2019年10月28日

塚越個人の秋まとめ その2

M3参加された方、お疲れ様でした!
各サークルにとってはこれを以って秋あわせのスケジュールが終了し、冬ないし春に向けて心機一転頑張るぞ!といった心持ちの今時分でしょうか。

私は風邪をひいてしまい、昨日中に済まそうと考えていた当記事に今頃着手しています…。長引かせたまま冬を迎えるのはイヤなので、さっさと完治させたいところ。

さて、それではいってみましょう!今回はVAさん案件が中心ですね。


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Sprouting Dreams / MEM project

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tr.07「Fairy Land」の作編曲及びギター演奏を担当。
作詞:丘野塔也 歌唱:
天宮もなか(天野聡美) 朝比奈ひな(音羽里奏)
月岡みかん(大石歩佳) 柏崎こぐま(優音)

VA社によるバーチャルアイドル企画「MEM project」のアルバムが、11/29にリリースされます。私の担当楽曲は上記の通り「もなかちゃん」「ひなちゃん」「みかんちゃん」「こぐまちゃん」の4名が歌唱参加する賑やかなものなんですが、まだあまり情報がでておらず、現段階で詳細にコメントをするのは如何なものかということで、ここで留めておきますね。かわりに広報部さんのポストを貼っておきます。


若干フライング感もあろうかとも思いつつ、11月中旬〜下旬といえば私は冬あわせ等でしんでる可能性が(苦笑)なのでこのタイミングがベストかなと考え告知をば。



Emotional Blue / 北沢綾香


表題曲の編曲及びギター演奏を担当。
作詞:水月稜 作曲:折戸伸治 歌唱:北沢綾香
(PVにおける)絵コンテ、イラスト、動画編集:まろやか

こちらは昨年初旬、綾香さんの2ndアルバム『Emotional Blue』(※1)あわせで制作した楽曲です。なお同アルバムにはキネティックノベル【Harmonia / Key】の主題歌「届けたいメロディ(作詞:魁、作曲:折戸伸治)」も収録されており、そちらの編曲も担当しています。この度「Emotional Blue」のPVがUPされたということで、私も拝見したところめっちゃよかったんでこちらでも改めてご紹介しようと。是非みてください!(なお上記アルバムの他、これら2曲は先に受注生産された【Key BOX】(※2)にも収録されています)

折戸さんが書かれる旋律にはいついかなる場合でもあらゆるアレンジメントを許容するだけの懐があります。この楽曲のアレンジにおいてひとつ特徴となるのはループ基調のドラムスだと思うのですが、本来こういったビート感を有する楽曲はJポップには不向きなんですよ。そんな要素すら、これだけ自由に入れ込む事が出来る旋律というのは実に稀有かつ貴重なものだなと、及ばずながらすごく思います。

そして綾香さん。彼女のボーカルワークってR&B系の楽曲によく合いそうだと常々思うのですが、本楽曲は本筋のそれとは異なるものの、そもそものビート感であったり、或いは旋律上の抑揚のつけ方であったり、あるいはコーラスであったり…あらゆる面で、R&Bに対する順応性や或いは造詣の深さを活かし易く、そしてそれが本当によく活きているなと感じます。この絶妙な、ふわりとした空気感はまさにそれによるところが大きいなあと。

※1 北沢綾香2ndアルバム『Emotional Blue』
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※2 Key20周年記念CDBOX『KeyBOX -for two decades-』
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今回は以上となります。次は冬かな!
posted by 塚越雄一朗 at 18:00| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月23日

塚越個人の秋あわせ作品及び近況まとめ

纏め記事上げるの遅くなってしまい申し訳御座いません!塚越です。
それではいってみましょう。


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■NanosizeMir

先日るなちが書いてくれたように、NanosizeMirはM3不参加です。

なお春のピコミール新作「オール電波」の通販はじまってます!
↓こちらから購入することができます。

あと次回作の制作を既にはじめています。
次はNanosizeMir本家の方ですね!

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■塚越雄一朗として

KIRMES / ABSOLUTE CASTAWAY(中恵光城)



tr.06「LAST MAGIC」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱&作詞:中恵光城

今回のアブキャスさんは『遊園地』がテーマ。私の担当はラストを飾る楽曲となります。企画詳細を伺った上で試行錯誤した末のこの形は、私自身の「ディズニー好き」という趣向を活かしたもの。そうなんですよ、それはもう大好きでして。お聴き戴く上では是非とも、夜のパレード等における華やかな光景と、それを以ってパークでの一日が終わる事への名残り惜しさや、胸が締め付けられる様なあの気持ちを…思い浮かべて戴けると嬉しいですね。

ところでちょっとマニアックな話、この楽曲から、打ち込みストリングスに打ち込みソロ弦を一本ダブらせるという試みをはじめました。生弦が一本挿せる場合によくとられる手法でして、打ち込みストリングスを有機的に聴かせる為の小ワザとして一般的なのですが。これまではそれを全打ち込みで再現しようとしても質感が伴わなかったんですよ。ですがある程度納得のゆくソロ弦ライブラリを見つけたもので、であればやってみるか、という事で。


夢幻妖夜行 / 葉月ゆら



tr.04妖刀 雷紅斬」の作編曲及びギター演奏、ゲストボーカルを担当。
作詞:葉月ゆら 歌唱:葉月ゆら&私

『和』がテーマのアルバムです。このところ葉月さんのもとではダンストラックを基調とした楽曲を書く事が多かった様に思いますが、今回はメタルで攻めましたよ!試聴にて皆さんの楽曲を拝聴するに、いずれ劣らず、和のテイストを匠みに盛り込もうという意匠が感じ取れますが、私のこの楽曲はなんというんでしょう…大雑把というか、開き直ってますよねぇこれは。まあ一曲くらいは…ね?こんなのもあっていいじゃないか!

ところで上段のクレジット欄にも記した通り、本楽曲における私の役割は作編曲とギターだけじゃないんですよ。及ばずながら歌ってもおります。タイトルの「妖刀 雷紅斬」氏そのものに扮する形で、葉月さんとデュエットさせて戴きました。邪魔にならないか心配にもなりつつ、久々に声をあげたもので、翌日見事に枯れてましたよ。持論、「歌い手」というのはミュージシャンであると同時にアスリートでもあると考えています。皆さん本っ当にすごいと思います!その点私はスタミナもなさすぎて…まあしかし、そういう刹那的な部分だけはある意味妖刀っぽいかも?とか。


FUNE / うたのは(小鳥遊まこ)



tr.06「elegy」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱&作詞:小鳥遊まこ

まこさんとこの作品の多くにはまず物語があり、それに伴い登場人物がおり、それらに寄り添う形で楽曲が構築されます。いつだったか「まこさんとこではロック系をメインにしている」と書いた記憶がありますが、それというのもこの『物語ありき』という要素に、ロックという底無し沼の様な楽曲ジャンルがとても馴染みやすいからからなんですよ。3リズムないし4リズム+歪みの伴うエレキギターをフィーチャーするという体裁が整っていさえすれば、旋律であろうがコード進行であろうが、或いは拍子感であろうが…すべては自由ですからね。

今回はどちらかといえば前衛的なニュアンスで全編を纏めあげました。試聴で切り出されている部分のみだと判りづらいかもですが、私的なイメージとしてはRadioheadあたりがイメージで、それ故のピアノであったり、或いは電子音であったりします。なのでもうちょい雑然とした?混沌とした?仕上がりを最初は想定していたんですが、なんだかんだこれはこれで纏まりが良い気がします。制作していて楽しい方向性でもあるので、またこういうのやりたいですね。


ありすのステージ GooglePlay版 / ふみ
※M3-2019秋での頒布作品ではありません



収録楽曲「Nouveau Monde」の作詞作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:加賀美ありす(cv: ななひら)

アイドリズムの」「加賀美ありす」ちゃんというキャラクターをフィーチャーした2次創作音ゲーです。AppleStore版は既に配信されており、当時一度その旨を告知しているんですが、この度GooglePlay版も配信されたという事で、遅ればせながらこちらでも再告知をば。小ネタですが、実は楽曲のみならず、タップ時のスレイベルっぽいSEであったり、或いはジングル等も担当していたりします。

また新曲として、かたほとりさん作詞作曲の「マカロン☆ハート(歌唱は勿論ななひらさん)」という楽曲が新たに収録された様です。私も拝聴しましたが、氏特有のウィットに富んだ旋律や細やかなアレンジメントが十二分に活かされた、とても可愛らしい楽曲でしたよ。サビの一時転調が素敵!



動画中1曲目が「マカロン☆ハート」、2曲目が「Nouveau Monde」ですね。


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■碓氷悠一朗として

tone work's FULL MOON PARTY / tone work's
※M3-2019秋での頒布作品ではありません


付属アレンジCD中、tr.03「月の彼方で逢いましょう Party on the Moon Version」のアレンジ及びギター演奏を担当。
作詞:丘野塔也 作曲:どんまる 歌唱:Duca

イベント『FULL MOON PARTY(9/8開催)』のパンフレットが、明日10/24の19:00〜より一般販売される様です(数に限りあり)。私は付属アレンジCD中の上記楽曲を担当したわけなんですけども、こうしてイベ後に一般販売してくださるというのは私的にも有り難かったりします、なにせ告知できますからね!

楽曲「月の彼方で逢いましょう」は表題曲ということで、どんまるさんをはじめとした制作陣としても気合の入った一曲なのではと考えます。アレンジ着手にあたり「(イベの雰囲気にあわせた)パーティーソング的なニュアンスを」と伺いまして、これにあわせブラス隊をフィーチャーした華やかなでアッパーな音づくりになっているのですが、本アレンジの私的なポイントはなにより『原曲の持ち味を尊重すること』。原曲が好きな方、或いは「つきかな」という作品に対する思い入れが深い方のイメージを壊さない、好きという気持ちを裏切らない…それらを心掛けつつ制作しました。


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今回は以上となります。それでは宜しくです!
以下はゆるい駄文です。


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続きを読む
posted by 塚越雄一朗 at 14:46| Comment(0) | 塚越情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月11日

台風ワルプルギス

ブログではお久しぶりです、るなちだよ(=゚ω゚=)
地級史上最大級だとか、ワルプルギスだとかで世間を騒がせてるものすごい台風がやってくるようですが、皆さん安全対策等大丈夫そうですか?
塚越は作業を一時中断し、避難準備を終えて先程旅立った模様。
私の住んでいる千葉はなにやら直撃コースの予感なので、おうちが壊れないことを願いつつ引きこもって過ごそうと思います。
なにごともありませんようにー。

さて、お知らせというほどのお知らせではないのですが、10/27(日)に開催される秋M3、NanosizeMirは不参加となります。
塚越はいつもどおり他サークルさんに曲提供行っていますので、情報が出揃い次第改めてツイッターやブログでお知らせしますのでチェックしてみてくださいね〜。

あ、過去のCDは下記通販サイトでいつでも購入できますので、ぜひご利用ください。

CDpic_small2.jpg
2019春M3で頒布した「オール電波」も買えますよ。

あと、近いうちにBOOTHでも頒布できたらな〜とぼんやり考えているところなので、準備整ったらまた改めてお知らせしたいなと思います。
それではまた〜ヽ(=゚ω゚=)ノ
posted by 水谷瑠奈 at 17:40| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

塚越個人の夏あわせ作品及び近況まとめ

やあどうも、塚越です。
今回は春からこれまでの間に世に放たれた数曲と、夏あわせの1曲についてまとめます!

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■碓氷悠一朗として

月の彼方で逢いましょう Vocal Collection / tone work's
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tr.04「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」、
及びtr.05「After Rain」それぞれ作編曲及びギター演奏を担当。
tr:04 / 歌唱:Luna 作詞:白矢たつき
tr:05 / 歌唱:Luna 作詞:白矢たつき

tone work'sさんより6/28に発売された恋愛ADV「月の彼方で逢いましょう」に寄せた、『佐倉雨音』ちゃんルートの2曲です。前者は挿入歌でありイメージソングとして、後者は同ルートのED曲として本編中では使用されています。商業曲はこちらでまとめていないケースも多いんですけども、この2曲はなにせ前回ミニボーカルコレクションの旨に触れているので、であれば本チャンのこちらをまとめないわけにはいかんやろ!と。

「でんじゃらすきゅーとはっかー〜」は電波曲です。『電波と一口にいえど云々』とは都度書いてきた事ですが、この楽曲の音楽性(といいますか電波性?)は、私的な電波的引き出し上ではもっともオーソドクスなものなんですよ。これが俺の電波だ!みたいな。とはいえ本作に収められた(後述の「After Rain」含む)他の楽曲を踏まえた場合、この楽曲は驚くべき異質なものになりますw 最初「なんだこの曲」と驚かれたトンワファンの方、さぞ多い事でしょう…!

「After Rain」はポップロックです。着手当初はもう幾分かオルタナっぽい方向性を考えていたんですが、最終的にはそこまで尖らせない形に纏まりました。この楽曲と上述の「でんじゃらす〜」はフレーズの一部(或いは一部以上)を共有しているのですけど、アレンジ違いでこれだけ印象が異なってくるというのは音楽の面白い点のひとつですよね。



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■塚越雄一朗として

未来(狛茉璃奈バージョン)/ sazanamikazuya
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tr.11「未来(狛茉璃奈バージョン)」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:狛茉璃奈 作詞:漣和夜

こちらは「100%同一の歌詞のもと、異なる作家及び歌い手に、異なる曲調で楽曲を制作してもらおう」というweb企画です(なのでwebページ上にてフルサイズ聴けちゃいます!)。私は狛茉璃奈様とのタッグで参加しました。

曲調はレトロなトランスポップです。このへんのビート感に重めの歪みのエレキを噛ませるのってなんか個人的にカタルシスを感じるんですよね…!もっともクラブ音楽的な側面でいえばそのテの手法は邪道ですから、あくまでもポップスとしての話ですが。なお、より詳細なコメントについては上記ページ下段に付記されておりますので、そちらもぜひ御覧ください。


St.silver / 月詠あると
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tr.01「St.silver」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:月詠あると

月詠あると様の1stソロシングルです。7/7よりBoothにて販売されています。最初にお声掛け戴いてデモをお出ししたのがあれは…何年前になるんだろう?そこから様々な事情を経て製作期間が間延びしつつやっと完成まで漕ぎ着けたという、非常に潜伏期間の長かった楽曲なのですよ。

アッパーめでかつストリングスアレンジがフィーチャーされたゴシックロックです。この辺りの曲調、私は「ゴシックっぽくあること」というのを基本的には意識せずつくっているんですよ。にも関わらずゴシック調としてちゃんと認識されているあたり、やっぱり適正があるのかもしれませんね。そして月詠あるとさんはテクニシャンですね!ともすれば可愛らしいお声をお持ちでありながら、アグレッシブな歌唱表現と豊かな声量によって楽曲をとことん盛り上げて下さいます。スバラシイ!


Fairy Ring / 葉月ゆら
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tr.02「imprecatio」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:葉月ゆら 作詞:海兎

今回唯一の夏コミ案件は葉月ゆらさんです。正直なかなかにぶっとんだ曲調である上に企画趣旨を曲解して制作に当たったものでデモお出しした段階では「これ大丈夫かな」と思っていたんですが、なんだかんだ上手く纏まったものだなと。ゆらさん及び海兎さんの両名に感謝!

なんと形容すればいいですかねこれは。いうなればハデめのデステクノなんですよ。それもガバとかそういう方面にハデなやつ。このテイストを選んだ理由には企画当初提示された「呪い」というキーワードがあり、それを受けて「聴けばそのまま呪われるような、いうなれば呪いのビデオ的な楽曲にしよう」と思い至りまして。ともあれこの曲、これまでゆらさんにご提供した楽曲の中でもぶっとび度は最高だと思います。

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今回は以上となります。
皆様、熱中症にはくれぐれもご注意を!
posted by 塚越雄一朗 at 23:16| Comment(0) | 日々の出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月25日

NanosizeMir・水谷瑠奈・塚越雄一朗の春合わせ参加作品まとめ

どうも、塚越です。

M3あわせ等はひととおり済んだものの、現在も様々な音作業が進行中であり、あまりのんびりもしていられません。という事で今回は前置きナシでいってみましょう、春あわせの参加作品纏め!


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■NanosizeMir(ピコミール)としての作品

オール電波 / ピコミール by NanosizeMir
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8曲入、イベント価格\1,000、2019春M3スペースNo.J-22b
ゲスト歌唱:ななひら(tr.02) 小紺ココ(tr.07)
作詞:ちな(tr.01、tr.02) らいね(tr.03、tr.05、tr.08) 小紺ココ(tr.07)
イラスト:モタ

ピコミール3枚目のアルバムとなる本作、テーマはタイトル通り「すべて電波」です!これまでピコミールとしては各作品それぞれに電波曲を収めてきましたけども、今回は『電波だけのアルバムをつくりたい』というるなちのアイディアを受け、じゃあやってみようという事でこの
形に。

ゲストボーカルとしてtr.02にはななひらさん、tr.07には小紺ココさんをお迎えしました。いうまでもなくお二人共、電波界における大々々先輩!にも関わらず快くお請けくださって本当に有り難い限り。並びに、前作に引き続きイラストをご担当戴いたモタさん、各曲にて作詞担当してくださったちなさん、らいねさん。それぞれに心より感謝申し上げます。どうもありがとう!

電波曲と一言にいってもその体裁は多岐に渡りますよね。ダンスホール映えする極めてアゲアゲのトラックであったり、或いは脳も溶ける程にまったく意味のわからないワードの羅列された謎曲であったり。そしてそれらを許容して尚底知れない可能性を感じさせるまでの懐の深さ。電波って奥深いなと、またとてもプログレッシブだなと思います。

じゃあ私が捻りだせる電波ってどんなものでしょう…これまたなんとも形容し難く色々あるんですよ。その色々を節操なく、ががっと詰め込んでみました。「オール電波」という名のもとの超ごった煮アルバム、お届けです!


以下、るなちから一言コメントを預かっています。

るなち:るなちかわいいよるなち(=゚ω゚=)


また、3曲の作詞を担当されたらいねさんからも。

らいね:すごい!このCD……かわいいしか詰まってないぞ!


なるほど〜…。
自分でいっちゃうあたりがなんともるなちですねぇ…!

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■水谷瑠奈の参加作品


Summer Pockets キャラクターソング『Sing!』/ Key
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
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tr.04「Splash Shooter」(原曲:振り返らなくてもヤツはいる)の歌唱を担当
作詞:山本メーコ 作編曲:Nasuno、KaN

「振り返らなくてもヤツはいる」は、サマポケ本編中でかなり流れる機会の多かった楽曲ですよね。判り易そうなところだと『島モン』。あれがこの度、ウタモノとしてリファインされました。実に攻め攻めでアグレッシブな音づくりが成されており、めっちゃカッコイイですよ!!

また本アルバム内には、本編にてるなちが歌唱担当、私が編曲担当した「羽のゆりかご」のRemixも収録されます。そちらも楽しみ!


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■塚越雄一朗(及び碓氷悠一朗)の参加作品


Summer Pockets キャラクターソング『Sing!』/ Key
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
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tr.08「Lasting Moment(Return of the 00's Remix)」のRemixを担当
原曲歌唱:鈴木このみ 原曲作詞:新島夕 原曲作編曲:どんまる

『Lasting Moment』はサマポケにおける通常ED曲でしたよね。ALKA及びPockes以外の全ルートにて流れる楽曲の為、こちらも聴く機会の多かった楽曲です。原曲はどんまるさんお得意の、キャッチーな中にも一捻りある旋律と、ライトなギターポップを基調とした小気味のよいビート感が印象的でした。今回のリミックスでは'00年回帰と称し(歌詞中でMD云々とある通り、作品の舞台となる年代がまさにその辺りなので)、当時一世を風靡したUpliftingTrance風味で纏めてみました。サイズ7分強に及ぶロングレンジトラックです!

余談ですがついさっきちょうど、鈴木このみさん歌唱の楽曲「Redo」を聴いていました。いわずとしれたリゼロのOP曲ですよね。このみさんカッコイイ!


つきかなミニボーカルコレクション/ tone work's
※本作は春M3ではなく「Character1」あわせとなります。
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tr.03「でんじゃらすきゅーとはっかーレインちゃん」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱:Luna 作詞:白矢たつき

tone work'sさんより本年6/28発売予定の恋愛ADV「月の彼方で逢いましょう」にて私(成人向け作品につき碓氷悠一朗名義)が担当する2曲のうちの1曲です。どんな曲か!?タイトルの雰囲気からある程度連想できるんじゃないですかね、というかしてみてくださいw なお本作は数量限定の無料配布物となりますので、欲しい!という方はやんわりお急ぎくださいね。

別名義の作品について本ブログで纏めるかちょっと迷ったんですが、とはいえここで纏めないと他に纏めるところもないですからねぇ。情報には出典ありきという事で掲載させて戴こうかなと。


Vocis Helix / Senzzai&Alico
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tr.04「憧憬のミラージュ」の作編曲及びギター演奏を担当。
メイン歌唱:Sennzai コーラス歌唱:Alico 作詞:久遠ゆん

本作はSennzaiさんとAlicoさんの合同企画となっています。楽曲によりデュエットであったり、或いはメインとコーラスとで分担していたりする中、私の楽曲におけるお二人の役割は上述の通り。4つ打ちビートとキャッチーめなメインフレーズを基調としつつ、シンフォニックな音づくりと重厚な和声感を成すコーラスとが相まって、ファンタジー作品のテーマソング的趣きのある楽曲として仕上げています。

お二人の歌唱力はもはや私などが軽々しく語るのもおこがましいといった域にあり、そんなお二人が歌い上げるとなればなんというかやはり、楽曲全体的が高貴に纏まるというか、格調高くというか?そんな雰囲気がでますねぇ。流石やわぁ。

あとそうそう、歌詞がめっちゃエモいんですよ。この「憧憬のミラージュ」というタイトルからしてもうエモさが滲み出てると思いませんか。私はすごくそう思う!


トリップ×フロリック / ななひら(Confetto)
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tr.08「God morgen vår!」の作編曲を担当。
歌唱:ななひら 作詞:らいね

「なんちゃって世界旅行」というテーマのもと、あらゆる国のトラディショナルな曲調をベースに、バラエティ豊かに構成されたアルバムとなっています。なっているんですがここがまたななひらさん及び界隈の作家陣の面白いところで、トラディショナルといいつつもやっぱりハジけており、ぶっとんでおり、なんだかんだ電波なんですよねw 

私の楽曲はラストトラックという事で、中でも比較的穏やかめなもの。ケルティック音楽がベースとなっています。基本6/8に所々で5/8を経由するという、まさにNanosizeMir本家辺りでよくやるビート感なんですが、この楽曲は音づくりの大部分にデジタル音色を用いているので、結果的に風変わりな、独特の世界観を構築できているかなと。

そしてその世界観を演出に欠かせないのがらいねさんによる歌詞ですね!合いの手(掛け声)の大部分がノルウェー語という、とても面白い試みが成されています。ウィットに富んだらいねさんのアイディアには助けられっぱなしですよ、まじで!


Mirage Dolls / 葉月ゆら
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tr.02「Doll Cage」の作編曲を担当。
歌唱、作詞:葉月ゆら

今回の主役は「球体関節人形」ということで、おぉほんとだ、ジャケ絵がまさにそれやなぁ。『ゴシック』というテーマを成す上で、やはり人形というのは欠かせないファクターですよね。

私の楽曲は、ヒラウタ部分を3連ベースのEDM調に、対してサビ部分をイーブンベースのトランス(+ミサ)調に構成しています。この3連系とイーブンとの切り替わりというのが、いうなれば本楽曲の個性ですね。思えば3連系の楽曲って久しく書いてなかったなと。ジャズ系の楽曲でスィングするというのはありましたけど、完全な3連とスィング(シャッフル)は似て非なるものですからね〜。

そして上述の通りサビ部分はミサも基調ということで、メインのバックにて、ゆらさんが多重コーラスを担当されています。トップ1旋律+下に3旋律いうことで合計4パートですか。これ(葉月さんに多重コーラスをお任せするというのも)また初の試みだったんですが、流石は葉月さん、とても美しく纏めてくださいました。葉月神さま!


R-REMAKE / 小鳥遊まこ(うたのは)
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tr.01「Remake」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:小鳥遊まこ

お馴染み、小鳥遊まこさんです。寄稿はこれが何曲目になりますでしょうか、これもうわからんねw 私の中で「まこさんに寄せる楽曲はロック系を中心にしよう」というのがあり(時々そうでないこともありますが)、その中でまさにこういった、ロック+ストリングスという編成のアニソンOP的趣きを持つ楽曲が生まれてくるのってかなり自然だと思うのですよ。

思うのですが、過去曲を省みた場合案外とそれが少ないなと。恐らくこれは、「ベースはロック系」というマイルールの中で、毎度何かしら変化をつけようと試行錯誤してきた足跡の現れなんじゃないかなあと思うのです。つまり何が云いたいかというと、計??作目たる本楽曲こそまさに、私+まこさんというコンビネーションにおける王道なんだぜ!という。

とはいえ個性的な面も幾つかあって。特記すべきはまこさんの、コーラスの歌い方がとても「可愛いめ」なんですね。何故この表現に至ったかは伺っておりませんが、これが楽曲全体にちょっとクセになるような、面白い効果をもたらしています。是非注目してみてくださいね。


CODE MARIA / 後藤ハルキ(A little bit)
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tr.01「デンジャラス・ラヴ」の作編曲及びギター演奏を担当。
歌唱、作詞:後藤ハルキ

このジャケイラストや或いは「すべてを、奪ってみせる」というキャッチから漂うレトロなスタイリッシュ感、たまらないものがあると思いませんか。加え楽曲タイトルも「デンジャラス・ラヴ」ですからね。いいなぁw

ハルキさんといえばジャズ系の楽曲が多いですけど、今回の私の担当は(ビッグバンドっぽいニュアンスもありつつ)ジャズかといえばそうではない、どちらかといえばロック寄りのアッパーなトラックとなります。というかこのハードボイルドなテイストなり音運びなりコード進行なり?割と昔からあるやつだと思うんですけどなんか呼び名ってないんですかね?あるなら知りたいなぁ、今に至りちょいちょいと需要もありますし。

何を歌ってもアダルティな魅力に染まってしまうボーカリスト後藤ハルキさんですけど(笑)、今回はその向きがまた極端に強いですね。もはや歌詞中にて歌われる主人公「怪盗マリア」とはハルキさん自身なんじゃないかと思えてしまう。つまりそう、このジャケイラストの女性=ハルキさん、という。


Replicaritas / 上園千紗
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tr.03Roserviの作編曲を担当。
歌唱、作詞:上園千紗

上園千紗さん、お初です!非常に卓越した歌唱力の持ち主でして、本作全体において、メイン歌唱は勿論のことコーラスワークに至ってもその持ち味を遺憾なく発揮されており、それが本作全体の(楽曲における)テーマである「シンフォニックさ」の演出に一役も二役も買っています。いや、それ以上かな…むしろ支配的といった方が適切かもしれません。それくらい上手な方です。

私の楽曲も、もはやポップスという枠からもすっかり脱していそうな、振り切ってシンフォニックなものです。こういうのもまた久々ですねぇ…実にナノの旧作以来かと。元々アカデミックなものは得意なのでこういった引き出しは常に持っているつもりなんですが、ただ打ち込みを行う上では音色的なテンプレートがない分ある程度手探りにはなりますね。がんばったぜ!

サビにおけるマイナーからマイナーへと一時転調してゆく和声進行、昔から好きです。なんというか退廃味がでるんですよ。退廃…よくないですか。私の中の厨ニイズムが超疼きます。私個人的としては別段、ファッションとしても或いは自サークルの楽曲性としてもゴシックっぽさ一切ないですけど、音楽的には案外向いてるかもなと最近思えてます、ゴシック。クラシック好きですし。


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今回は以上となります。それでは諸々宜しくです!
posted by 塚越雄一朗 at 00:22| Comment(0) | NanosizeMir情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする