぇ。そんな私の、ある種独善的な遊び心がつまった楽曲といえそうです。




今回は以上となります、宜しくです!

冬コミを経ていよいよ2023年も終わりますね。皆さんにとって今年はどんな一年でしたか?それでは良いお年を!


posted by 塚越雄一朗 at 20:09| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月27日

塚越の2022秋参加作品まとめ

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どうもこんにちは、塚越です!

あくまでも私的にではありますが、この夏〜秋は刺さるアニメがすごく多いんですよ。
音楽に限らず、何か創作物を観賞するというのは本当に良い刺激になります。すべてのアニメスタッフにありがとうと云いたい!

さて、2022年秋の参加参加作品を纏めてゆきましょう。
今回はいずれも私個人となります。




■ 商業



KiRA☆KiRA / YURiKA

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tr.05『Key to my next gate』の編曲を担当。
作詞:霜月はるか 作編曲:折戸伸治 歌唱:YURiKA


過去には恋愛アドベンチャーゲーム「Summer Pockets / Key」等にて制作を共にした、実力派かつ自他ともに認める鍵っ子であるYURiKAさんのファーストアルバムです!多岐にわたり意欲的にご活動されていますが、フルアルバムのリリースはなんとこれが初なのですね。発売は11月11日なので少し早いですが、おめでとうございます!

さて『Key to my next gate』ですが、折戸さん作曲ということで布陣からしてKey曲を強く意識したものになっています。曲調も然り、氏が得意とする切なさを帯びたメロディラインに、ミドルテンポの4つ打ちを基調とした心地よいリズム感…。私自身はVA社員ではありませんが、過去のKey曲の一端を担った身として、「中の人」としての心持ちと共に編曲を行いました。




Merkmal / Rita

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(アルバム情報は左サイドバーの「New Album」をクリック)

tr.06 『Amal』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:Rita 


Ritaさんのご活動20周年記念アルバムです。こちらもおめでとうございます!20年間には本当に様々な事があったとお察ししますが、その上で、現在もなおご健勝でいらっしゃること、そしてご活動を続けていらっしゃることを及ばずながら本当に喜ばしく思います。

発売はまだ少し先という事で、現在はトラックリスト等の情報がでているのみ。よって本項に記載するのはいささか時期尚早かとも考えましたが、事前の告知は大事という事で纏めさせて戴きました。続報を待ちましょう!




太鼓の達人ドンダフルフェスティバル(Nintendo Switch)
/ バンダイナムコエンターテインメント

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追加楽曲『リトルホワイトウィッチ』及びギター演奏を担当。
作詞:祇羽 歌唱:愛原佳織 


初太鼓曲です!10月13日のアップデートにて追加された楽曲となり、つまり既に遊ぶことができます。(難易度設定にもよりますが)比較的高難度めの譜面として仕上がっている様で、また曲調そのものも「Djent」という楽曲ジャンルを模した箇所が多く、実にトリッキーなリズムパターンを擁します。

作詞担当の祇羽さん、そして歌唱担当の愛原佳織さんことかおりん共に、制作を共にするのは本当に久しぶりでして。かおりんについては前回となると桃箱さんとのユニット「ちぃむdmp☆」以来ですし、祇羽さんは更に前、氏が代表を務める会社「StudioGIW」制作のゲームへの楽曲提供にまで遡ります。時を経て、またご一緒できる機会に恵まれた事を嬉しく思います。






■ M3-2022秋M3あわせ



『 隣りにいるのは、アナタがいい 』
/ 小鳥遊めぐみ(桜仔猫*)

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tr.03『Reverberation』 - 作編曲、ギター演奏を担当。
tr.04『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』- 作編曲、コーラス、ギター演奏を担当。
両曲共に作詞、歌唱:小鳥遊めぐみ


めぐみさんです!今回はなんと2曲をお寄せしています。先ず『Reverberation』はエネルギッシュなロックナンバーとなっています。過去に「philosophyz -■(memorial)-」を制作したあたりからか、こういったアップテンポでラウドなロック編成に対し、あまり混ぜものをしない(ウワモノの挿入を控える)事がちょっとしたマイブームになっているんですよね。本楽曲もまさにそんな、今現在における私の趣向に素直な直球楽曲として仕上げています。

そして『ひとりぼっちでも、孤独じゃない』はミドルテンポのシャッフルビート基調の、あたたかな楽曲となっています。こういう感じ、ジャンルとしてはなんと形容したらいいんでしょう。昔からある体裁ですし、何かしら呼び名もあるのかなあ。ところで本楽曲はカホンによるビートが主軸になっているんですが、これには手持ちのMEINL製カホンをもとに収録/作成した、自前のサンプルセットを用いました。今回新規につくったんですよ!私パーカス割と叩けるんで生とどちらにするか迷ったんですが、サンプルセット作成は後の役にも立つかなと。




おまえら、こ〜ゆ〜のがスキなんだろ?
/ 鈴咲のの(EtoilesFleur)

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(リンクはBOOTHの通販ページ)

tr.01『絶対幼女☆ののちゃんです!』の作詞、作編曲、ギター演奏、及びオタクを担当。
歌唱:鈴咲のの
オタク:ギュラ、きんじ、でん、凸、雪音、雪だるま、及び私


お初です、ののさん!VTuberとしてのご活動も準備中との事、今後も楽しみですね!私も応援しにゆこうと考えています。

タイトルからしてそれ以外を想像するのが難しいであろう通りの電波曲である今作では、「ののちゃん」による表現多彩なメイン歌唱と、そしてそれを取り巻くオタク達による熱演によって成り立ちます。クレジットに表記した通りなかなかに沢山のオタクが参加して下さって、その一端である私としても実に嬉しい限りです。仲間がいるって最高ですよ!ここはひとつオタ芸でも披露したいところですがそれはまたいつかの機会に。という事で皆様、今回はありがとうございました!




Prismtone / Sennzai(Seardrop)

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tr.05『Sacrificing Dolls』の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:Sennzai


今回も素晴らしい歌唱力を披露してくださるSennzaiさん。私の担当曲は、彼女に寄せる形としては恐らく初となる、ゴシック調をモチーフとしたものとなります。

といっても本楽曲で主軸としているのはバロックその他クラシック系の和声というより、部分的にスパニッシュだったり、或いはモードだったり、また或いはオーソドクスなJポップ等のミクスチャなんですよね。この辺りがかえってSennzaiさんのイメージによく合うんじゃないかなと。歌詞については奴隷や拷問をテーマとしたかなりダークなものなんですが、是非ともそんな中から、特有の美しさを見出して戴けたら嬉しいです。

頒布に先立ち、当該曲のMVが公開されておりますので貼っておきますね。是非ご鑑賞ください!






ハートビート・フィルム / 鈴湯

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tr.02『Glow of dream』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:鈴湯

こちらもお初ですね、鈴湯さん!過去には「殻ノ少女2(仮)ボーカリストオーディション」に合格され、以降ボーカリストとしてのご活動を意欲的に続けてこられた実力派です。Key作品の制作を通じ以前より面識はあったのですが、本件はるなちの紹介によりお話が纏まったんですよ。るなちさん、ありがとう!

表題曲『ハートビート・フィルム』の作編曲は竹下智博さんという事で、これまたちょっとKey味のある布陣なんですよね。そんな中での私の担当曲『Glow of dream』は若干のブラックコンテンポラリー感を有す、ロマンチックなバラードトラックとなっています。なんでも鈴湯さんはご自身のライブにおいて洋楽のカバーを歌唱される事もあるそうで、そんな彼女に歌って戴いてこそ映える楽曲に仕上がったかなと自負します。




自転黙示録−RotationApocalypse−
/ うたのは(小鳥遊まこ)

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tr.13『Rotation Apocalypse』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:小鳥遊まこ


お馴染みまこさんです!今回もやはりロックテイストの極めて強い楽曲をお寄せしました。歌唱力の上達が本当に目覚ましいまこさん、ラウドな本楽曲においても持ち味を十二分に発揮していますね。

思えば私はこういった活動の初期より、彼女への楽曲提供を継続的に行ってきているんです。とすれば最早、サークル「うたのは」の作品の大部分は私の作品といっても過言ではないでしょう。とすれば一端の参加者としての立場に留まらず、作品全体に一定の責任をもつべきだなと今回思い至りました。という事で皆さん、是非お手にとってくださいね!全13曲、素晴らしい仕上がりになっています。



Petal Letter
/ 霜月はるか&日山尚(しちごさん。)
× 中恵光城(ABSOLUTE CASTAWAY)

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tr.03『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:日山尚 歌唱:中恵光城

かつてリリースされた、サークル「しちごさん。(霜月はるか&日山尚)」「ABSOLUTE CASTAWAY(中恵光城)」との合同企画シリーズAnother Flower」。私も何曲かをお寄せしてきた本企画の新たな展開とひとつとしてリリースされる本作は、これまでのオリジナル楽曲のボーカルチェンジ版+新曲という構成になっています。

私の担当曲『妖花ト夢現 - Camellia ver. -』は2013年にリリースされた「Another Flower II」におけるtr.02『妖花ト夢現(歌唱:霜月はるか)』を、中恵光城さんが歌唱したverとなります。彼女の豊かな歌唱力が遺憾なく発揮されており、また楽曲も(アレンジこそ同様ですが)新たなミキシングが成され、これらの両面において当時と今双方を感じ取る事が出来る仕上がりになっていますね。

ちょっと裏話、2013年当時の楽曲データは32bit環境で構築されている為、現環境で呼び出す事ができず、ミキシング前状態のデータをお渡しできなかったんですよ。ところが当時ライブ用にと書き出したステムデータが存在していた様で、それをもとに今回の音源を構築して戴きました。その節はご迷惑をおかけしました!




喫茶リトルノ / 後藤ハルキ(A little bit)

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tr.03『Live in the Moment』の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞、歌唱:後藤ハルキ

先程まこさんの項で述べた旨、ハルキさんの作品においてもいえると考えます。シティポップや或いはジャズ系楽曲等を持ち味に昭和レトロ的雰囲気を長く構築してきたその道筋においては、ハルキさんのボーカリストとしての成長と共に、私自身の成長をも感じ取る事がきっとできるでしょう。

もともとジャズ系等が得意な私にとり、ハルキさんが提示する世界観は非常にマッチしているんですよね。これは本当に喜ばしく、ぶっちゃけ奇跡的だと思っています。ですが時にはそれらから離れた形もありだろう!という事で、今回のこの『Live in the Moment』は、80'sガールズポップをモチーフに、エッセンスとしてピアノ伴奏等におけるジャズ味を加えたものとして仕上げました。若い世代にどう受け取られるかは未知数ですが、こういった形を引き出しにもつ者として、少し披露してみたいなと今回考えまして。




ノーカラーヒロイン / 紗智(ハッカドロップ。)

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tr.05『Code:Void』の作詞、作編曲、ギター演奏、コーラスを担当。
歌唱:紗智

おいも大好き紗智さん!いずれおいもソングも書きたいなと思いつつ、今回の作品のテーマは「色(もしくは無色)」です。

世には様々な色が存在しますが、ある面においてはそれらすべてを内包し、そしてまたある面においてはそれらによる干渉を受ける手前の無垢として、無色(白)という概念があります。私の担当曲『Code:Void』はまさにその無色について綴ったものなんですよ。そしてそんな歌詞内容と共に繰り広げられる楽曲もやはり、とても純粋なガールズポップとなっています。昨今流行りのあらゆる楽曲ジャンルへと枝分かれする前の、ポップスとしてのあるべき形。自然な形。それを目指しました。




Mythe et Jouer / V.A.(Y.U.I.S)

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(リンクはTwitterにおける、HARU/FiAさんの本作品告知ポスト)


tr.07『帰天』の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
歌唱:皇黄リリエ

こちらはですね、tr.06『クロイツバサ』において作家としても参加されているHARU/FiAさん主導の、ゴシック系(の得意な)作家×ゴシック系VTuberというコンピレーション企画なんです。クラウドファンディングによりはじまった本企画、無事に制作過程を終え、新作としてこの様に告知できる運びとなりました。先ずは参加者一同、そしてご協力くださったファンの皆様、本当に有難うございます!

そしてグーテンモルゲン!という事で、私の担当楽曲『帰天』においてボーカルを担当されるのはVTuberの皇黄リリエさん。イラストやLive2Dアニメーション制作までもを一手に担うものすごく多才な方なんですけども、(日頃の配信にて披露しておられる様に)歌唱力も類稀なものをお持ちです。すごいですよねぇ〜。

そして楽曲です。「帰天」とはカトリックにおいて「死」を意味する語句ですが、本楽曲においてはそれを拡大解釈したものとして用いています(具体的には人ならざる者への転生を指します)。そんなファンタジックな世界観をベースに、悲壮感と透明感双方が伴う、リリエさんらしさのある楽曲として構築しました。彼女の歌唱表現も相まって、展開豊かではありつつとても馴染みやすい仕上がりになっていると思います。






今回は以上となります。そしてこの秋あわせの日程消化を期に、
NanosizeMir新作に向けて本腰を入れてゆきます!

posted by 塚越雄一朗 at 22:46| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月07日

塚越の2022夏参加作品まとめ

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どうもこんにちは!塚越です。今夏は猛暑と大雨とが相次ぐ、非常にピーキーなものになっていますね。いずれにせよもう少し穏やかであって欲しいと願うばかりです。

さて、それでは2022夏の参加作品を纏めてゆきましょう!
といっても今回掲載できるのは1作品のみなので、そのぶんしっかり書きますね。


■ コミックマーケット100あわせ
 (2022/08/13〜08/14、東京ビッグサイト)

Lost Eden / 葉月ゆら

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tr.06『The Other Side - Evil Succubus -作編曲、歌唱、ギター演奏を担当。

 作詞:海兎&葉月ゆら
 歌唱:葉月ゆら&塚越雄一朗(NanosizeMir)




お馴染み葉月ゆらさんの新作です!今回はゴシック系に傾倒しきっているという感じはなく、意外性たっぷりのtr.01にはじまり、個性豊かな方向性の楽曲が目白押しなんですよね。とても楽しい作品に仕上がっていそうです!

そんな中での私の担当楽曲『The Other Side - Evil Succubus -』はなんと、ゆらさんと(ボーカリストとしての)私とのデュエット曲になっています。共に歌うのは今回が初というわけではないんですが、前回となると2020春頒布の『Cherry Melody』に収められた楽曲「鉱石メロディ」まで遡る形になるので、かなり久しぶりですね。

年始くらいに、「今年は歌もちょっと頑張りたい」という様な事をTwitterで書いた覚えがあるんですよ(うろ覚えですが)。やっとこの夏、その発言についてひとつ、形を示せたかなと。ご提案そのものはゆらさんから戴いたのですが、実に素晴らしい機会となりました。ゆらさん、有難うございます!

楽曲中では歌唱のほか、部分的にシャウトしたり、或いはラップしたりもしています。収録にあたり日を分けたりは今回しなかったので、収録直後にはだいぶ声が枯れましたよね…るなちとのモンハン配信♯1内で少しお話した通り。とはいえ役割の主たるはやはり歌唱そのものだと考えますので、最初に収録して戴いたゆらさんの素敵テイクを参考に、歌唱表現、とめはね、或いはビブのタイミングや波の大きさ等々…2人のマッチングという点に気を配りながら頑張りました。

ビブといえば最近私は、オーソドクスなものと、所謂「ちりめん」等と呼ばれる、波の極めて細かいものの2つを使い分ける様にしているんです。ここだけの話、後者は以前とある遊戯機系の歌唱依頼をこなした際、リファレンスとされる歌手の歌クセを真似る様な形で、場当たり的に身に付けたんですよ。以後それをより自然なものとして身に付けようと結構練習しまして、ここにきてやっと少し、表にだせるだけのものになってきたという自負があり。



さてさて、作編曲面についても少しお話しますね。平たくいってしまえばラウドロック、オルタナティブロック系の楽曲となります。同人界隈って(とくにここ数年は)デジタル系楽曲の比重が高い分ロック系は押され気味かなって思うので、いちギターリストでもある手前、ロック要員としてもここはちょっと張り切りどころですね。

なので今回は例えばストリングスアレンジであったり、或いは部分的なシンセ音の行使等、「ロック」というイメージに対し混ざりっ気にあたるものは殆ど用いていません。"できる"からこそ"やらない"という選択肢にも妙味が生まれる…ここはアレンジャーとしての私の強みであると自負しますので、今後に至り意識し続けてゆきたいところです。

なおギター演奏にあたり用いた個体はSCHECTERの"Hellraiser Extreme C-1"です。あまりこの辺りの話をしてきていないと思うんですが、私は歪み系のギターrecに際し、今は基本的にこれを使っていますね。EMGのアクティブピックアップはサスティンも豊かですし、ローノイズで処理も楽なんです。車でいったらオートマのSUVみたいなものです!




今回は以上となります。宜しくです!
あとそうそう、最近我々NanosizeMirはYouTubeチャンネルをはじめたんですよ。

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現在のコンテンツはラジオ&ゲーム配信、及び過去リリースした作品のサブスク配信などです。
今後はさらに楽曲公開などをはじめ、様々なことに挑戦してゆきたいと考えています。
お暇な際にでも是非、みにきてくださいね。
各動画へのチャンネル登録や高評価、コメント等戴けるとるなち共々とても喜びます!

posted by 塚越雄一朗 at 18:25| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月06日

塚越の2022春参加作品まとめ その2(+春制作後記)

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どうもこんにちは!塚越です。皆様GWは如何お過ごしですか?私はのんびりと実家で過ごしています。まるっと1週間も滞在するのはだいぶ久しいんじゃないかな。

ということで現在いつもの画像編集ツール等が使えませんので、今回は画像作成をるなちに手伝ってもらいました。るなちありがとう!
件数は1作品のみと少ないので、あとがき的なオマケをつけておこうかと。それでは纏めましょう!




第十九回博麗神社例大祭
 (2022/05/08, 東京ビッグサイト東456ホール)あわせ

ImaginaryHolic / 天秤亭

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tr.04『上書き保存の記憶喪失』の編曲及びギター演奏を担当。
 歌唱:朱南レイ 作詞:さらっと
 原曲:アウトサイダーカクテル / 東方Project


上述の通り例大祭あわせの、東方アレンジ曲です。天秤亭さんへの楽曲提供は今回が2度めとなりますが、咲良ゆのさんが歌唱してくださった前回に対し、今回の歌唱担当は朱南レイさん。とてもはきはきとキレの良い発声と明るい声色が持ち味の歌い手さんです。

原曲となる『アウトサイダーカクテル』は、単一かつシンプルな主題をもととした、機転の利いたアレンジが魅力の楽曲です。そんな原曲が有す大きな特徴としてスラッシュビートが挙げられると思うんですが、4つ打ちダンスビート主体である今回のアレンジにおいても、その点は是非活かしたいと考えまして。なので実は楽曲後半、所謂大サビ部分にその辺りのニュアンスを仕込んでいます。

歌詞はおおまかにいうと「昨晩どうしたっけ?飲みすぎたんで思い出せない…」といったもの。非常に面白くまとまっているので是非そちらにもご注目くださいね!





■ 春制作後記

今現在も抱えている楽曲は同人商業問わず多く存在するんですが、ひとまず春あわせの同人制作が一区切りついたというところで、遅まきながらひと段落です。

このところ私の(音楽的な)調子は比較的良く、制作上のあらゆる面ににおいて、以前よりも少し見通しが利く様になった気がしています。この感覚が何に根ざすものか微妙に謎なんですが、ひとまずそういう状態にあるうちに、出来るだけのことをやっておきたいなと。

あとこの春を終えて、自らの制作環境において(物理的に)必要な(=足りない)ものや、或いは不要なもの等の取捨選択がだいぶ進みました。ついてはここ暫くの間無頓着でいた、新たな制作ツール(や機材や楽器)等の導入もしてゆきたいです。オーディオIFなんかもいよいよ変え時かな。あとPC自体も、か。

まあその辺りを諸々経て、今後先ず詰めてゆくべきはNanosizeMirの新譜ですね。秋か冬か、年内の頒布を目処に制作を進めています。ここ数年の集大成とすべき作品として、一層の気合を入れて取り組んでゆきます。

そして勿論それ以外の作品についても、よりよい形で残してゆくべく頑張ります。是非今後も期待してくださいね!



今回は以上となります。それではまた次回!
posted by 塚越雄一朗 at 21:08| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月23日

塚越の2020秋まとめ

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どうも、塚越です!
最近は作業環境における"縦解像度"不足が気になっています。横並びのデュアルモニタでは、ワンウインドウ完結を基本とする現行DAWのUIに対応し辛くなってきました。縦並びにもう一台増やすか、もしくはそろそろうちも4kモニタを導入すべきか。悩みどころですね…。

さてさて、それでは今秋における参加作品を纏めていきましょうか!



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■ゲーム


Little Goody Two Shoes / AstralShift


一部のBGMを担当。
※制作継続中




海外のインディーズゲーム制作チームである『AstralShift』さんが、現在進行系で製作中のゲームです。私はオッカさん
マミュッカ)のご紹介により、本作のBGM制作をお手伝いする運びとなりました。

作品の制作は順調であり、近くにはデモ版のリリース等も予定しているとの事。制作の進捗は上記プラットフォーム及びTwitterページ双方で確認する事ができるので、気になる方は是非チェックしてみて下さいね。

私が担当したBGMのひとつを聴く事ができる動画がTwitter上に公開されておりましたので、こちらにも貼っておきます!





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■ボーカルミックス


ヤンキーボーイ・ヤンキーガール ≪cover≫ - 男女6人合唱


ボーカルミックスを担当。

作詞、作編曲:トーマ イラスト:朔たろ



トーマ氏によるアグレッシブで痛烈なナンバー『ヤンキーボーイ・ヤンキーガール』の、上記6名による歌ってみたコラボ動画です。私の担当はボーカルミックスという事で、つまりは所謂「ミックス氏」ってやつですね!

今回お話をくださったのは、以前には楽曲提供を行った経緯もある鶏子さん。ちょうど夏〜秋の境目で手があいていた事もあり、じゃあやってみるか!という事でお請けしました。ファンクロックの体裁がある一方で現代的なニュアンスの強い楽曲性にマッチする様、タイミングや或いはピッチ感等諸々に気を配りつつ、各々の個性がしっかり活きる様な形を目指しました。

スタイリッシュなイラストや動画演出も相まって、めっちゃイイ感じに仕上がっていると思います。是非観てみて!



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■同人楽曲
(第7回博麗神社秋季例大祭 - 10/18)


人恋し秋の日の祭り
-TABLETALK ROLE PLAY IN TOHO 19- / 天秤亭

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tr.05「KapPadlock」の編曲、ギター演奏を担当。

Original : 神々が恋した幻想郷・芥川龍之介の河童 〜 Candid Friend / 上海アリス幻樂団  
作詞:ららい 歌唱:冬乃桜



初東方曲です!モチーフとなる楽曲は上記の通り、『神々が恋した幻想郷』『芥川龍之介の河童 〜 Candid Friend』の2つ。楽曲中の大部分は前者を基調に、間奏部分やDメロ部分等において、部分的に後者旋律を用いています。

東方曲にはそれこそSTG全盛期の、アップテンポかつ非常にメロディアスなゲームBGMの趣があります。ゲームBGMの在り方が様変わりして久しい昨今においても尚、「俺のルーツはコナミ矩形波倶楽部なんだ!」と言い張る私にとってそれはもう、感慨深い程に共感出来るものです。旋律やコード感は無論のこと、例えば転調や或いは細かなシーケンスフレーズによって齎される絶妙な雰囲気を、手元のシーケンス上にも高い鮮度で取り込みたい…いうなれば楽曲リアレンジにおける命題ともいえる部分に、真っ向から取り組んだ1曲です。

そして冬乃桜さん!歌って戴くのは実に今回が初となります。とても伸びやかかつポップス然とした声色の持ち主で、上記の様な楽曲性においてまさに相性バツグンでした。本楽曲にはロングトーンが多いので、ボーカルさんのお声によってはそこが要因で破綻しかねないんですよ。ロングトーンはまじでむずい!ですが桜さんの歌唱はあまりに自然なもので、ミキシング時にはそうした念など忘れ去っていました。気持ちよく伸ばせるって素晴らしい…!!


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■同人楽曲
(M3 2020秋 - 10/25)


Baby Romantica / 藍月なくる×まめこ

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tr.05「深淵Amnesia」の作編曲、ギター演奏を担当。

作詞:まめこ 歌唱:藍月なくる・まめこ


藍月なくるさんとまめこさんのお二方による、めっちゃ尊いデュエット企画です。私の担当曲においてもまさに、お二人のデュエットが聴けちゃいます。

ミキシングにかかっている段階でひとつ、私は心に決めた事があります。「エロい歌詞をお願いする際には、絶対まめこさんに声を掛けよう!」です。本楽曲の歌詞はフレーズに対する言葉の相性がとても良く、歌い映え&聴き映え感が限凸しており、かつめっちゃエロいんですよ。天才やなと思いましたね。いやぁ、すごいな!しかし常々思うんですが、男性よりも女性が書く歌詞のほうがエロいのって…おっと誰かきたようd

この楽曲におけるストリングス比重は、私の、従来のアレンジメントにおけるそれよりも更に高いものになっています。その上で通常のポピュラー音楽的手法をガン無視したダイナミクス重視っぷりであったり、或いは低域の使い方であったり等、アレンジ/ミックスにおける数多の例外をあえて許容していくといったスタンスで取り組んでいます。長く続くラウドネス(音圧)至上主義への私的なアンチテーゼ、ですかね!

「なくるさんのボーカルは感情の琴線に触れるものだ」と、以前どこかで書いた覚えがあります。で、今回のこの曲って上述の通りエロいわけなんですよ。しかもマミュッカから電波曲までこなすまめこさんが相方とあっては、これはもうASMRしかないんじゃないか…とか思ったりもしたわけなんですが流石にそれはやめておきました。次回がもしあったらちょっと考えたい…かも?



さよなら、モラトリアム。/ ハッカドロップ。(紗智)

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tr.04「踴ルAutomaton」の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。

歌唱:紗智


ハッカドロップ。6枚目のアルバムは、コケティッシュかつどことなく退廃味を帯びた雰囲気が特徴的な作品に仕上がっています。そんな中での私の担当楽曲は『退廃味』担当です!

こちらもいうなればゴシック的流れを汲む楽曲となります。といっても私の「ゴシック」は所謂V系等において定義されるそれとは少々異なるもので、総じて私っぽいといえばもう間違いないかなと。エレクトロ系のリズム隊やシンセ音色群等を主体に、刺さるようにタイトな音づくりを目指して全編構築しています。

作詞も私です!「呪われた自動人形」に蹂躙される様を書いています。中二病患者たる、こうしたテーマの楽曲において喜んで作業を進めている私ですが、とはいえ中二病を患っているのみでは、語彙力を蓄えることまでは出来ないんですよ。ということで作詞面においても力をつけるべく、最近は結構本読んだりもします。音に埋もれるのも悪くないですが、言葉に埋もれるというのもまたよきかなと。

紗智さんはアルバム中tr.02及びtr.05において聴いてとれる様な、ガーリィでふわりとした雰囲気がすごく得意な歌い手さんだと、私はこれまで認識していたんですよ。ところが今回の私の楽曲ってふわりとはしていませんよね?それを歌って戴く事でどういった歌唱になるか楽しみにしていました。頂戴したテイクは意外にもパワフルといいますかロック的な表現が随所にみられ、「おお、これはすごいな!」と思いましたね。天性の感覚でしょうか?



SYUWARI*NATUIRO / liqueurprime(もちこまめ)

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tr.03「Liquo-liquo Radio」の作詞、作編曲、ギター演奏を担当。
※クロスフェード試聴は24日公開予定

歌唱&語り:もちこまめ


リアルではもうだいぶ寒い昨今ですが、本企画のテーマはなんと、夏です!イラストも楽曲も、特設サイト上紹介文に至るまで、夏感ぶっちぎりでお届けします。出遅れたのか、或いは約1年分の先読みなのか…なんだかそういうふわっとしたところ、すごくもちこまめさんっぽくていいなあと思います。

ということで、夏気分まで遡って私も参加しました。担当楽曲はなんとラジオ番組的構成となっています!パーソナリティの「MCもちこまめ」と、マスコット的存在「DJめるる」の2人?が夏のヒットソングを流しつつ、リスナーからのお便りに答えたりしながら番組を進行していく…そんな様子を1曲の中にぎゅっと凝縮しました。楽曲紹介やお便りをハイテンションに捌いていくもちこまめさんとめるる…。

楽曲はですね、「夏のヒットソング」という事で、名だたる名曲をちょっとパロったような感じの曲が揃い踏みなんですよ。かつ、サビ部分ではもちこまめさんの『持ち曲』が聴けちゃったりと、なかなかにディープな内容になっています。作詞はすべて私なんですが、特にヒットソングパートにおけるアレさ加減はなかなかのものだと自負します。「汗臭い」とか「虫刺され」とか、歌詞のワードとしては実に稀有なんじゃないかと。

各曲毎に歌唱表現を工夫するもちこまめさんの対応力及び演技力にも是非注目してくださいね。総じてめっちゃ楽しい楽曲に仕上がっているんじゃないかなと!



ユリイカニア / うたのは(小鳥遊まこ)

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tr.01「インフェクション」の作作編曲、ギター演奏を担当。
※SoundClound試聴上ではラストトラックとなります。

作詞、歌唱:小鳥遊まこ


お馴染み、まこさんです。制作においてまず提示されたテーマは『侵蝕』。これを受け「普通の楽曲を書いても面白くないやろ!」と考えてしまったが為、今回も前衛的な曲調で攻めています。まこさんのもとでは本当に色々やれますね!

先ず楽曲の特徴として挙げたいのは、幾度となく伴う、突如としたテンポチェンジ。楽曲の節々において、それに至る切欠や前触れもなく、突如としてそのタイミングはやってきます。それありきでの盛り上げ方やポップス的体裁上での聴かせ方に多少苦労したものの、確固たる形として纏め上げる事が出来るのはやはり、まこさん歌唱の懐の深さあってのものです。

彼女のボーカルはパワー感こそ控えめなものの、それを補って余りあるだけの別要素があるんですよ。例えば揺れの速い、まるでロータリーをかましたハモンドオルガンの様なビブラートであったり、或いは一般的な女性キーレンジを逸したハイ&ロートーンであったり。だからロック系の様な激しい曲調にも決して負けませんし、同時にバラードの様にスローな曲調もより豊かになります。素晴らしいことだ!

なお上述のテンポチェンジも伴いつつ、この楽曲の基調となるのはあくまでもDnB的なリズム感です。最近わりと4つ打ちが多めなんですけど、こっちはこっちで割と好きなんで機会あればもっとやりたいですね。でもこの体裁って案外とベースを動かしづらい(というか、動かしすぎてしまうと雰囲気が薄れる)側面があるので、毎度音づくりには苦労するんですけどね…!


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今回は以上となります。それではよろしくです!
posted by 塚越雄一朗 at 22:08| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月28日

塚越個人の秋まとめ その2

M3参加された方、お疲れ様でした!
各サークルにとってはこれを以って秋あわせのスケジュールが終了し、冬ないし春に向けて心機一転頑張るぞ!といった心持ちの今時分でしょうか。

私は風邪をひいてしまい、昨日中に済まそうと考えていた当記事に今頃着手しています…。長引かせたまま冬を迎えるのはイヤなので、さっさと完治させたいところ。

さて、それではいってみましょう!今回はVAさん案件が中心ですね。


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Sprouting Dreams / MEM project

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tr.07「Fairy Land」の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:丘野塔也 歌唱:
天宮もなか(天野聡美) 朝比奈ひな(音羽里奏)
月岡みかん(大石歩佳) 柏崎こぐま(優音)

VA社によるバーチャルアイドル企画「MEM project」のアルバムが、11/29にリリースされます。私の担当楽曲は上記の通り「もなかちゃん」「ひなちゃん」「みかんちゃん」「こぐまちゃん」の4名が歌唱参加する賑やかなものなんですが、まだあまり情報がでておらず、現段階で詳細にコメントをするのは如何なものかということで、ここで留めておきますね。かわりに広報部さんのポストを貼っておきます。


若干フライング感もあろうかとも思いつつ、11月中旬〜下旬といえば私は冬あわせ等でしんでる可能性が(苦笑)なのでこのタイミングがベストかなと考え告知をば。



Emotional Blue / 北沢綾香


表題曲の編曲及びギター演奏を担当。
作詞:水月稜 作曲:折戸伸治 歌唱:北沢綾香
(PVにおける)絵コンテ、イラスト、動画編集:まろやか

こちらは昨年初旬、綾香さんの2ndアルバム『Emotional Blue』(※1)あわせで制作した楽曲です。なお同アルバムにはキネティックノベル【Harmonia / Key】の主題歌「届けたいメロディ(作詞:魁、作曲:折戸伸治)」も収録されており、そちらの編曲も担当しています。この度「Emotional Blue」のPVがUPされたということで、私も拝見したところめっちゃよかったんでこちらでも改めてご紹介しようと。是非みてください!(なお上記アルバムの他、これら2曲は先に受注生産された【Key BOX】(※2)にも収録されています)

折戸さんが書かれる旋律にはいついかなる場合でもあらゆるアレンジメントを許容するだけの懐があります。この楽曲のアレンジにおいてひとつ特徴となるのはループ基調のドラムスだと思うのですが、本来こういったビート感を有する楽曲はJポップには不向きなんですよ。そんな要素すら、これだけ自由に入れ込む事が出来る旋律というのは実に稀有かつ貴重なものだなと、及ばずながらすごく思います。

そして綾香さん。彼女のボーカルワークってR&B系の楽曲によく合いそうだと常々思うのですが、本楽曲は本筋のそれとは異なるものの、そもそものビート感であったり、或いは旋律上の抑揚のつけ方であったり、あるいはコーラスであったり…あらゆる面で、R&Bに対する順応性や或いは造詣の深さを活かし易く、そしてそれが本当によく活きているなと感じます。この絶妙な、ふわりとした空気感はまさにそれによるところが大きいなあと。

※1 北沢綾香2ndアルバム『Emotional Blue』
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※2 Key20周年記念CDBOX『KeyBOX -for two decades-』
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今回は以上となります。次は冬かな!
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2019年10月23日

塚越個人の秋あわせ作品及び近況まとめ

纏め記事上げるの遅くなってしまい申し訳御座いません!塚越です。
それではいってみましょう。


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■NanosizeMir

先日るなちが書いてくれたように、NanosizeMirはM3不参加です。

なお春のピコミール新作「オール電波」の通販はじまってます!
↓こちらから購入することができます。

あと次回作の制作を既にはじめています。
次はNanosizeMir本家の方ですね!

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■塚越雄一朗として

KIRMES / ABSOLUTE CASTAWAY(中恵光城)



tr.06「LAST MAGIC」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱&作詞:中恵光城

今回のアブキャスさんは『遊園地』がテーマ。私の担当はラストを飾る楽曲となります。企画詳細を伺った上で試行錯誤した末のこの形は、私自身の「ディズニー好き」という趣向を活かしたもの。そうなんですよ、それはもう大好きでして。お聴き戴く上では是非とも、夜のパレード等における華やかな光景と、それを以ってパークでの一日が終わる事への名残り惜しさや、胸が締め付けられる様なあの気持ちを…思い浮かべて戴けると嬉しいですね。

ところでちょっとマニアックな話、この楽曲から、打ち込みストリングスに打ち込みソロ弦を一本ダブらせるという試みをはじめました。生弦が一本挿せる場合によくとられる手法でして、打ち込みストリングスを有機的に聴かせる為の小ワザとして一般的なのですが。これまではそれを全打ち込みで再現しようとしても質感が伴わなかったんですよ。ですがある程度納得のゆくソロ弦ライブラリを見つけたもので、であればやってみるか、という事で。


夢幻妖夜行 / 葉月ゆら



tr.04妖刀 雷紅斬」の作編曲及びギター演奏、ゲストボーカルを担当。
作詞:葉月ゆら 歌唱:葉月ゆら&私

『和』がテーマのアルバムです。このところ葉月さんのもとではダンストラックを基調とした楽曲を書く事が多かった様に思いますが、今回はメタルで攻めましたよ!試聴にて皆さんの楽曲を拝聴するに、いずれ劣らず、和のテイストを匠みに盛り込もうという意匠が感じ取れますが、私のこの楽曲はなんというんでしょう…大雑把というか、開き直ってますよねぇこれは。まあ一曲くらいは…ね?こんなのもあっていいじゃないか!

ところで上段のクレジット欄にも記した通り、本楽曲における私の役割は作編曲とギターだけじゃないんですよ。及ばずながら歌ってもおります。タイトルの「妖刀 雷紅斬」氏そのものに扮する形で、葉月さんとデュエットさせて戴きました。邪魔にならないか心配にもなりつつ、久々に声をあげたもので、翌日見事に枯れてましたよ。持論、「歌い手」というのはミュージシャンであると同時にアスリートでもあると考えています。皆さん本っ当にすごいと思います!その点私はスタミナもなさすぎて…まあしかし、そういう刹那的な部分だけはある意味妖刀っぽいかも?とか。


FUNE / うたのは(小鳥遊まこ)



tr.06「elegy」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱&作詞:小鳥遊まこ

まこさんとこの作品の多くにはまず物語があり、それに伴い登場人物がおり、それらに寄り添う形で楽曲が構築されます。いつだったか「まこさんとこではロック系をメインにしている」と書いた記憶がありますが、それというのもこの『物語ありき』という要素に、ロックという底無し沼の様な楽曲ジャンルがとても馴染みやすいからからなんですよ。3リズムないし4リズム+歪みの伴うエレキギターをフィーチャーするという体裁が整っていさえすれば、旋律であろうがコード進行であろうが、或いは拍子感であろうが…すべては自由ですからね。

今回はどちらかといえば前衛的なニュアンスで全編を纏めあげました。試聴で切り出されている部分のみだと判りづらいかもですが、私的なイメージとしてはRadioheadあたりがイメージで、それ故のピアノであったり、或いは電子音であったりします。なのでもうちょい雑然とした?混沌とした?仕上がりを最初は想定していたんですが、なんだかんだこれはこれで纏まりが良い気がします。制作していて楽しい方向性でもあるので、またこういうのやりたいですね。


ありすのステージ GooglePlay版 / ふみ
※M3-2019秋での頒布作品ではありません



収録楽曲「Nouveau Monde」の作詞作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:加賀美ありす(cv: ななひら)

アイドリズムの」「加賀美ありす」ちゃんというキャラクターをフィーチャーした2次創作音ゲーです。AppleStore版は既に配信されており、当時一度その旨を告知しているんですが、この度GooglePlay版も配信されたという事で、遅ればせながらこちらでも再告知をば。小ネタですが、実は楽曲のみならず、タップ時のスレイベルっぽいSEであったり、或いはジングル等も担当していたりします。

また新曲として、かたほとりさん作詞作曲の「マカロン☆ハート(歌唱は勿論ななひらさん)」という楽曲が新たに収録された様です。私も拝聴しましたが、氏特有のウィットに富んだ旋律や細やかなアレンジメントが十二分に活かされた、とても可愛らしい楽曲でしたよ。サビの一時転調が素敵!



動画中1曲目が「マカロン☆ハート」、2曲目が「Nouveau Monde」ですね。


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■碓氷悠一朗として

tone work's FULL MOON PARTY / tone work's
※M3-2019秋での頒布作品ではありません


付属アレンジCD中、tr.03「月の彼方で逢いましょう Party on the Moon Version」のアレンジ及びギター演奏を担当。
作詞:丘野塔也 作曲:どんまる 歌唱:Duca

イベント『FULL MOON PARTY(9/8開催)』のパンフレットが、明日10/24の19:00〜より一般販売される様です(数に限りあり)。私は付属アレンジCD中の上記楽曲を担当したわけなんですけども、こうしてイベ後に一般販売してくださるというのは私的にも有り難かったりします、なにせ告知できますからね!

楽曲「月の彼方で逢いましょう」は表題曲ということで、どんまるさんをはじめとした制作陣としても気合の入った一曲なのではと考えます。アレンジ着手にあたり「(イベの雰囲気にあわせた)パーティーソング的なニュアンスを」と伺いまして、これにあわせブラス隊をフィーチャーした華やかなでアッパーな音づくりになっているのですが、本アレンジの私的なポイントはなにより『原曲の持ち味を尊重すること』。原曲が好きな方、或いは「つきかな」という作品に対する思い入れが深い方のイメージを壊さない、好きという気持ちを裏切らない…それらを心掛けつつ制作しました。


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今回は以上となります。それでは宜しくです!
以下はゆるい駄文です。


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posted by 塚越雄一朗 at 14:46| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月08日

塚越(&水谷)のC94参加情報纏め

塚越です!
夏コミ(C94)合わせで担当した楽曲を纏めます。

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ASTRO=FILMS / ABSOLUTE CASTAWAY


tr.03『キファの境界』の作編曲を担当。またコーラス低音部を少しお手伝い。作詞は黒川うみさん。
今回唯一のアコースティック系楽曲(!!)かつ久々のあぶきゃす曲である本作では、ジャズ系+ミサというちょっと難しそうなお題に挑戦!冒頭にはアカペラセクションもあります。


Dragon Slayer −黒竜の騎士編− / 葉月ゆら


tr02.『magia★magia』の作編曲及びギター演奏を担当。作詞は葉月ゆらさん。
なんと電波チックなゆらさんです。この方向性は私的にありなんじゃないかと以前より考えていたので、今回実現することが出来て嬉しい。曲中には合いの手(掛け声)もしっかり収録されていますよ!


ピコロニーノーツ6 / ポヤッチオ


tr.03『宇宙だいすき!ビットちゃん』の作詞作編曲、ギター演奏を担当。
初のすずしろさん歌唱曲となる本作は、ひたすらに宇宙へ想いを馳せる宇宙系(?)電波曲です。部分的にレトロめな音選びをしていたり、歌詞における言葉選び&語感の面白さにこだわったり。

Twin Crew Star / ラブリコット

(バナー作成のためジャケ画像借用しました)

Tr.09『jum! jum! JUMP!』の作編曲及びギター演奏を担当。また以前に作編曲及びギター演奏を担当したTr.01『らーばんぴーすの姫アイドル』がリマスタ収録されています。いずれも作詞は小紺ココさん。
『jum! jum! JUMP!』はメロディックな、『らーばんぴーすの姫アイドル』は部分的にちょっとガバっぽいハイテンションな、双方電波曲となっています。

Covertly shine / Confetto

(バナー作成のためジャケ画像借用しました)
tr.03『向日葵と少女』の作詞作編曲及びギター演奏を担当。
ひまわりのように明るくまぶしいななひらさんに寄せるひまわりソングです。いつもよりちょっとナチュラルなななひらさん歌唱が聴けちゃいます!

また、


合いの手要員としてるなちも友情参加しています。本楽曲の合いの手は各サビ導入部の「さんさん!」のみ!そしてそれは、ななひー×るなちの貴重なメルティングセッションというわけですね。

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以上、夏あわせという事で電波率高めとなっています!
それでは皆様、熱中症などにくれぐれもご注意されつつ、このくっそホットな夏をエンジョイしてくださいね。
posted by 塚越雄一朗 at 07:47| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月21日

塚越の春M3-2018春参加作品まとめ

塚越だよ!どうもおはこんばんちわ。

昨日はKSL Live World 2018のリハということで、日帰り上京ミッションをこなしてきました。やっぱ向こう(東京)とこっち(長野)とでは寒暖差がありますねえ、とりわけこういう不安定な季節は特にね!

あと花粉ですよ、あれはまじで俺のこと殺しにきてるやつだった。電車内で鼻垂れ小僧状態だったんで。くしゃみもめっちゃでるし。「明日からマスクするか」と云ったらるなちに「もう遅い」と云い返されました。そらそやな。

ん、演奏ですか?ちょっと練習足らなかったよね!


さてさて、では今回も纏めていきましょう。
塚越個人のM3-2018春参加作品はこちら!
※4/27、「虚構の楽園 / 葉月ゆら」の特設サイトへのリンク追加。


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Litterlust E.P. / 森野きこ


tr.02「リバーシブル・スイッチ」の編曲及びギター演奏を担当。作詞作曲は森野きこさん。

シンガーソングライターとしてご活動されている森野きこさん、歌上手いんですよーこれが。この楽曲についてお話戴いたのを切欠に私はきこさんの事を知ったのですが、この歌唱力は実に類まれだと驚いた次第で。これはもう超新星と云い切っていいでしょう。そんなきこさんが作曲された懐の深い旋律を活かすべく、王道アニソンテイストバリバリのアレンジで仕上げてみました。


Club Patina / A little bit(後藤ハルキ)


tr.01「バタフライ・ナイト」の作編曲を担当。作詞は後藤ハルキさん。

私過去にはミュージカルの稽古ピアノなんてやってたりした経験もあり、本来はジャズ系得意なんですよ。ですが同人界隈だと意外とそれに纏わる手腕を振るう機会って少なくて、ハルキさんのもとで書かせて戴く楽曲の多くはまさにそんな希有なケースの主たるところで。優れた作家さんは界隈にも実に多くいらっしゃいますが、ことミュージカル感、ショウアップ感(?)をだす事について私は負けない自信があるよ!w


虚構の楽園 / 葉月ゆら


tr.02「邪悪の宴」の作編曲、ギター演奏を担当。作詞は葉月ゆらさん。

王道のゴシック系を基調に少しずつ冒険しつつもある最近の葉月さん、こちらのご企画も「民族系」を基調としたものです。ということで!ここはあえての『NanosizeMir節』で攻めてみましたよ。このリズム感にはもはや心地よさすら覚える私がいます。ひとつの特徴ないし個性として、今後もこの形をちょくちょくとやりつつ、より高みを目指したい!


Parallel Honey2〜キミと奏でる愛のウタ♡〜 /PlasticGarden*


tr.05「ヨメススム☆エボリューション」の作編曲、ギター演奏を担当。作詞はらいねさん、歌唱はブルーマウンテン ピュア子さん。

『MILK TOOTH』VOであるピュア子さん、歌って戴くのは今回が初となります。楽曲はビットチューンベースの電波ソングなのですが、決してそう書いた字面から与えるであろうイメージでは終わらせない、不思議な化学反応というべき魅力がこの楽曲にはつまってます。私が天才と断ずるらいねさんの巧みなワード選びからくる独特のフロウに、直球の萌えとは異なる、あざとさや媚びのない、それでいてとても可愛いピュア子さんの歌唱が加わって…ちょっと文面では説明不能ですね。聴くしかねえ!


hananoen /THE ROOM OF SHOW IKEDA(池田奨)


tr.02「the sunset」の作編曲を担当。作詞は池田奨さん。

和タッチのEDMトラックです。そしてとても歌詞の刺さる楽曲でもあります。実はサビ中のみコーラス参加もしているというのは秘密。そして奨さん曲!超久しいですね。前回となると多分ハルキさんとのコラボだから、あれ何年前になるんだ?ソロとなると更に遡って…もうそのへんになると年数も曖昧だなあ。私が同人始めたド初期の頃からなにかとお世話になっているんで、実に十年来のご縁ですよね。長いようで、あっという間の様で。

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今回は以上となります。それではよろしくね!
posted by 塚越雄一朗 at 00:54| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月22日

塚越のコミックマーケット93(冬コミ2017)参加情報まとめ

やあどうも!塚越だよお。
私個人の、コミックマーケット93(冬コミ2017)における参加作品情報をまとめます!
※12/25追加済


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■12/25追加分

はぴねすトラベル♪♪ / Magi×TeN(仲村芽衣子&ちな)


tr.05『Miracle×TransforM』 → 作編曲、ギター演奏担当

「 Magi×TeN」は仲村芽衣子さんことめこしと、ちなさんことちなしのユニットです(楽曲提供初なのでご紹介しておかないとね)。ゆえにこの楽曲もデュエットものとなっています。コード進行等にひとふたひねりある感じの、ちょっとオサレな?電波系!


祝世アポトーシス / Canaria Rhythm=カナリアリズム


tr.01『祝世アポトーシス』 → 作編曲、ギター演奏担当

小鳥遊まこさん合わせではいつも変化球を投げている私ですが、今回はあえてのストレート。ステレオタイプなアニメOP的趣旨の楽曲を、カナリアリズムに調理して戴いたら果たしてどんな形で仕上がるのか?答えは聴いてのお楽しみ。


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Key Acoustic Arrange Album『Humans pleasure』(C93 Keyセット)/ Key


tr.02『えきぞちっく・といぼっくす(リトルバスターズ!)』 → 編曲担当
ビッグバンドアレンジです!原曲の有す独特の雰囲気を大切にしつつ、ポップでジャジーにまとめました。


北沢綾香 2nd Album
『EMOTIONAL BLUE』/ 北沢綾香



tr.03『Emotional Blue』 → 編曲担当(新規)
tr.05『届けたいメロディ』 → 編曲担当(既成作品)

新曲『Emotional Blue』は、ダンサブルなグランドビートを基調に、伸びやかでスケール感のある音づくりを。既成曲『届けたいメロディ』はアコースティック+ちょいEDMタッチ、みたいな。ちなみに後者はゲーム『『Harmonia-ハルモニア- / Key』のメインテーマ、前者はイメージソングです。


Confetti-Box / Confetto(ななひら)


Disc1 tr.12『月夜とたいやきと池の鯉(Huge Rythm Mix)』 → remix担当(新規)
Disc2 tr.14『NouveauMonde』 → 作詞作編曲担当(既成作品)

『月夜とたいやきと池の鯉(Huge Rythm Mix)』はピアノや指弾きベースによる小気味よいグルーヴ感を基調としたちょいファンク系アレンジを。『NouveauMonde』はポップチューン5割、電波味5割といった配分の可愛らしいトラックです!ちなみに後者はモバイルアプリ「ありすのステージ」のテーマソング。


White Princess / 葉月ゆら


tr.06『秘密』の作編曲及びギター演奏を担当。
後述する『bring out to the light』と対を成す楽曲となっています。局所的に共通するフレーズを用いつつ、こちらはアップテンポかつストリングスアレンジ等が主体の"美しい"感じ。


Black Princess / 葉月ゆら


tr.06『bring out to the light』の作編曲及びギター演奏、ラップ(!)を担当。
上段『秘密』に対し、こちらは"ダークな"感じ。ラップメタルテイストのラウドロックアレンジに仕上げています。更にこちらではラップとシャウトしてます。ラップなんてどれくらいぶりかね!

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posted by 塚越雄一朗 at 18:10| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする